中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

劣悪品を排除し、低価格を実現する仕組み。Temuの革新的なビジネスモデルとは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 211が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、越境EC「Temu」についてご紹介します。 日本で…

交通違反は、監視カメラとスマホ決済で自動摘発。ネットに広がる誤った回避術

中国の都市部の交差点には監視カメラが設置され、信号無視などの違反をすると、ショートメッセージで反則切符に相当するメッセージが送られてきて、その場でスマホ決済で反則金を支払うことになっている。ネットでは、誤ったものを含め、さまざまな回避術が…

生成AIは芸術写真を生成できるのか。人類は新しい道具を手に入れた

生成AIを利用すると、誰でも芸術写真や美しいイラストを生成することができる。写真家や絵師はすべて失業するとも言われている。しかし、それはほんとうだろうか。海傑さんはMidjourneyで写真を生成し、ネットで発表することで、AI写真家と呼ばれるようにな…

漢服専用の生成AIが登場。生成AIの産業応用の鍵は、学習素材の正統性

漢服のデザインコンテストで、漢服専用の生成AIが公開された。デザイン協会が漢服の専門資料を提供し、それを学習素材とした生成AIだ。漢服の詳細な要素まで正確に生成することができ、漢服と現代服のデザインを融合した新たなアパレルデザインが生まれるこ…

「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置

カフェで勉強する学生が、中国でも問題になっている。問題は、混雑をしてきても居座られてしまうことで、他の客とのトラブルも起こりかねない。マクドナルド中国は積極的に自習コーナーを設けることで対応をし始めたとVista氫商業が報じた。 「カフェで勉強…

Z世代の新たな10の消費傾向。内向き、節約、伝統文化。小紅書の調査から

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 210が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、Z世代の新たな消費傾向についてご紹介します。…

バイトダンスは働いて、食べて、寝るだけの生活。従業員の4つのタイプ

世界最大級のユニコーン「バイトダンス」の大企業化が学生の間で話題になっている。ある従業員が投稿した「バイトダンス従業員の4つのタイプ」がきっかけになっている。創造的な企業も大きくなれば官僚的になる。就活生の悩みはつきないと碼客人生が報じた。…

CPUをすべて手づくりした投稿主が話題に。デュアルチャンネルメモリーも実装

動画共有サイト「ビリビリ」に、手づくりCPUを作った投稿主が登場して話題になっている。すべてが手づくりで2年がかりでつくったという。この動画に触発されて、手づくりCPUの制作に挑戦する人が現れていると量子位が報じた。 手づくりでCPUをつくった人が話…

ライドシェアの運賃はタクシーとほぼ同じ。それでも7割の人がライドシェアを選ぶ理由とは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 209が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ライドシェアについてご紹介します。 いよいよ…

薬局が急増の「なぜ」?なぜ、人々はオンラインで薬を買ってくれないのか

中国のさまざまな都市で薬局が急増している。統計によると62.3万店となり、これは中国茶カフェの店舗数よりも多い。医薬品はオンラインでも購入できるのに、いまだに多くの人が店舗で買っていると華商韜略が報じた。 薬局が急増中の「なぜ」? 現在、中国の…

地下鉄に導入される「大小交路」運行方式。混雑する部分だけ折り返し運転をして混雑を緩和

中国の地下鉄の混雑度は限界に達している。90秒間隔での運転をしても乗客を乗せきれない。そこで、混雑する部分だけ折り返し運転をする大小交路と呼ばれる運行方式が各都市の地下鉄に導入されていると財経雑誌が報じた。 中国の地下鉄は90秒間隔で運行 中国…

若者がきてくれないなら、お店の方から迎えにいく。海底撈が始めた夜市の出店、無料送迎バス

2021年に、コロナ禍が終息したとみて積極策に出て大失敗をした海底撈。しかし、その業績がV字回復している。これまで取り込めていなかった若者層の取り込み策が効果を表し始めているからだと火鍋餐見が報じた。 2021年に積極策が大失敗をした海底撈 火鍋チェ…

情熱的にお願いをするとChatGPTの回答が正確になる。LLMの回答の正確さをあげるコツ

中国科学院とマイクロソフトが、対話型AIに情熱的にお願いをすると、生成される回答の質と量があがることを発見した。対話型AIは冗長度の高い質問文の方が、正確さが高まることから、音声に利用が適していると智東西が報じた。 対話型AIに情熱的にお願いをす…

サブスク化する小売業「ホールセラー」。フーマの生死をかけた戦いとは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 208が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ホールセラーについてご紹介します。 アリババ…

若者が今いちばん尊敬する起業家は、バイトダンス創業者の張一鳴。平常心が非常なことを成し遂げる

今、中国の若者から尊敬されている起業家は、バイトダンスの創業者、張一鳴だ。 張一鳴は、平常心を大切にし、ものごとに冷静に対処することで、バイトダンスを成長させてきた。創業9周年での社内の講演が再び、若者の間で読まれるようになっていると捜狐が…

アントグループ上場延期に振り回される従業員たち。過度な期待と過度な失望が人生を狂わせた

2020年11月、アントグループの上場が直前で延期になるという事件が起きた。これにより多くの従業員の人生計画が狂わされた。上場に対する過度な期待と、上場延期に対する失望が、人生に大きく影響してしまうことが起きたと雪豹財経社が報じた。 ジャック・マ…

拡大が続く中華バーガー「タスティン」。3つの拡大できる理由と2つの課題

中華バーガーを売りにしている「タスティン」が店舗数を急拡大させている。標準化、ファストフード化には向かない中華料理をチェーン化することは難しいと思われていた。しかし、タスティンには拡大できる理由が3つあると互聯網那些事が報じた。 中国バーガ…

ジャック・マーの次のねらいは、食料問題とエネルギー問題を一挙に解決すること

ジャック・マーが出資をした企業「一米八海洋技術」に注目が集まっている。事業内容はまだわからないものの、海洋発電と養殖、農業を事業内容にするのではないかと言われている。以前から、ジャック・マー自身が口にしていたように、クリーンエネルギーと食…

ChatGPTが働く仮想のゲーム開発企業「ChatDev」。ハルシネーション(幻覚)問題をクリアした仕組み

清華大学の研究チームは、対話型AI「ChatGPT」を使って、ゲームを自動生成する仕組みを開発した。それは、複数のChatGPTに社長やエンジニアを演じさせ、バーチャルなゲーム開発会社を設立し、そこに発注をするという手法だったと量子位が報じた。 約7分でゲ…

国際デジタル競争力ランキングで、日本は32位。ライバルはマレーシアとタイ

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 207が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、国際デジタル競争力ランキングについてご紹介…

大都市の中で居場所を見つけられず漂流する若者たち。ピンドードー式住宅にシェアルーム

大都市で仕事を得て暮らすというのは多くの若者の憧れだ。しかし、給料もまだ安い中でマンションを借りるということが大きな負担になっている。ピンドードー式マンションなど劣悪な環境で暮らさざるを得ない若者が多いと五環外OUTSIDEが報じた。 新社会人に…

無料クーポン配布で使われる「シュレーディンガー方式」とは。無料クーポンの新しい活用手法

カフェチェーンのクーポン競争は、ついに0元クーポンにまで進んだ。しかし、ラッキンは銀行やBMWと提携をし、ブランドイメージを高めることに利用している。また、クーディーはシュレーディンガー方式での配布を行い、公式アカウントへの注目度を高めるなど…

スマホを振ると、注文したライドシェアの車がフラッシュをする。ライドシェアの難点を解消した曹操出行

ライドシェアはスマホで呼ぶことができ、タクシーよりも利便性が高くなっているが、難点は自分の注文した車がどれなのかがわかりづらいことだ。曹操出行は、スマホを振ると車のヘッドライトがフラッシュする「智能灯語」の機能を実装して、この問題を解決し…

ド派手な中国都市の夜景は、中国人はうるさく感じていないのか。変わり始める中国の夜景

中国の都市の夜景と言えば、原色と電飾があふれたド派手なイメージがある。しかし、近年は中国人からも派手な夜景に対する苦情が寄せられるようになっている。中国の都市の夜景は変わり始めると央視網が報じた。 カラフルすぎる中国の夜景は、中国人も不快に…

優待クーポンを配布ではなく、販売することの効果。店舗+ライブコマース+クーポンを活用するウォレスと蜜雪氷城

ウォレスと蜜雪氷城の2つのメガチェーンが、店舗+ライブコマース+優待クーポン販売で利用者を伸ばしている。クーポンを配布するのではなく、販売をすると、ほぼ確実に使ってもらえ、マインドシェアが高くなるからだと餐飲老板内参が報じた。 飲食不況の中…

中国語は、どのようにして入力効率を高めてきたのか。九宮格、ダブルピンインなど、ピンイン入力だけではない中国語入力。

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 206が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国語のピンイン入力ついてご紹介します。 読…

低迷していた中国ファミリーマートが巻き返し。そのキーワードは「1日5食」とサブスク

日系コンビニの中で低迷をしていたファミリーマートが新戦略を打ち出した。1日5食をキーワードに、既存顧客のリピート率をあげる戦略だ。また、会員制度によるサブスクかも実施し、コンビニの新しい運営手法として、成功するかどうかが注目されていると零售…

中国の巨匠チャン・イーモウが挑戦をした縦型動画「竪屏美学」。その完成された縦型画面の美学

チャン・イーモウが2019年に制作をした縦型動画「竪屏美学」が再び話題になっている。巨匠が69歳で挑戦をしたもので、人物配置などの画面構成が完成されており、多くのクリエイターが参考にする教科書的存在になっていると太尉史記が報じた。 突然、大量検索…

話題になるラッキンとクーディーのカフェ競争。その裏で、疲弊をするスタッフたち

クーディーが8.8元、ラッキンが9.9元という大幅割引をするカフェ競争が話題になっている。しかし、その背後で、加盟店オーナーは利益がでず、店舗スタッフたちは疲弊をしているとIT時報が報じた。 競争するラッキンとクーディーの因縁 カフェ競争が熾烈にな…

北京五輪で独唱をした少女は口パクの烙印を押された。彼女は今23歳、自分の人生を歩んでいる

2008年に開催された北京五輪の開会式では、赤いドレスを着た7歳の少女、林妙可が「歌唱祖国」を熱唱した。しかし、この歌声が事前に録音された別人のものであるということが明らかになり、五輪運営委員会だけでなく、林妙可にまで非難が殺到した。その林妙可…