中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

QRコード決済窃盗に登場した第3の手口。バーコードがセキュリティホールに

スマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」では、QRコードを使って、決済を行う。現在は顔認証なども導入されているが、まだまだQRコードを使う場面は多い。そこを狙って、さまざまな資金を盗む手口が使われてきたが、最近になって「バーコードの数字を読み上げ…

飛行機の中でもキャッシュレス決済。WeChatペイとアモイ航空が正式スタート

2019年9月より、アモイ航空機内で、WeChatペイによる決済が可能になっている。機内販売を利用する時に、現金ではなくキャッシュレスで決済ができるようになったと太平洋電脳網が報じた。 制限がまだ多い機内WiFi キャッシュレス決済WeChatペイが、航空機内…

60歳以上の優待乗車を顔認証乗車にした深圳地下鉄

深圳地下鉄では、60歳以上などの優待乗車に顔認証改札を導入した。従来は、有人改札を使い、身分証を見せ、自分が優待乗車の対象であることを証明しなければならなかった。顔認証改札にしたことで、利用者は身分証がなくても地下鉄に乗ることができ、深圳地…

外売サービスに特化することで、急成長をする火鍋店「淘汰郎」

外売サービス(フードデリバリー)が普及する中国で、外売に特化することで急成長をしている火鍋チェーンがある。淘汰郎だ。味と見た目にこだわり、1人または2人用の火鍋セットを提供することで、店舗数を急増させていると商業模式策画が報じた。 外売サー…

広州地下鉄が顔認証改札を導入。長い処理時間を解消する工夫とは

広州地下鉄に顔認証改札が導入された。しかし、顔認証改札は処理時間が2秒もかかる。そこで、地下鉄で行われている保安検査と改札を合体させた。保安検査+改札の合計時間は以前よりも短くなると新浪科技が報じた。 広州地下鉄に顔認証改札が導入 広東省広…

アリペイは腐っている。ジャック・マーの怒りから生まれ変わった「アリペイ」

アリババのキャッシュレス決済「アリペイ」。一般に「アリババのアリペイ」と呼ばれるが、厳密にはアリババから独立したアントフィナンシャルが金融サービス面を運営し、そのアントフィナンシャルの子会社であるアリペイがキャッシュレス決済の運営を行って…

アリババ創業20周年。アリババが中国市民に提供したのは「時間」

今年2019年9月に、アリババは創業20周年を迎え、そして、創業者のジャック・マーが引退をした。アリババは、アリババの20年は、中国人の時間を短縮した歴史だったと、この20年を振り返ったと上游新聞が報じた。 生活サービスの多くが10分以内に完了できる社…

ジャック・マーの7300日。1つの奇跡と2つの戦いと4つの挑戦(下)

2019年9月10日、アリババのジャック・マー会長が引退をした。この日は、中国の教師の日であり、ジャック・マーの55歳の誕生日でもあった。ジャック・マーがアリババを創業して7300日。この間には、1つの奇跡、2つの戦い、4つの挑戦があったと銷售兵法が報…

ジャック・マーの7300日。1つの奇跡と2つの戦いと4つの挑戦(上)

2019年9月10日、アリババのジャック・マー会長が引退をした。この日は、中国の教師の日であり、ジャック・マーの55歳の誕生日でもあった。ジャック・マーがアリババを創業して7300日。この間には、1つの奇跡、2つの戦い、4つの挑戦があったと銷售兵法が報…

一人で食事をする孤食地域。上位にきたのはIT企業が集中する地域

外売企業「ウーラマ」が、上海で一人分の食事の注文率が高い「孤食地域」のデータを公開した。孤食地域の多くが、IT企業が多く集まる地域と重なっている。同じIT企業拠点でも、それぞれに特色があるとPython愛好者社区王大偉が報じた。 上海で孤食が多いのは…

リアルな行列はなくなっても、クラウド行列に悩まされる中国市民

タクシー、飲食店、チケット、病院予約はクラウド化され、スマホから簡単に購入、予約できるようになり、街中での長い行列というのは少なくなっている。しかし、その一方で、クラウド内での「行列」に悩まされるようになっていると半月談が報じた。 行列はな…

アリババ独身の日セール「2684億元」は捏造数字か。ネットで騒ぎに

今年で11年目となるアリババの11月11日の独身の日セールは、1日での売上が2684億元(約4.17兆円)という驚異的な成績をあげた。しかし、ネットでこの数字が捏造ではないかという疑いが起きている。なぜなら、4月の段階で、2689億元という予測を出し、ほぼ的…

監視カメラ都市ランキング。予想通りに中国の都市が上位に。第1位は重慶市

英国のテックメディアCompariTechは、世界120都市の監視カメラの設置状況を調査し、人口と比較、千人あたりの監視カメラ台数のランキングを作成し、公表した。 これによると、上位10都市のうち、8都市を中国が占め、第1位は重慶だった。中国以外で10位以内…

インドでユーチューバーが急増。トップクラスの収入は平均の30倍

インドでショートムービー「Vmate」の発信者が急増している。Vmateの開発元である中国UCWEBが養成担当の女性を派遣し、インド各地でセミナーを開催しているからだ。収入面だけでなく、地位の低かった女性を中心にインド社会をも変えつつあると橋報網が報じた…

郵便配達は無人カートで。仙桃市で、郵便配達の営業運用が始まる

中国郵政が、湖北省仙桃市で郵便の配達を無人カートで行っている。現在は、官公庁など、郵便量の多い配達先を巡回する固定路線を走っているが、その間は公道を走行する。問題点を洗い出し、次第に他の配送先、他都市に展開していく予定だと人民網湖北が報じ…

メディアでは報道されなかったファーウェイ創業者、任正非のエピソード

ファーウェイの創業者、任正非は異色の経営者だ。貴州省の貧困の村に生まれ、文化大革命に人生を翻弄され、44歳という年齢でファーウェイを起業した理由は「食うため」だった。朱邦凌はメディアにでは報道されていない任正非の人柄がわかるエピソードを紹介…

スタートアップでも大ヒットを生むことができる網紅食品の世界

女性3人が開発したオートミール食品「王飽飽」が大ヒット食品になっている。女性にターゲットを定め、「美味しいけど太らない」食品を開発し、SNSでのプロモーションを行った結果だと陳歓的新小売進化論が報じた。 スタートアップが発売した食品が大ヒット …

上海臨港地区に誕生した自動運転の聖地「Future LAIV」

人工知能産業の推進を力を入れている上海市は、臨港地区に2.3兆円をかけて、人工知能パークの整備を進めている。そこに、L4自動運転+5G通信=無人運転を意識した自動運転車の総合試験場「Future LAIV」がオープンしたと上海汽車報が報じた。 人工知能で巻き…

1/3の都市で起きている「縮小都市現象」。都市の再編が始まっている

都市でも一定基準以上の人口密度、経済活動がある地域を実体都市として研究をすると、1/3の都市で人口が減少していることがわかった。大都市は周辺に拡大をするドーナツ現象が起き、地方都市は中核都市に集約される都市の再編が始まっていると中国城市中心が…

文字を脳から直接入力する脳波タイピング。1文字あたり0.413秒の世界新記録

北京で開催された世界ロボット大会で、脳波を使って文字を入力する速さを競うコンテンストが開催された。優勝したのは、天津大学の大学院生で、1文字あたりの入力に0.413秒しかかからないという世界新記録を樹立したと新京報が報じた。 脳波入力のコンテスト…