中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

イベントの定番となったドローンショー。上位4社が90%のイベントを担当

都市イベントではドローンショーが定番となってきた。花火の時間と予算を減らしてドローンショーにあてるイベントが増えている。ドローンショーでは図案やメッセージを描くことができるからだと中国新聞週刊が報じた。 ドローンショーの依頼が急増中 中国の…

BYDのEVは欧州市場で成功できるのか。スイスUBSの衝撃的なレポート

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 214が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は中国EVが欧州市場でシェアを大きくあげると予測…

路線バスが維持できない。EVバスの導入が致命傷に。EVバスの思わぬ盲点とは

地方路線バスの経営が悪化をしている。その大きな原因になっているのが、EVバスの想定外の劣化だ。買い替えに苦しむ各地方バスでは、路線の縮小や燃料車バスの再活用が始まっていると張捷財経観察が報じた。 経営が厳しくなっている公共バス 中国の路線バス…

甲骨文がプチブームに。きっかけはショートムービー。スタンプやアイコンにも使われる

甲骨文がちょっとしたブームになっている。きっかけは、李右渓さんが始めたショートムービーだ。内容が面白く、しかも中国の最初の文字と呼ばれる甲骨文の知識も身につくということから40万人以上のファンがいると歴史快探が報じた。 プチブームになっている…

電動自転車の雨除け、日除けは違反。しかし、今度は「着る風除け」の人気に頭を抱える交通警察

電動自転車は、自動車よりも普及をしており、中国の庶民の足となっている。しかし、雨や日差し、風が天敵で、取り付けるタイプの雨除け、日除けが流行したが、違反となり取り締まりが始まっている。すると、今度は着る風除けが登場して、交通警察は頭を抱え…

インバウンド旅行が復活するも、中国からの観光客が戻らないタイ。個人旅行が中心に

タイのインバウンド旅行がコロナ前に戻りつつあるが、今ひとつ精彩を欠くのが、以前は28%を占めていた中国からの旅行客が戻らないことだ。団体旅行が戻らず、個人旅行ばかりになっていると泰国網が報じた。 タイのインバウンドは復活も、中国からはいまだ回…

不況で急増するデリバリー騎手。人が増えすぎて、収入が減り、全員共倒れの危機が迫ってきている

中国の経済状況の悪化により、デリバリー騎手の人数が増えている。しかし、デリバリー注文は大幅に増えているわけではないので、一人あたりの配達件数は減少し、騎手にとってはつらい状況になっていると上観新聞が報じた。 効率の高いデリバリー配達アルゴリ…

2023年小売マーケティングの優れた事例集。消費者への誠実さが求められる時代に

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 214が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 続きはメルマガでお読みいただけます。 毎週月曜日発行…

若者の間に流行る位置情報ゲーム「猫から隠れる」ゲーム。社交恐怖症の若者が参加

若者の間で「猫から隠れる」というゲームが流行している。公園などで数十人から数百人の規模で行われる位置情報を使った鬼ごっこ+隠れんぼだ。このゲームが流行る背後には、若者の間に広がる社交恐怖症が関係していると極客公園が報じた。 若者の間で流行る…

都市は人間のためだけのものではない。テンセント本社がバードストライクを防ぐためにしたこと

「微信」(ウェイシン、WeChat)などを開発運営する騰訊(タンシュン、テンセント)の深圳市にある本部ビル「濱海ビル」のガラス一面に特殊なフィルムが貼られる改修が行われた。そのフィルムは、水玉模様で、装飾ではなく、バードストライクを防ぐものだと…

中国でサイゼリアが受ける理由。価格はファストフード並みで、体験はレストラン並み

中国のサイゼリヤが好調だ。2024年にはコロナ前の営業収入を上回ると見込まれている。その理由は、価格がファストフード並みでありながら、体験はレストランであることにあると界面新聞が報じた。 中国で好調なサイゼリヤ 飲食チェーンのサイゼリヤが中国で…

航空機の遅延保険を悪用した詐欺事件。ネットで犯罪にあたるのかどうかの議論が盛りあがる

昨年2023年6月、南京市公安局は、李某(仮名)を保険金詐欺で逮捕した。航空機の遅延保険を利用したもので、2015年から累計で300万元の保険金を受け取った。しかし、これがネット民、法律の専門家の間で、犯罪にあたるのかどうか議論になっていると跟着地図…

消えゆく長距離バス。閉鎖が続くバスターミナル。移動は長距離バスから高鉄やマイカーに

この数年、長距離バスターミナルの閉鎖が続いている。長距離バスよりも高鉄を利用する人が増えているからだ。一方で、地方中核都市が発展をし、長距離移動する人そのものも減少していると正解局が報じた。 消える長距離バス、閉鎖されるバスターミナル 長距…

ファーウェイの独自開発OS「ハーモニーOS NEXT」とは。脱Androidだけではないその意味

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 213が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回はファーウェイが発表した「ハーモニーOS NEXT」に…

米国のチップ封鎖に翻弄される中国メーカー。アップルとファーウェイの両方を一気に失ったOFILM

米国のチップ封鎖はファーウェイだけでなく、部品サプライヤーも苦しめている。OFILMは、アップルとファーウェイという大きな取引先を一気に失い、会社の存続も危うくなる状態に追い込まれた。しかし、ファーウェイの復活により、ようやく明るい兆しが見え始…

ファーウェイMate60 Proのカムバックの背後に、チップの魔術師と呼ばれた男の存在

ファーウェイのMate60 Proが売れている。米国のチップ制裁により、製造ができなくなったチップ「Kirin」の製造に、中芯国際が成功したことが何よりも大きい。その背後には、TSMCの六騎士、チップの魔術師と呼ばれたあるエンジニアの存在があったと聚展網が報…

店長も失敗経験者なら従業員も失敗経験者。中年失敗者連盟が起業したタニシ麺のお店が人気店に

深圳市で4店舗を展開するタニシ麺「二胖二両」は、店長も従業員も中年の失敗経験者ばかり。そのことを正直に店舗紹介文に掲載したところ、それがバズって、応援する人が増え、人気店になっていると深圳微時光が報じた。 中年失敗者連盟が開いた人気店 深圳市…

ロケットは電磁力で打ち上げる。中国が電磁カタパルトの試験に成功。打上コストの大幅削減に期待

中国航天科学工業院三院は、電磁カタパルトの動作試験に成功した。ロケットを電磁力の力で打ち上げるというもので、実用化されれば、ロケットの打ち上げコストが大幅に削減でき、衛星などの商業打ち上げに大きな強みを持つことになると科普大世界が報じた。 …

同じ投稿のコメント表示順は人によって違っている。ネット民が気がついた「情報の繭」

あるカップルが、同じショートムービーに対するコメントを比べてみると、人によって表示順が違っていることに気がついた。自分と属性の似た人が投稿したコメントが上位にきているのではないか。ネット民は知らないうちに情報の繭の中に閉じ込められているの…

抖音、小紅書、微博などの8大SNSメディアを比較する。発信力などをマトリクス整理

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 212が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は中国の8大SNSメディアを比較します。 中国からの…

全国どこでも当日配送、新幹線の宅配便。価格は高くても、ビジネスの長距離当日配送に強い競争力

中国版新幹線「高鉄」を利用した宅配便「高鉄急送」のサービスが始まってから半年が経ち、これまでに8000件が利用された。価格が高いため需要は伸びないが、長距離当日配送では強い競争力を持っていると中国鉄路が報じた。 新幹線を使った宅配便「高鉄急送」…

身分証、顔認証を採用し、厳格化されるコンサートチケット転売。それでもなくならない主催者とダフ屋の奇妙な関係

中国文化観光部は、コンサートなどでは身分証、顔認証などで本人確認を行い、チケットの転売を防止するように通知をしている。しかし、そこまでしてもダフ屋はなくならない。主催者とダフ屋の間のもちつもたれつの関係があるからだと界面新聞が報じた。 身分…

フーマとサムズクラブの「生死を賭けた戦い」。なぜホールセラーが競争の場となっているのか

フーマとサムズクラブが激しい価格競争を始めている。ネットでは「小学生のケンカみたい」と面白がられているが、フーマの侯毅CEOは「生死を賭けた戦い」と呼んでいる。それは大袈裟ではない理由があると星海情報局が報じた。 フーマとサムズクラブの値下げ…

単純なクイズプロモーションで売上150%以上増加。中毒性を生ませるクイズキャンペーンの仕組み

フードデリバリー「ウーラマ」が、クイズに正解すると抽選でデリバリー代金が無料になるというキャンペーンで、各ブランドが売上150%以上増になるという成果を出している。無料になるのは抽選であり、全員が無料になるわけではない点が中毒性を生むポイント…

ワトソンズの苦境。0元商品問題で炎上し、消費者の信頼を失う

香港を拠点にするドラッグストア「ワトソンズ」の業績が悪化をしている。0元商品を販売するキャンペーンで、消費者に不誠実なことを行い、それで消費者の信頼を失ったことが原因だ。ワトソンズはどのようにして消費者の信頼を取り戻すのかが注目されていると…

劣悪品を排除し、低価格を実現する仕組み。Temuの革新的なビジネスモデルとは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 211が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、越境EC「Temu」についてご紹介します。 日本で…

交通違反は、監視カメラとスマホ決済で自動摘発。ネットに広がる誤った回避術

中国の都市部の交差点には監視カメラが設置され、信号無視などの違反をすると、ショートメッセージで反則切符に相当するメッセージが送られてきて、その場でスマホ決済で反則金を支払うことになっている。ネットでは、誤ったものを含め、さまざまな回避術が…

生成AIは芸術写真を生成できるのか。人類は新しい道具を手に入れた

生成AIを利用すると、誰でも芸術写真や美しいイラストを生成することができる。写真家や絵師はすべて失業するとも言われている。しかし、それはほんとうだろうか。海傑さんはMidjourneyで写真を生成し、ネットで発表することで、AI写真家と呼ばれるようにな…

漢服専用の生成AIが登場。生成AIの産業応用の鍵は、学習素材の正統性

漢服のデザインコンテストで、漢服専用の生成AIが公開された。デザイン協会が漢服の専門資料を提供し、それを学習素材とした生成AIだ。漢服の詳細な要素まで正確に生成することができ、漢服と現代服のデザインを融合した新たなアパレルデザインが生まれるこ…

「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置

カフェで勉強する学生が、中国でも問題になっている。問題は、混雑をしてきても居座られてしまうことで、他の客とのトラブルも起こりかねない。マクドナルド中国は積極的に自習コーナーを設けることで対応をし始めたとVista氫商業が報じた。 「カフェで勉強…