中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自動運転の転換点は2025年。大詰めを迎える自動運転車の開発と商業化

中国では百度のロボタクシー、ポニーのロボタクシーの人を乗せた試験営業が進んでいる。すでに事故率は人間よりも下回っており、法整備を待つ状態になっている。ポニーでは2025年が自動運転の大きな転換点になると見て、量産化計画を進めていると晩点LatePos…

ユーザーの誤操作を誘う起動時広告。その悪質ぶりに、中国工信部が規制に乗り出す事態に

中国で悪質な起動時広告が横行している。じゃまな広告を消すつもりでスワイプをすると、それが広告表示に同意した動作とみなされ、ランディングページが表示されるというものだ。あまりの悪質ぶりに、中国工信部が規制に乗り出したと雷科技が報じた。 ユーザ…

頭打ちになる中国カフェ業界に新たな商品が登場。中国茶とコーヒーをブレンドした「茶咖」が人気に

スターバックスのようなカフェ、喜茶のような中国茶カフェが伸び悩みを見せる中で、中国茶とコーヒーをブレンドした新たな飲料が人気になっている。コーヒーの酸味や苦味を中和させ、季節の香りを楽しめる茶咖飲料だ。伸び悩むカフェ業界の突破口になる可能…

入居費無料のネットで話題の介護施設。入居するお年寄りは、毎日eスポーツでオンライン対戦

河南省許昌市に入居費、管理費などが一切不要の介護施設がある。日常をショートムービーで配信し、その収益化によって運営がされている。お年寄りたちは、毎日好きな娯楽に夢中になり、その姿が抖音で話題になっていると結婚と家庭雑誌が報じた。 ネット大好…

中国の世帯月収はいくらぐらいなのか。定期的に広がるフェイク情報

中国の世帯収入はいくらぐらいなのか。この件に関して、ネットではたびたびフェイク情報が広がる。その原因は、国家統計局が世帯収入のデータを発表していないことにあると財経十一人が報じた。 北京市の世帯収入は126万円/月? 昨年から、長江経済帯城市専…

赤字転落をしたアリババ。事業の展望はどこにあるのか。アリババ四半期報告書を読む

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 169が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、アリババの四半期報告書についてご紹介します。…

原神、2年目で初のMAU減少。メガヒットゲームもさすがに寿命を迎えたのか。ライバルや新作も登場

大ヒットゲームとなった「原神」のMAUが2022年9月に初めての減少に転じた。ライバルゲームも登場し、さすがに寿命がきたのではないかとも言われている。しかし、miHoYoはすでに新作の公開準備を進めているとDataEye遊戯観察が報じた。 原神、2年目で初めての…

スマホ1台で生活が送れる時代が始まる。身分証、ウォレットの機能を内蔵したスーパーSIMカード

江蘇省が全国に先駆けてスーパーSIMカードの提供を進めている。スーパーSIMカードを使うと、スマホが身分証、ウォレットになり、スマホ1台で公共交通に乗れ、公的な身分証として利用できるようになると人民郵電報が報じた。 スマホが身分証とお財布になるス…

チーターよりも速く走る軟体ロボット。プラント内の設備点検などに応用が可能

オーストリアのヨハネス・ケプラー大学で軟材料の研究をする毛国勇(マオ・グオヨン)の研究チームが、高速で疾走することができる軟体ロボットを開発した。体長ベースでは、チーターやF1カーよりも速く走行することができるとQbitAIが報じた。 体長ベースで…

田起こしから収穫までのすべての工程が自動化された京西稲スマート農場。作業員はスマホ片手に見ているだけ

北京市郊外の京西稲スマート農場で、自動化技術が大幅に取り入れられ、田起こしから収穫までのすべての作業が自動化をされ、収穫量は30%増加したと北京日報が報じた。 無人化された京西稲スマート農場 北京市海淀区上庄鎮にある京西稲スマート農場でも、刈…

弱いつながりの強さ。アリババ、ピンドードー、バイトダンス、シャオミの創業者は弱いつながりをどう活かしたのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 168が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、「弱いつながりの強さ」についてご紹介します…

米国市場から上場廃止になる中国企業が続出。中国概念株の上場廃止が続く理由

中国には外資の参入規制があるために、直接米国証券取引所に上場することができず、「中国概念株」として上場をする。この中国概念株の上場廃止が続いている。現在上場中であっても上場廃止の危険性が高い中国概念株が増えているとIT桔子が報じた。 事業会社…

内巻になって効率を悪化させている10の業界。上位には観光業や航空業が。堂々の第1位はやはりあの業界

雑誌「財経」が業界ごとの内巻度を数値化するという面白い試みを行なっている。内巻とは成長が止まった企業で、社員の視野が内側に向かい、内部統制や業務の複雑化をしてしまうこと。1位になったのはやはり不動産業界だったと財経十一人が報じた。 成長の止…

砂浜にメッセージを書くお仕事。SNSで紹介されたことから依頼が殺到

中国のリゾート地「三亜」に住んでいる小魚さんには、砂浜にメッセージを書く仕事が殺到している。友人のために書いたメッセージがSNSで紹介され、思わぬアルバイトとなったと硬殻INKが報じた。 砂浜にメッセージを書いて月収19万円 旅行などで砂浜に行くと…

中国人の移住が進むシンガポール。移住中国人をターゲットにしたビジネスも続々登場

シンガポールに移住をする中国人が増加をしている。その移住中国人をターゲットにした飲食店、サービスの展開も進み始めた。その中で、霞光社はシンガポールで起業した中国人創業者に現状を聞いた。 中国人の移住が増えるシンガポール シンガポールは人口570…

化石の内部スキャン映像を3Dモデル化するソフトウェアが無償公開。美しい化石の世界

中国科学院の古脊椎動物・古人類研究所は、化石を3Dモデル化するソフトウェア「媧魚」(Vayu 1.0)を開発し、無料で公開をした。古生物研究を加速させることになると中国新聞網が報じた。 古生物研究でも求められるデジタル可視化 開発をしたチームのリーダ…

マトリクスアカウントとは何か。店舗アカウントからの発信で、集客力を向上させる

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 167が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、マトリクスアカウントについてご紹介します。 …

エアコン、空気清浄機完備の26建てのマンション。住人は60万頭の豚たち。高層自動化養豚場が中国の食卓を救う

湖北省鄂州市に26階建ての養豚場が出現した。総面積は80万平米となり、中国で最大の養豚場となる。建設費は40億元で、毎年120万頭の豚を出荷することができると毎日経済新聞が報じた。 26階建ての高層豚舎が出現 この26階建ての養豚場を建設したのは、畜産企…

清華大学が開発をした超解像度3Dナノプリント技術。微細構造の組み立て製造が可能に

清華大学の研究チームが、世界で初めてナノメートル級の3Dプリント技術を開発した。基本ユニットを造形し、それを組み立てることで複雑な構造を構築できる。これにより2万dpiという解像度を達成したと清華大学新聞が報じた。 ナノプリント技術をリードした清…

ホコリまみれの汚れた車をアートに変える。綿棒で書いた「ホコリ画」がSNSで話題に

ショートムービープラットフォーム「抖音」で拡散しているのが、ホコリまみれの汚れた車にアートを描くというものだ。自分の車にも描いて欲しいという申し出が殺到していると九派新聞が報じた。 ホコリまみれの車に描かれたアート ある男性が始めた自動車ア…

月探査機「嫦娥5号」の月面サンプルから水を発見。中国研究チームが月面の水の存在を示す直接的な証拠を得ることに成功

2020年12月に月から帰還した月探査機「嫦娥5号」が持ち帰ったサンプルから水が直接発見された。これで月に水があることがゆるがない事実となったと老粥科普が報じた。 中国チームが月面サンプルから水を発見 月面に水はあるのか。この問いに中国科学院地球化…

ローソンの6倍の店舗数。知られざるメガコンビニ「易捷」。ガソリンスタンドの主役に

中国で最も店舗数が多いコンビニは「易捷」で、中国石化がガソリンスタンドに併設をしている。ガソリンスタンドは新エネルギー車の増加により、その先行きが不安をされている。易捷を核として、ガソリンスタンドの業態転換が始まっていると21世紀商業評論が…

vivo、オナー、アップル、OPPOが横並び。飽和した中国スマホ市場で起きている変化とは?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 166が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、2022年の中国スマートフォン市場についてご紹…

Z世代からも中高年世代からも人気のパン屋さん。共通するのはヘクステック(添加物技術)への拒否感

Z世代にも中高年にも人気のパン屋さんがある。ヘクステック(添加物技術)を拒否することで、Z世代には新しいライフスタイル、中高年世代には懐かしいライフスタイルを提案できているからだと職業餐飲網が報じた。 Z世代だけでなく、中高年にも人気のパン屋…

リピート率40%超!西安発のカフェチェーンが人気の理由は、コミック風デザインと多彩なメニュー

西安発のカフェチェーン「M+CAFE」が北京、上海への出店を始め、リピート率40%超ということが話題になっている。コミック風のインテリアだけでなく、アレンジコーヒー、スイーツのメニューを豊富に提供していることが、高いリピート率につながっていると鈦…

消えゆく深圳・華強北のiPhone密輸業者。iPhone 14 PlusとProMaxの不人気ぶりがとどめに

深圳市の華強北のiPhone密輸業者たちが苦境に立たされている。以前からECなどの圧迫を受け、商売としては厳しくなっていたものの、2022年秋のiPhone 14のPlusとProMaxの不人気ぶりにより、大量の在庫を抱え、大損をし、廃業をする業者が続出していると鈦媒体…