中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中国のコンビニ業界のトップ交代。地方特化のゆる〜いフランチャイズ「美宜佳」がトップへ

中国チェーンストア経営協会(CCFA)の「2022中国コンビニTOP100」によると、昨年と比べて、美宜佳とローソンの店舗数が増え、易捷とファミリーマートの店舗数が減少をした。これにより、中国の店舗数No.1のコンビニは易捷から美宜佳へと入れ替わったと界面…

アリババ新体制、6グループCEOの顔ぶれ。新リーダーはアリババをつくった人から育てた人へ

アリババが「1+6+N」の新体制に移行をした。6グループのCEOの多くは、いずれもアリババ創業時のメンバー「アリババ十八羅漢」ではなく、創業時を知らない人たちになった。アリババのリーダーは「つくった人」から「育てた人」に変わることになったとAI藍媒彙…

滴滴が自動運転ロボタクシーを開発中。未来のタクシーにはアームがついて、荷物を載せてくれる

ライドシェアの滴滴(ディディ)が、自動運転車「DiDi NEURON」(ディディ・ニューロン)を量産する計画を明らかにしている。2025年から量産に入る予定で、ネットでライドシェアを頼むと自動運転車がやってくる世界が実現すると澎湃新聞が報じた。 タクシー…

人間かロボットかを見分けるCAPTCHの新方式を開発。国内シェア90%、海外ではグーグルがライバル

武漢大学の卒業生たちが母体になった極意科技は、新しい方式のCAPTCHAを開発している。人間とロボットを高精度で見分けることができ、国内では90%のシェアを獲得し、海外ではグーグルがライバルになっていると長江雲新聞が報じた。 人間であることを確かめ…

ラッキンコーヒーの隣りにはクーディーコーヒー。2つのカフェチェーンの因縁を利用した賢すぎるバイラルマーケティング

ラッキンから追放された創業者コンビがクーディーコーヒーを創業した。そのクーディーはラッキンの隣りに出店することが多く、ラッキンへのリベンジだと話題になっている。しかし、賢いバイラルマーケティングだと評価されていると極海品牌監測が報じた。 ス…

ファーウェイがカムバック。影響を最も受ける米国企業、中国企業はどこなのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 195が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ファーウェイのカムバックとその影響について…

現金を使うようになった大学生たち。時代に逆行する現金回帰に納得できる6つの理由

一部の大学生たちが、利便性の高いスマートフォン決済を拒否して、現金を使うようになっている。その時代に逆行するような行動には、納得のできる6つの理由があると捜狐が報じた。 現金決済に回帰をする大学生たち スマホ決済が進む中国では、もはや現金決済…

ビリビリ配信者が続々と配信を停止。原因は収益性の低下。ビリビリ文化は消えてしまうのか

ビリビリの人気配信者が続々と配信停止を宣言する事態が起きている。理由は収益性の低下だ。特に、知識系動画など、企業タイアップ案件が取りづらい分野の配信者の配信停止が目立っている。ビリビリ文化が消えてしまうかもしれない事態になっていると国是直…

商品を送り返すことなく返品ができる「返金のみ」返品。拼多多の新しいルールに販売業者たちは猛反発

拼多多の新しいルールに販売業者たちが猛反発をしている。それは返品をしたい時に、申告をすれば返金がされ、商品はそのまま送り返さなくていいというものだ。一部の販売業者たちは不満を爆発させ、拼多多直営店に焼き討ちという嫌がらせをする事態になって…

公園のフェンスを撤去する。市街地と一体化し、市民が利用しやすい公園へ。マナー違反はAIが自動検出

北京市の公園のフェンスが撤去されていっている。市街地と一体化し、利用しやすい公園にするためだ。一方、マナー違反などを管理するため、公園管理も動的な管理に変わっていっていると新京報が報じた。 公園のフェンスを取り払い、市街地と一体化 北京市の…

フードデリバリーが広がらない理由は衛生問題。封緘がどのくらい使われているか調べてみた

フードデリバリーは若者層には浸透したものの、中高年にはなかなか広がらない。その理由は衛生問題だ。現在は、多くの飲食店が封緘を使うようになっている。どのくらい使われているのか、北京商報が調査をした。 中高年に浸透をしないフードデリバリー 中国…

リストラ効果で早くも高収益達成の中国テック企業。リストラは高度人材を獲得できるチャンス

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 194が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国テック企業のリストラについてご紹介しま…

中国版新幹線「高鉄」に静音車両が登場。静かに移動したい出張族に好評

中国版新幹線に、静音車両が連結された列車が登場した。静音車両では、電子機器を使うときは音量をゼロにするか、イヤホンを使う必要がある。大声でのおしゃべりも禁止をされている。静かに睡眠をとりながら移動できると出張族を中心に歓迎されていると黒竜…

3つのリニア計画が進む中国。立ち塞がる収益性という高い壁

中国では3つの組織が競争をしてリニア開発が進んでいる。すでに地方政府による誘致合戦も活発化している。しかし、運賃が高鉄の4倍にもなるリニアが、果たして高鉄や航空機との競争力をもてるのか、疑問の声もあがっていると界面新聞が報じた。 試験走行を始…

若者はもうiPhoneは買えない?値引き、分割など、買いやすさの競争を始めたアップル

若い世代にとって、iPhoneの価格が高くなりすぎたことが中国でも話題になっている。そのため、アップルは値引き、分割などの買いやすさの競争を始めていると九派新聞が報じた。 iPhoneを使っているから不採用? 上海のある23歳の女性が、就職活動で企業側の…

未来の貧困に苦しむ香港の若者たち。世界一住宅コストが高い都市で、人生設計が描けない

香港の若者たちが潜在する貧困に苦しめられている。一見、若者たちは今の生活を楽しんでいるように見えるが、それは親と同居をし、住宅費の負担が少なく済んでいるからだ。一方で、住宅を得て独立をするという人生設計が描けないと澎湃新聞が報じた。 低賃金…

スターバックスついに陥落。売上でもラッキンコーヒーが第1位に。薄れゆくスターバックス効果

2023年Q2の営業収入で、ついにラッキンがスターバックスを抜き、名実ともに中国No.1のカフェチェーンとなった。スターバックスは伸び悩んでいる。その原因はスターバックス効果が薄れてきたことにあると餐飲界が報じた。 ラッキンが売上でもスターバックスを…

コロナ禍で日のあたる場所に出てきた屋台経済。屋台はどのくらい設けているのか?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 193が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、今回は、屋台に関する地攤経済(屋台経済)に…

決済アプリ「アリペイ」でNBAの試合中継が見られる。決済アプリでコンテンツ提供がされる理由

スマートフォン決済アプリ「アリペイ」が、NBAの試合中継に対応をした。さらに、NBA関連のショートムービーも楽しむことができる。アリペイの弱点を補うコンテンツになる可能性があると三易生活が報じた。 決済アプリでNBA中継が見られる 「支付宝」(ジーフ…

スターバックスはドライブスルーも一味違う。高徳地図と提携し、モバイルオーダーとドライブスルーを融合

スターバックス中国がモバイルオーダーとドライブスルーを組み合わせたサービスをスタートさせた。カーナビアプリから注文を入れると、到着時間に合わせてコーヒーを淹れてもらうことができ、到着後すぐに受け取れるというものだ。スターバックスがサードプ…

脳波でドローンを制御する。念じるだけで3台のドローン制御に西安市西北工業大学が成功

西北工業大学の研究チームが、脳波でドローンを制御するシステムを開発した。このシステムが発展をすると、人間は無意識にさまざまなものを操作できるようになり、操縦技術を習得することなくさまざまなものの操作ができるようになると陝西都市快報が報じた…

60%超!限界を超えるECの返品率。ライブコマースの騙しのテクニックが返品率をさらに上昇させる

ECで商品を販売する販売業者が高い返品率に苦しめられている。特に、ライブコマースが広がってからは返品率が急上昇をしている。しかし、解決の糸口がなく、EC関係者にとって頭の痛い問題になっていると光子星球が報じた。 返品率60%超。限界を超える 淘宝…

「ワタシ学生」カタコト中国語で価格交渉。タオバオ、閑魚で商品を購入するベトナム人たち

ネットで「ワタシ学生」というカタコト中国語が流行をしている。ベトナム人がフリマサービスなどで、グーグル翻訳を使ってベトナム語を中国語に直して価格交渉をするからだ。しかも、大胆すぎる値引きをしてくる。タオバオなどでもベトナム人の需要が急増し…

小米創業者・雷軍の年度講演「成長」。認知の突破のみが人を成長させる

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 191が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、小米の創業者・雷軍(レイ・ジュン)の講演に…

深刻な事態に陥るカルフール。悪手が連続したため、倒産の噂が飛び交い、事態をさらに悪化させる

カルフールが、経営再建をするために、PB商品への置き換えと店舗整理を進めている。しかし、消費者に対して悪手を連続して打ったため、倒産の噂が駆けめぐり事態を深刻化させていると礪石商業評論が報じた。 閉店によりプリペイカード問題を起こしたカルフー…