中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中国でサイゼリアが受ける理由。価格はファストフード並みで、体験はレストラン並み

中国のサイゼリヤが好調だ。2024年にはコロナ前の営業収入を上回ると見込まれている。その理由は、価格がファストフード並みでありながら、体験はレストランであることにあると界面新聞が報じた。 中国で好調なサイゼリヤ 飲食チェーンのサイゼリヤが中国で…

航空機の遅延保険を悪用した詐欺事件。ネットで犯罪にあたるのかどうかの議論が盛りあがる

昨年2023年6月、南京市公安局は、李某(仮名)を保険金詐欺で逮捕した。航空機の遅延保険を利用したもので、2015年から累計で300万元の保険金を受け取った。しかし、これがネット民、法律の専門家の間で、犯罪にあたるのかどうか議論になっていると跟着地図…

消えゆく長距離バス。閉鎖が続くバスターミナル。移動は長距離バスから高鉄やマイカーに

この数年、長距離バスターミナルの閉鎖が続いている。長距離バスよりも高鉄を利用する人が増えているからだ。一方で、地方中核都市が発展をし、長距離移動する人そのものも減少していると正解局が報じた。 消える長距離バス、閉鎖されるバスターミナル 長距…

ファーウェイの独自開発OS「ハーモニーOS NEXT」とは。脱Androidだけではないその意味

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 213が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回はファーウェイが発表した「ハーモニーOS NEXT」に…

米国のチップ封鎖に翻弄される中国メーカー。アップルとファーウェイの両方を一気に失ったOFILM

米国のチップ封鎖はファーウェイだけでなく、部品サプライヤーも苦しめている。OFILMは、アップルとファーウェイという大きな取引先を一気に失い、会社の存続も危うくなる状態に追い込まれた。しかし、ファーウェイの復活により、ようやく明るい兆しが見え始…

ファーウェイMate60 Proのカムバックの背後に、チップの魔術師と呼ばれた男の存在

ファーウェイのMate60 Proが売れている。米国のチップ制裁により、製造ができなくなったチップ「Kirin」の製造に、中芯国際が成功したことが何よりも大きい。その背後には、TSMCの六騎士、チップの魔術師と呼ばれたあるエンジニアの存在があったと聚展網が報…

店長も失敗経験者なら従業員も失敗経験者。中年失敗者連盟が起業したタニシ麺のお店が人気店に

深圳市で4店舗を展開するタニシ麺「二胖二両」は、店長も従業員も中年の失敗経験者ばかり。そのことを正直に店舗紹介文に掲載したところ、それがバズって、応援する人が増え、人気店になっていると深圳微時光が報じた。 中年失敗者連盟が開いた人気店 深圳市…

ロケットは電磁力で打ち上げる。中国が電磁カタパルトの試験に成功。打上コストの大幅削減に期待

中国航天科学工業院三院は、電磁カタパルトの動作試験に成功した。ロケットを電磁力の力で打ち上げるというもので、実用化されれば、ロケットの打ち上げコストが大幅に削減でき、衛星などの商業打ち上げに大きな強みを持つことになると科普大世界が報じた。 …

同じ投稿のコメント表示順は人によって違っている。ネット民が気がついた「情報の繭」

あるカップルが、同じショートムービーに対するコメントを比べてみると、人によって表示順が違っていることに気がついた。自分と属性の似た人が投稿したコメントが上位にきているのではないか。ネット民は知らないうちに情報の繭の中に閉じ込められているの…

抖音、小紅書、微博などの8大SNSメディアを比較する。発信力などをマトリクス整理

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 212が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は中国の8大SNSメディアを比較します。 中国からの…

全国どこでも当日配送、新幹線の宅配便。価格は高くても、ビジネスの長距離当日配送に強い競争力

中国版新幹線「高鉄」を利用した宅配便「高鉄急送」のサービスが始まってから半年が経ち、これまでに8000件が利用された。価格が高いため需要は伸びないが、長距離当日配送では強い競争力を持っていると中国鉄路が報じた。 新幹線を使った宅配便「高鉄急送」…

身分証、顔認証を採用し、厳格化されるコンサートチケット転売。それでもなくならない主催者とダフ屋の奇妙な関係

中国文化観光部は、コンサートなどでは身分証、顔認証などで本人確認を行い、チケットの転売を防止するように通知をしている。しかし、そこまでしてもダフ屋はなくならない。主催者とダフ屋の間のもちつもたれつの関係があるからだと界面新聞が報じた。 身分…

フーマとサムズクラブの「生死を賭けた戦い」。なぜホールセラーが競争の場となっているのか

フーマとサムズクラブが激しい価格競争を始めている。ネットでは「小学生のケンカみたい」と面白がられているが、フーマの侯毅CEOは「生死を賭けた戦い」と呼んでいる。それは大袈裟ではない理由があると星海情報局が報じた。 フーマとサムズクラブの値下げ…

単純なクイズプロモーションで売上150%以上増加。中毒性を生ませるクイズキャンペーンの仕組み

フードデリバリー「ウーラマ」が、クイズに正解すると抽選でデリバリー代金が無料になるというキャンペーンで、各ブランドが売上150%以上増になるという成果を出している。無料になるのは抽選であり、全員が無料になるわけではない点が中毒性を生むポイント…

ワトソンズの苦境。0元商品問題で炎上し、消費者の信頼を失う

香港を拠点にするドラッグストア「ワトソンズ」の業績が悪化をしている。0元商品を販売するキャンペーンで、消費者に不誠実なことを行い、それで消費者の信頼を失ったことが原因だ。ワトソンズはどのようにして消費者の信頼を取り戻すのかが注目されていると…

劣悪品を排除し、低価格を実現する仕組み。Temuの革新的なビジネスモデルとは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 211が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、越境EC「Temu」についてご紹介します。 日本で…

交通違反は、監視カメラとスマホ決済で自動摘発。ネットに広がる誤った回避術

中国の都市部の交差点には監視カメラが設置され、信号無視などの違反をすると、ショートメッセージで反則切符に相当するメッセージが送られてきて、その場でスマホ決済で反則金を支払うことになっている。ネットでは、誤ったものを含め、さまざまな回避術が…

生成AIは芸術写真を生成できるのか。人類は新しい道具を手に入れた

生成AIを利用すると、誰でも芸術写真や美しいイラストを生成することができる。写真家や絵師はすべて失業するとも言われている。しかし、それはほんとうだろうか。海傑さんはMidjourneyで写真を生成し、ネットで発表することで、AI写真家と呼ばれるようにな…

漢服専用の生成AIが登場。生成AIの産業応用の鍵は、学習素材の正統性

漢服のデザインコンテストで、漢服専用の生成AIが公開された。デザイン協会が漢服の専門資料を提供し、それを学習素材とした生成AIだ。漢服の詳細な要素まで正確に生成することができ、漢服と現代服のデザインを融合した新たなアパレルデザインが生まれるこ…

「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置

カフェで勉強する学生が、中国でも問題になっている。問題は、混雑をしてきても居座られてしまうことで、他の客とのトラブルも起こりかねない。マクドナルド中国は積極的に自習コーナーを設けることで対応をし始めたとVista氫商業が報じた。 「カフェで勉強…

Z世代の新たな10の消費傾向。内向き、節約、伝統文化。小紅書の調査から

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 210が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、Z世代の新たな消費傾向についてご紹介します。…

バイトダンスは働いて、食べて、寝るだけの生活。従業員の4つのタイプ

世界最大級のユニコーン「バイトダンス」の大企業化が学生の間で話題になっている。ある従業員が投稿した「バイトダンス従業員の4つのタイプ」がきっかけになっている。創造的な企業も大きくなれば官僚的になる。就活生の悩みはつきないと碼客人生が報じた。…

CPUをすべて手づくりした投稿主が話題に。デュアルチャンネルメモリーも実装

動画共有サイト「ビリビリ」に、手づくりCPUを作った投稿主が登場して話題になっている。すべてが手づくりで2年がかりでつくったという。この動画に触発されて、手づくりCPUの制作に挑戦する人が現れていると量子位が報じた。 手づくりでCPUをつくった人が話…