中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

起業熱が再び高まる。火をつけた90年代生まれの3人の天才少年

中国で起業熱が再び高まっている。それに火をつけたのは、3人の天才少年と呼ばれる30代の若者の成功があると市界Proが報じた。 第5世代の起業家、3人の天才少年 中国の起業家を世代別に分類する方法はいくつかあるが、馬雲(ジャック・マー、アリババ)と馬…

流行するマイクロドラマ。大手参入、メディアミックスで、早くも2.0時代に突入

2023年にブームとなったマイクロドラマの産業化が急速に進んでいる。それまでは「低コストでつくって、当たれば大きい」というコンテンツだったが、大手制作会社が参入をしてきて、急速に質があがり、メディアミックス戦略も進められている。マイクロドラマ…

旅行のきっかけはSNSから。リピートしてもらえる工夫が鍵になっている網紅都市

天水市のマーラータンが、SNS発信で人気となり、多くの人が天水市に押し寄せるようになった。もはや、人気の観光先はSNSから生まれる。しかし、ブームが終わると旅行客はさってしまう。リピートしてもらうには何が必要なのか、各網紅都市は工夫を始めている…

自動運転中の自動車が追突事故。浮かび上がってきた「AIと人間の協調」という新たな課題

ファーウェイの自動運転システムを搭載した自動車が、高速道路で、割り込んできたトラックの後尾に追突するという事故を起こした。しかし、この事故を検証してみると、「AIと人間の協調」という新たな課題が浮かびあがってきたと三叔科技説が報じた。 すでに…

電気自動車EVは発火しやすいのか。統計では燃料車よりも少ないが…

EVの発火事故のニュースはたびたび報道される。バッテリーが発火を始めると、噴流が出てくることもあり、手がつけられなくなるのか。実際のところ、EVの発火事故は燃料車に比べて多いのか、電動知家が報じた。 報道が続くEVの発火事故 中国では、電気自動車…

中国のペット事情と小紅書。アンテナショップとして活用される小紅書

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 230が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のペット事情を材料にして、小売業が小紅…

2023年の婚姻率が突然上昇。少子化を変えるきっかけになるか、重要な2年間が始まる

2023年Q4の統計によると、婚姻数が768.0万組となり、昨年同時期から12.36%も増加をした。さまざまな要因が重なった結果によるものだが、少子化の流れを変えることができるか重要な2年間になると許戈財経が報じた。 中国でも少子化が社会問題に どの先進国で…

長時間労働を強いられるライドシェア運転手たち。朝7時から深夜まで、間に車の中で仮眠

ライドシェア運転手の長時間労働が問題になってきている。長時間労働をしないと赤字になってしまって生活していけないからだ。睡眠不足による事故なども懸念される。新聞坊は記者が実際にライドシェア運転手の応募をして実態を探った。 問題になるライドシェ…

フーマの時代が終わる。創業者の侯毅氏が勇退へ。果たせなかったユーザー至上主義

2024年3月18日、フーマフレッシュを構想し、創業した中心人物、侯毅氏がCEOを辞任して、フーマそのものを離れることになった。あまりのユーザー至上主義にサプライヤーがついてこれなくなってしまったからだと毎日人物が報じた。 成果を収めたアリババの新小…

衰退するカップ麺業界でパクチー麺が大ヒット。SNSを活用した商品開発が成功の鍵

次第に食べられなくなっているカップ麺の業界で、久々の大ヒットが登場した。白象が開発したパクチー麺だ。商品に魅力があるだけでなく、SNSを活用して商品開発をし、情報を拡散することに成功したことがヒットの要因だと潮新聞が報じた。 減少傾向のカップ…

金品の要求もしてこない不思議なネット水軍。公安が調査して判明した意外な事実

ECなどに大量の悪評を書き込み、削除の代わりに金品を要求するネット水軍行為は以前から存在する。しかし、金品も要求してこない不思議なネット水軍行為が発生し、公安が捜査してみると、発信元はライバル企業だったと法治日報が報じた。 企業の炎上案件の背…

平替とはどのような消費行動か。影響を受けるブランドと受けないブランド

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 229が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、広がってきた消費行動「平替」についてご紹介…

小麦でつくった人形が60万円で売れるアーティスト。SNSで公開すると弟子入り希望者も

小麦でつくった人形が60万円で売れるというアーティストがいる。陳志文さんは子どもの頃から人形づくりに夢中になり、飲食店で働いている時にその才能が認められた。SNSで作品を公開することでアーティストとして確立、教室の生徒は累計600人になったと可以…

香港で、ディープフェイクとビデオ会議を使った詐欺が発生。騙されないために誰にでもできる簡単な方法とは

香港でディープフェイク技術を使って、ビデオ会議で担当者を信用させるという詐欺事件が発生した。騙されないために、誰にでもできる簡単な方法があると科技生活快報が報じた。 ディープフェイクを使いビデオ会議で信用させる コロナ禍をきっかけに広く浸透…

ブームになるマイクロドラマ。小さな予算で大きく儲ける。一方で一過性ブームで終わるという見方も

1話数分で50話、100話連続するマイクロドラマがブームとなっている。ヒット作も出る一方、粗製濫造も目につくようになり、一過性のブームで終わってしまうのではないかという見方も出てきていると極目新聞が報じた。 マイクロドラマ撮影のメッカとなった横店…

EVの充電。5分で300km時代始まる。ファーウェイのウルトラファストチャージャーがすごすぎる

ファーウェイが1秒で1km充電できるEV用のウルトラファストチャージャー充電器を発表した。5分で300kmが充電できることになる。ファーウェイは、このウルトラファストチャージャーを年間10万台規模で設置をしていくと汽車洋葱圏が報じた。 トイレに行く間に充…

iOSのシェアが増加。米国市場ではダブルスコアに迫る。スマホ勢力図に何が起きているのか

iOSとAndroidのシェアが2023年第4四半期に急変をしている。特に米国市場では拮抗していた両者のシェアがダブルスコアに近いところまで開いている。この要因は、米国での中国スマートフォン排除が影響しているのではないかとCounterpointが報じた。 Androidの…

EVの普及シナリオはどのようになるのか。中国のEVシフトを振り返る

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 228が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のEVシフトの過程を振り返ります。 こうい…

スマホ決済のWeChatペイが、アリペイを猛追。その立役者はお年玉機能の「紅包」

スマホ決済2位のWeChatペイが、1位のアリペイを猛追し、シェアは49.9%、40.7%にまで迫っている。シェアを伸ばした最大の理由は、個人送金機能「紅包」の利便性と楽しさにあると金塔県融媒体中心が報じた。 WeChatペイの利用者が急増 中国の対面決済は、その…

亡くなった人を生成AIで復活させます。お代は200円から。中には9000万円以上稼いだ人も

故人を生成AIで復活させるビジネスが始まっている。その多くは写真に動きをつけるという単純なものだが、音声や会話内容、動画から精巧な復活を可能にするものもある。故人を復活させることには賛否両論があると新浪財経が報じた。 亡くなった人がAIで復活す…

人気は高くても、近くにお店がない!中国市場に翻弄されるバーガーキング

中国でもバーガーキングの人気は高い。しかし、消費者の不満の第一は「うちの近所にバーガーキングがない!」ということだ。KFC、マクドナルに比べて店舗数が圧倒的に少ない。店舗数が拡大できない理由は、中国市場の速い変化についていけていないことが原因…

百度の復活の兆し。ロボタクシーと対話型AI。完全復活に超えなければならない3つの壁とは

百度の2023年度の決済が好調だ。純利益は前年から39%も増加をした。ロボタクシーと対話型AI「文心一言」が収入をあげ始めているからだ。しかし、本格的な成長には3つの壁を乗り越える必要があると虎嗅が報じた。 百度の決算が好調。ロボタクシーと対話型AI …

発売後27分で完売をした小米初のEV「SU7」。創業者、雷軍のしたたかなプレゼン術

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 227が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、小米(シャオミ)の雷軍CEOのプレゼン術につい…

不動産業界崩壊の中で、28.2%の増収を達成した不動産販売「貝殻」。貝殻はなぜ増収増益を達成できたのか

中国の不動産業界は惨憺たるありさまだ。住宅価格も下落が続いている。その中で、不動産販売「貝殻」は増収増益を達成した。なぜ、この苦境の中で、貝殻は成長できたのか。それは市場を見て、早めに方針転換をしたからだと野馬財経が報じた。 バブルが終わり…

空飛ぶクルマ、中国を飛ぶ。eVTOLのメッカになりつつある上海

上海市が空飛ぶ車のメッカになりつつある。eVTOLのトップ企業3社が上海に拠点を定めているからだ。すでに貨物輸送では営業運転が始まり、空飛ぶタクシーとしての営業運転も始まろうとしていると上観新聞が報じた。 次世代の交通手段として開発が進む「空飛ぶ…