中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

AR機能でルート案内。危険運転の車両も発見する車載カーナビ

スマホの地図アプリとして広く使われている高徳地図には、車載版がある。ベースに仕組みは同じだが、純正ナビ、後付けナビなどに内蔵され、スマホアプリの高徳地図と連動して使うこともできる。この車載版高徳地図にARナビゲーションの機能が追加された。実…

なぜシェアリング雨傘だけがなくならないのか?

中国のシェアリング経済関連の投資が止まっている。シェアリング自転車などは、事業としては定着をし、維持ができているが、爆発的な成長はもはや望むことができず、投資としての旨味がなくなっているからだ。しかし、小規模ながら、シェアリング雨傘だけは…

ホワイトカラーに増加する「隠れ貧困」と「初老症」

いろいろな問題を抱えながらも6%台の経済成長を続ける中国。10年前、20年前と比べれば市民の暮らしぶりは明らかに豊かになっている。しかし、一方で、ホワイトカラーの90%が焦燥感に悩まされるという調査結果もあり、さらには隠れ貧困と呼ばれる層が出現し…

老舗の包子店がセルフ注文、スマホ決済のスマート店舗を出店

習近平国家主席がお忍びで食べにきたことで有名になった老舗の包子店「慶豊包子舗」が、北京の副都心「雄安新区」に新しい店舗を開いた。この店舗が、スマホ決済を利用したスマート店舗となり、話題になっていると北京日報が報じた。 若年層への浸透が課題の…

シャオミーが北京から武漢に一部移転か。加速する「北上広深から逃げる」現象

携帯電話メーカーで、中国のアップルとも呼ばれ、熱狂的なファンを持つシャオミーが、本社を北京から武漢に移転するのではないかという噂が駆け巡っている。シャオミーだけでなく、ファーウェイやZTEも大都市から地方都市への移転をしている。大都市からIT企…

小売領域で始まるアリババvsテンセントトライアングルの戦い

既存スーパーを駆逐する勢いのアリババの新小売スーパー「盒馬鮮生」(フーマフレッシュ)。この分野でもアリババの強さが光るが、アリババに対峙するIT企業「テンセント」、ECサイト「京東」、国内系スーパー「永輝」が出資関係、提携関係を深め、テンセン…

「京東」が物流センターにリニア駆動を導入。狙いはスマート包装

ECサイト「京東」(ジンドン)の物流を担当する京東物流は、物流センターの仕分けラインにリニアモーター駆動のコンベアを導入した。その目的は、仕分け効率アップもあるが、中国独特の問題として包装素材の節約という目的があると中関村オンラインが報じた…

長期休暇を自宅で過ごす百歩青年。変わり始めた休みの過ごし方

10月1日からまるまる1週間休みとなる国慶節休暇。中国人はどのように過ごすのか。WeChatが行動データをまとめてみると、約2100万人が自宅内で過ごし、1200万人が1日100歩も歩かない日があった「百歩青年」だと観察者網が報じた。 のべ7億人が旅行に。自宅…

スマートフォン。7つの失敗デザイン

2007年1月に米国でiPhoneが発売されて10年余り。その歴史の中で、さまざまなデザインが登場してはい消えていった。娴滴粑粑数碼科技が、7つの失敗デザインを挙げている。 スマホ7つの失敗デザイン スマートフォンが登場して10年余り。その間、さまざまなデ…

スマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」「銀聯」それぞれの国慶節

国慶節の大型連休が終わり、各スマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」「QuickPass(銀聯)」が、国慶節期間での海外での利用状況をまとめて発表している。その発表内容はそれぞれの特色があると新零售支付が報じた。 海外旅行をする人も多い国慶節の大型連休 …

アリババが数学コンテストを開催。優勝賞金は220万円

アリババがアリババグローバル数学コンテストを開催している。優勝賞金は2万ドル(約220万円)。さらに、冬休みに2週間の数学特別セミナーに参加できる権利が与えられる。 すべてがネットで行われる数学コンテスト アリババの数学コンテストは、参加資格に…

町がまるごと圏内。アリクラウドが始めた無線ステーション飛行船

IoTの本格活用時代が始まっているが、問題は無数に設置されるIoT機器にどうやって電力とネット接続を供給するかだ。そこで、低電力で広範囲に無線ネットワークを提供するLoRaが注目されている。アリクラウドでは、このLoRaを飛行船から提供して、700平方キロ…

根強い中国人の日本旅行人気。しかし、交通、食事に課題も

旅行情報サイト「馬蜂窩」は、2018年上半期に海外へ自由旅行をした旅行者へのアンケート結果をまとめた「2018中国出国自由旅行ビッグデータ報告」を公開した。これによると日本旅行の人気は相変わらず高いものの、交通と食事に課題があることが見て取れる。 …

自動運転は空でも。一人乗り自動操縦ドローンEhang184

2016年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で展示された億航(イーハン)の一人乗り無人操縦ドローンEhang 184の友人飛行回数が1000回を超え、実用化の目処がついたと繍夢軍武が報じた。 自動操縦で飛行する一人乗りドローン Ehang 184は、一…

人工知能が交通信号を制御。ET都市ブレインが杭州市でいよいよ本格始動

9月19日、杭州市の西湖区雲棲で開催されたアリババの開発者会議で、2年間に渡って杭州市で試験運用をしていた「ET都市ブレイン」を本格始動することが発表された。ET都市ブレインは、交通信号を人工知能で制御することにより、交通流量を円滑にし、渋滞の解…

ジャック・マーの論語。名言50句(下)

来年9月で引退することを表明したアリババのジャック・マー会長。杭州という地方都市で、なにもないところから今日のアリババを築いた。近年の中国では英雄の一人に数えられ、特に若い世代に対する影響力が大きい。 そのジャック・マー会長の「50の名言」が…

ジャック・マーの論語。名言50句(上)

来年9月で引退することを表明したアリババのジャック・マー会長。杭州という地方都市で、なにもないところから今日のアリババを築いた。近年の中国では英雄の一人に数えられ、特に若い世代に対する影響力が大きい。 そのジャック・マー会長の「50の名言」が…

中国人はシェア経済が苦手なのか。停滞するシェアビジネス

カーシェアリングビジネスの凋落ぶりの報道が続いている。ライドシェアの中国版ウーバー「滴滴出行」でも、女性客が暴行事件に巻き込まれるなどの事件が続いている。中国は、IT技術をいち早く投入して、社会実験をしながらビジネスとして確立することを得意…

街の果物屋さんが新小売戦略。オンライン売上30%の「百果園」

アリババが提唱している新小売戦略。実体店と宅配ECを巧妙に組み合わせた「盒馬鮮生」(フーマフレッシュ)が好調だ。他企業も同様の新小売業態に参入しているものの苦戦をしている。その中で、街の果物屋さんとして知られる「百果園」が新小売戦略に成功し…

無人駐車場をスマホで突破するハッキングが流行中

中国では無人駐車場が増えている。開閉式ゲートのところに監視カメラが設置され、入庫しようとする車のナンバーを読み取る。これでゲートを開け、スマホ決済をする。しかし、スマホで撮影した他人の車のナンバーを見せて、ゲートを開けるというハッキング手…

早くも淘汰が始まった中国カーシェアリング。抱える3つの課題

EVシフトが始まっている中国で、カーシェアリングサービスが次々と起業しているが、早くも倒産やサービス停止をする企業が現れ、淘汰整理の時期が始まったのではないか。カーシェアリング企業は3つの課題を抱えていると億欧網が報じた。 淘汰整理が進んだシ…

オフラインでも決済ができる「アリペイ」の仕組み

キャッシュレス決済をするには、消費者、商店ともにネット環境が必要になる。しかし、バスの乗車賃決済などの場合、場所によってはネット接続ができないこともありえる。このようなオフライン状況でも、アリペイには「オフライン決済」機能がある。その仕組…