中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

北京市が世界最初で完全自動運転車が走る都市を目指す

米国のグーグル(ウェイモー)と中国の百度の完全自動運転車(ドライバーレスカー)の開発競争が最終段階に入っている。商店となっているのは、一般の自動車との混在状況での試験走行だ。北京市は、自動運転車の走行試験の細則を定め、開発を推進し、世界で…

杭州市に無人ホテルが誕生。鍵は顔認証、操作はスマートスピーカー

12月11日、浙江省杭州市の西側、良睦路1288号に無人ホテル「レストアワー」が開業した。チェックイン、チェックアウトはスマートフォン、鍵は顔認証、部屋の備品の操作はスマートスピーカー。全自動ホテルとしては世界初になると杭州網が報じた。 管理スタッ…

アリババ社員がブラック労働に耐えられる理由

中国杭州市に本拠を置くアリババ。タオバオ、TmallといったECサイトで急成長し、現在ではQRコード方式スマホ決済「アリペイ」を核として、シェアリング経済、社会信用スコアなど、社会の仕組みを変えていくほどのインパクトがある事業を進めている。そのアリ…

わずか数秒で、20億人を識別。中国の監視カメラシステム「ドラゴンフライアイ」

上海のYituが開発をした監視カメラシステム「ドラゴンフライアイ」は、人工知能により数秒で20億人を識別するという性能を持っている。犯罪の抑止効果が高いことから、各地公安が続々と導入を始めていると南華早報が報じた。 ボタンが一切ないエレベーター …

ユニコーン企業の世界分布図。米国、中国、欧州の3極に

米国の投資調査機関CB Insightはユニコーン企業のランキングリストを公開している。それを見ると、米国109社、中国59社、欧州28社となっている。アジア圏では、韓国、インドネシアが2社、シンガポール、日本が1社となった。 上場をしない大企業、ユニコーン…

キャッシュカードも不要。顔認証で預金が引き出せる中国農業銀行

全国に2万3000店舗を展開する中国農業銀行は、ATMでの預金引き出しに顔認証を取り入れた。銀行カードがなくても、顔を見せるだけで預金が引き出せるようになったと今日頭条が報じた。 ペイメント革命の次はユビキタス革命 中国は、スマートフォンによるペイ…

脱スマホに走り始めた中国アリババ

アリババとその傘下のアントフィナンシャルは、上海地下鉄と共同して、地下鉄の発券システムと改札を脱カード、脱スマホに変えていくと鳴金網が報じた。音声でチケットを購入することができ、改札は顔認証で入ることができる。アリババは、脱スマホ技術に注…

大盛況だった独身の日セール、各ジャンルで売れたブランドは?

史上最高の売り上げを記録した中国独身の日セール。主要ECサイトでの売り上げ合計は1日で4兆円を超えた。日本のアマゾンの年間売り上げが約1.1兆円であることを考えると、想像がつかない規模のセールになっている。調査会社「星図数拠」は、主要4サイトで、…

成功する無人レストラン、失敗する無人レストランは何が違う?

無人レストランは、2015年サンフランシスコに開業したEatsaを皮切りに、現在中国でさまざまな企業が挑戦中だ。しかし、すでに成功例、失敗例があらわになり始めている。その違いはどこにあるのか。掌柜攻略は、無人にする目的を明確にしているかどうかにある…

中国のビットコイン採掘場に電力供給停止措置

中国は、全世界の70%のビットコインを算出する「ビットコインの本場」だ。特に四川省では豊富な電力を活かして、ビットコインの採掘場が無数にある。しかし、中国政府は四川省の電力供給会社「四川電力」に対して、ビットコイン採掘場に電力を供給しないよ…

万引きし放題だった無人コンビニWell Goが、2.0になってリベンジ

今年夏、深圳市に開店した無人コンビニ「Well Go」は、メディアから酷評された。すべてが杜撰で、消費者にサービスを提供するレベルに達していないと評されてしまったのだ。そのWell Goが、2.0になって再オープンした。その実力はいかに。雷峰網が取材した。…

32年前に借りた食事代を返したジャック・マー

アリババの会長ジャック・マーは、オーストラリアのニューカッスル大学に個人資産から2000万ドルを寄付し、「マー・モーリー奨学金」を設立した。それは、マーが32年前、オーストラリアを訪れた時に借りた食事代200元を返したものだと今日頭条が伝えた。 ホ…

中国の富二代知名度ランキング

富豪の子女は、中国では「富二代」と呼ばれる。中には経済力に甘えて遊びまわっているだけの富二代もいるが、一方で、自分でも努力をし、親を越えようとしている人もいる。今日頭条は、その富二代中でも知名度の高い4人を紹介している。 中国の上級国民=富…

送電線監視のドローンは、鉄塔に「巣」を作り、そこで充電する

中国では、送電線鉄塔の故障発見の巡回監視にドローンが使われるのが当たり前になってきている。人工知能による解析を取り入れるのはもちろん、鉄塔に巣を作り、そこで充電する技術開発が進められていると36クリプトンが報じた。 電気とテレビは隅々まで普及…

電子決済は、経済を血液サラサラ体質に変える

電子決済は、便利、効率的というだけでなく、消費者の消費マインドを刺激し、個人消費経済が円滑に回すようになるというメリットがある。中国で、今、クレーンゲームビジネスが伸びているが、これもスマホ決済の影響が大きいと36クリプトンが報じた。 毎年50…

独身の日セールから1週間。疲弊する宅配便配達員の1日

大盛り上がりだったECサイトのセール「独身の日」。この日1日だけで、10億件を超える宅配便が発送されたという。宅配便の配達員は、一年で最も忙しい日を迎える。今日頭条に、配達員の一日を密着したレポートが投稿された。 今年30歳になる郝路軍(かく・ろ…

ネットからリアルへ広がる「独身の日」セール

ECサイトがこぞってセールを行う11月11日「独身の日」。その翌日、リアル店舗である銀泰百貨店チェーン51店舗が半日休業をして話題になっている。独身の日セールがネットからリアルに広がった影響だと杭州網が報じた。 リアル店舗に広がる「独身の日」セール…

盛り上がりに欠ける中国のブラックフライデー

中国では、ECサイトのセールとして「独身の日」が有名になったが、輸入商品を主体にする越境ECサイトではブラックフライデー(11月の第4金曜日)にセールを行う。しかし、独身の日に押されて、ブラックフライデーはなかなか盛り上がらないと中国経営報が報じ…

山東大学学生寮に顔認証を導入。化粧、メガネもOK。整形もちょっとならOK

山東省・山東大学の学生宿舎70棟に、今年から顔認証システムが導入された。外に出るにも、中に入るにも顔認証が必要となる。化粧、眼鏡、小さな整形も問題ない。山東大学では、学生の管理に利用する予定だと北青網が報じた。 引きこもってしまう学生は自動的…

サムスンがアップルに真っ向からケンカを売る

バッテリー問題で元気を失っていたサムスンが、少しずつ元気を取り戻してきた。サムスンがギャラクシーノート8のプロモーションとして公開した映像は、ことあるごとにiPhoneの10年を皮肉ったもので、中国でも話題になっていると、捜狐科技が報じた。 このサ…

世界最速でスマホが普及するインドは、スマホ中毒者も世界最速で急増中

インド情報通信監査局(TRAI)は、2017年第一四半期に、携帯電話利用者が11.8億人に達し、世界で第2位の携帯電話市場になったと発表した。スマートフォンの普及も世界最速で、すでに4.5億人の利用者がいるという。しかし、スマホ中毒者も急増し、社会問題に…