中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

中国人がインドを侮っていない3つの理由。ジェネリック医薬品、映画、IT産業

インドの人口が中国を抜き世界一となった。今後、経済的にも成長することが予測され、中国にとっても大きなライバルとなることは確実だ。中国人は、インドの3つの強みを警戒している。それは、ジェネリック医薬品、映画、IT産業だと林軽吟が報じた。 インド…

第4のミルクティーチェーン「アンティー・ジェニー」が上場申請するも、急激な規模拡大に混乱も

第4のミルクティーチェーン「滬上阿姨」が香港に上場申請をしたが、急激な規模拡大でさまざまな内部混乱が起きている。この混乱を乗り越えて上場に漕ぎ着けられるかどうか注目されていると首席商業智慧が報じた。 穀物ミルクティーで上場申請をしたアンティ…

ブームになるマイクロドラマ。ヒットの鍵は脚本。脚本の売買市場ができあがりつつある

ブームになっているマイクロドラマ。低予算で制作をするが、ヒットをすれば収益は莫大ということから、プロたちが続々と参入をしている。マイクロドラマのヒットの鍵はストーリーの面白さで、そのため、脚本の売買が熾烈になってきていると新榜が報じた。 プ…

メガネ率が増える中国。小中学生で半数以上、高校生では8割以上。なぜ近視が増えるのか

中国の子どもたちの目に問題が起きている。小中学生では半数以上、高校生では8割以上が近視になっている。近視に対する誤った考え方と、学習第一で屋外で過ごす時間が短くなっているのが原因だと藍橡樹が報じた。 児童で50%以上、高校生で80%以上のメガネ…

中国の民間ロケット打ち上げ企業が、海上から引力1号の打ち上げに成功

衛星打ち上げは、もはや民間の宇宙ビジネスになっている。中国の民間企業「東方空間」は、海上から引力1号の打ち上げに成功をした。今度は、スペースXに追いつくために、ロケットの回収技術と液体燃料ロケット技術の開発をすることになると最華人が報じた。 …

成長してきたWeChatのライブコマース。新興ブランド、中年男性ターゲットに強い特徴

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 225が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、WeChatのライブコマースについてご紹介します…

セルフ方式のビュッフェが続々登場。スイーツやホテルの高価格帯ビュッフェも

経済が冷え込む中国で、飲食店がセルフ方式のビュッフェに活路を見出している。オフピークの時間帯に、バイキング方式で料理を提供するものだ。スイーツ店やホテルも参入し、セルフ方式ビュッフェが定着をしようとしていると餐飲老板内参が報じた。 続々登場…

台湾人の6割が「現状維持」を望む。独立と統一の間で引き裂かれてしまっている台湾人

台湾の国立政治大学選挙研究センターでは、1994年から毎年、台湾独立/統一に関する意識調査を行なっている。2023年の調査では、「現状維持」61.1%、「独立」25.1%、「統一」7.4%という結果になったとフォーカス台湾が報じた。 台湾人の6割が「現状維持」を希…

人型ロボットが自動車工場で働く。品質管理AIを内蔵し、人の代わりに検査を行う

UBTECHの人型ロボット「Walker S」が、NIOのNEV生産工場で研修を始めた。中国だけでなく、米国でも人型ロボットを生産工場に導入する例が増え始めてきた。工場では、人とロボットが協働して働く時代が始まろうとしていると毎日経済新聞が報じた。 自動車工場…

欧州EV市場は中国とテスラに侵食される。UBSの衝撃的なレポート

スイスの金融機関UBSが衝撃的なレポートを公開している。欧州のEV市場は、中国メーカーとテスラに侵食され、既存メーカーはシェアを大きく落とすという内容だ。その理由は、BYDがすべてのパーツを自社生産していることにより、品質とコストを両立させている…

ブームになるマイクロドラマ。「少林サッカー」のチャウ・シンチーも参戦!

「少林サッカー」「カンフーハッスル」などで監督を務めた周星馳(チャウ・シンチー)が、マイクロドラマに参入するとIT之家が報じた。 ブームになっているマイクロドラマ 微短劇(ウェイドワンジュー)とは、ショートムービープラットフォーム「抖音」(ド…

TikTokは米国で配信禁止になってしまうのか?米国公聴会で問題にされた3つのこと

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 224が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、TikTokの売却問題についてご紹介します。 3月1…

地図なしで自動運転を目指す中国メーカー。LiDARなしで自動運転を目指すテスラ

L2+自動運転が広がり始めている。テスラ、ファーウェイなどはすでに自動運転システムの市販を始め、個人が自動運転を楽しむ時代が始まっている。その中で、中国メーカーは高精細地図を採用しない自動運転を開発している。高精細地図のコストがあまりに高すぎ…

アップルがiPhoneだけで撮影した新春映画「小蒜頭」。今年で7本目

アップルが今年の春節も恒例の新春映画を公式サイトで公開した。iPhoneだけで撮影したショートフィルムで、今年で7年目になる。映画として楽しまれるだけでなく、多くのクリエイターに勇気を与えていると映像麦客が報じた。 アップルが公開した7本目の新春シ…

ロボトラックはなぜ失速をしたのか。物流の無人化に抵抗する人々

自動運転の時代が個人所有の乗用車から始まっている。テスラやファーウェイが自動運転システムを販売し、利用者数が増え続けている。一方、物流のロボトラックは技術は成熟をしているのに普及が始まらない。ロボトラックを拒む人たちがいるからだと遠川汽車…

「つながらない権利」に関する裁判の行方。どこにいても、残業代を支給すべきだという判決

北京市で「つながらない権利」に関する裁判が行われ、多くの人の注目を集めている。時間外に業務上の対応をした場合は、残業代を支払うべきだという判決が出た。中国でも「つながらない権利」に対する認識が広がろうとしていると央視網が報じた。 つながらな…

解答を教えるのではなく、考え方を教えるAI先生。対話型AIを搭載した学習タブレット「有道X20」

対話型AIを搭載した学習タブレットが登場した。問題の解答をいきなり教えるのではなく、考え方をステップバイステップで示していき、生徒に考えさせるAI先生「小P先生」が搭載されているとCCTV財経が報じた。 対話型AIが先生の学習タブレット 教育用デジタル…

電気自動車EVはオワコンなのか?中国で克服されるEVの弱点

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 223が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国EVがどこまで進んでいるかについてご紹介…

110番通報はショートメッセージで。聴覚障害者、音が出せない状況で活用

中国公安局は2015年からショートメッセージによる公益通報システムを運用している。指定された電話番号のショートメッセージを送ると、それが110番通報と同じように対応してもらえる。このシステムは聴覚障害者を中心に活用されていると光明網が報じた。 シ…

改革開放でGDPは340倍に。一方、給料の方は340倍になっているのか、計算してみた

中国では1978年に改革開放が始まり、経済成長が始まった。その頃から、GDPは約340倍になっている。GDPが340倍になったのだったら、個人の給料も340倍になっていないと、市民は経済成長を実感することができない。実際には何倍になっているのか、資本百科が計…

低俗と言われてもやめなかった椰樹集団のライブコマース。今では大人気に

ココナッツジュースの老舗「椰樹集団」がライブコマースを行ったところ、多くの人から女性の性を商品化している、低俗だという批判を受けることになった。しかし、椰樹集団はそのテイストを変えず、続けたところ、今では多くの人に受け入れられるようになっ…

スターバックスで開催される囲碁大会。上海の囲碁好きがスターバックスに集まる理由

スターバックスの上海市中遠両湾城店は、週に3回、囲碁愛好者が集まり、囲碁大会が行われる。自然発生的に生まれた囲碁の会だが、スターバックスとも良好な関係を築き、売上も増加していると長江日報が報じた。 囲碁会館となったスターバックス 上海市北部の…

東南アジアECの”黄金の一年”。TikTok Shopping、Temuの参入で市場の成長が始まった

東南アジアのECが急成長をしている。中国の4つの資本が入り、競争も激しくなる中、市場規模は16.7兆円、成長率は18.6%となっている。特に今年はさらに大きな成長が期待できる”黄金の一年”になると見る人が多いと21世紀経済報道が報じた。 東南アジアECの成長…

儲かるUI/UX。実例で見る、優れたUI/UXの中国アプリ

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 222が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のUI/UXの考え方についてご紹介します。 U…

旅行需要の回復に伴い生まれた新ビジネス「付き添いカメラマン」

旅行需要が回復をし、陪拍という新しいビジネスが生まれている。旅行先の現地で落ち合い、プロレベルの写真を撮影してくれるカメラマンだ。しかし、その多くがSNSで見つける個人間取引であるためトラブルも増加していると法治網が報じた。 旅行に付き添い撮…

国内旅行は回復したものの、旅行社の業績は回復しない。苦しい旅行業界の事情

2023年、国内旅行に関してはほぼ回復をした。しかし、旅行社の業績は苦しいままだという。旅行が回復をしたことで、投資資金が流れ込み、新たに起業する旅行社が増えているからだと国家旅業が報じた。 数年ぶりに沸いている旅行業界 2023年は、中国の国内旅…

広がる食品のブラックテクノロジー。食品添加物を拒否し始めた市民たち

食品添加物の使用が広がっている。法的に許されたもので、人体に対する悪影響はないとはいうものの、これをブラックテクノジー、ヘクステクノロジーと呼び、避ける市民が増えている。合法であっても、店主の誠実さに問題を感じるからだと琳琳奇聞説が報じた…

アリババが新小売戦略を放棄か?新小売スーパー「盒馬鮮生」、新小売百貨店「銀泰百貨」に売却報道

アリババが新小売戦略を放棄するかもしれない。新小売系事業の「盒馬鮮生」「銀泰百貨」「RTマート」が売却されるのではないかという報道が出ている。アリババは、ECを中心にした成長戦略を構想しているようだと互聯網品牌官が報じた。 アリババが新小売戦略…

「返金のみ、返品不要」がECの業界標準へ。タオバオ、京東も導入へ

ソーシャルEC「拼多多」(ピンドードー)が始めた「返金のみ、返品不要」施策が、アリババの淘宝網(タオバオ)、京東(ジンドン)、抖音(ドウイン、TikTok Shopping)にも広がり、EC業界の標準となる可能性が出てきたと大衆日報が報じた。 「返金のみ、返…

地図アプリはお宝の山。アリババ「高徳地図」のお金の稼ぎ方

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 221が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、アリババの地図アプリ「高徳地図」のマネタイ…