中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

香港では、浸透しないスマホ決済。その理由とは?

スマホ決済のアリペイ、WeChatペイは、中国の都市部では、最も利用されている決済手段になっている。もはや、現金で支払う人はごく少数派で、現金を持っているのは地方や海外から来た旅行者ばかりだ。しかし、同じ中国でありながら、香港ではほとんど普及を…

ファーウェイが突然、無人バスの運行を発表

深圳市で、無人運転バスの試運転が始まる。そのようなニュースは、中国ではもはや珍しくない。しかし、このニュースには中国中のネット民が驚いた。なぜなら、この無人運転バスを運行するのが、携帯電話メーカーのファーウェイだからだ。ファーウェイの新し…

中国のユニコーン企業(4):36氪

時価総額が5億ドルから10億ドル以上あると見積もられているのに、上場をしない企業ーーユニコーン企業。投資家から熱い視線を浴びるユニコーン企業は、米国だけではなく中国にも数多く存在する。科技企業価値は、そのようなユニコーン企業を紹介している。…

段ボール箱が足りない!独身の日通販大セールに赤信号

いよいよ、中国ネット通販最大のお祭り「11月11日、独身の日」が近づいてきた。しかし、今年は赤信号が灯っている。なぜなら、ECサイトで購入した商品を梱包する段ボールが不足していて、出荷できない事態が生じるかもしれないと今日頭条が報じた。 1日で1.5…

北朝鮮でも始まったシェアリング自転車。なぜ今、自転車なのか。

中国ではシェアリング自転車が完全に生活の中に定着をして、市民の足として活用されている。その影響だろうか、なぜか北朝鮮の平壌市でもシェアリング自転車のサービスが始まっているとBusiness Insiderが報じた。 かつて自転車が禁止されていた平壌市 面白…

悪ノリするシェアリングミスキャンパスが炎上状態に

9月20日、北京交通大学のキャンパス内に突然「シェアリングミスキャンパス」と称する15人の女性が登場し、イベントを行った。日本のグループアイドルそっくりのイベントだったが、北京交通大学は遺憾の意を表し、ネットでは「気持ちが悪い」と炎上状態になっ…

ビッグデータで明らかになった「イマドキの中国人は紅茶を飲む」

中国では多くの人がさまざまな種類のお茶を飲む。その中でも青茶として珍重される茶葉を産出するのが、福建省武夷山だ。その武夷山で、2017年福建茶業ネット発展フォーラムが開催され、中国IT企業の百度がビッグデータに基づいた中国人の茶の嗜好を公表した…

中国のユニコーン企業(3):創新工場

時価総額が5億ドルから10億ドル以上あると見積もられているのに、上場をしない企業ーーユニコーン企業。投資家から熱い視線を浴びるユニコーン企業は、米国だけではなく中国にも数多く存在する。科技企業価値は、そのようなユニコーン企業を紹介している。…

女性ユーザーが半数以上。バトルゲーム「王者栄耀」の異変

中国で大人気のMOBAバトルゲーム「王者栄耀」に異変が起きた。調査会社、企鵝智酷の調査によると、ここ半年で女性ユーザーが急増、なんとユーザー比率で女性が男性を上回ったという。なぜ、中国の女性たちはバトルゲームに惹かれるのか。 ポケモンGOを抜いた…

積極的にECサイトに対応し、さらに成長する老舗企業

阿里研究院は、老舗企業の動態をまとめた「2016年老字号電商百強、老字号・新方向」を公表した。老舗企業上位100社は、ネット販売の売り上げが毎年50%以上の伸びを見せ、約3割の老舗企業がネット販売に対応しているという。 ECサイトと連携する中国の老舗…

宅配便の梱包ゴミ洪水に飲み込まれていく中国の大都市

2016年の中国の宅配便件数は313.5億件、日本の8倍以上にもなる。宅配物流もパンク寸前だが、それ以上に問題化しているのが、宅配便の梱包材のゴミ問題だ。年平均1人が20kg以上の包装ゴミを出していると大洋網が報じた。 使用されたガムテープは地球425周分 …

リニア、無人運転、路面。未来地下鉄の実験場となる北京市

年々延伸される北京地下鉄は、すでに19路線、総延長574kmと、東京の2倍の規模に達しているが、延伸工事はさらに続き、2020年には1177kmになる予定だ。従来は、速く大量にという輸送効率を考えた路線、車両が開発されてきたが、今年からは次世代の地下鉄路線…

中国のユニコーン企業(2):ofo

自転車ライドシェアのofoは、創業わずか2年でユニコーン企業となった。戴威CEO以下、社員はみな若く、まだまだ伸び代のある企業だ。スタートアップ企業のお手本になる企業だと科技企業価値が報じた。 若者たちの手作りスタートアップofo ofoは、いろいろな…

復活するシャオミー。中国のアップルではなく、中国の無印良品になりたい

しばらく低迷していたシャオミーが、ここのところ元気だ。iPhone 8よりも先にベゼルレススマートフォンMi MIXを発売し、中国国内で好調に売れている。その雷軍CEOがイエール大学北京校で公演を行い、「中国のアップルではなく、中国の無印良品になりたい」と…

中国の投資動向を決めているBATJ。人工知能とシェアリング経済に集中投資

テンセント科技とIT橘子は、共同して「中国投資領域資金傾向報告」を公開した。それによると、シェアエコノミーに対する投資は依然と強く、さらに人工知能関連への投資も高くなってきたという。 雨後の筍創業のステージは終わり、収穫のステージへ 2017年上…

ジオフェンス駐輪場は、ライドシェア自転車問題を解決する切り札になるか

中国でますます拡大する自転車ライドシェア。市民の手軽な足として利用が広まるとともに、放置自転車の問題も拡大している。各ライドシェア企業は、放置自転車対策の切り札としてジオフェンス駐輪場の試験導入を4月から始めた。しかし、新浪科技は、実地調…

ネットアイドルたちの拠点、武漢市に誕生

中国のネットで活躍するスターたちーー網紅。その網紅が集まる拠点が誕生した。場所は武漢市の花博滙。花をテーマにしたテーマパークの中だ。敷地内にスタジオなどを作り、網紅たちが動画を発信していく拠点に育てていくと人民網が報じた。 年収数十億円を超…

中国のユニコーン企業(1):滴滴出行

時価総額が5億ドルから10億ドル以上あると見積もられているのに、上場をしない企業ーーユニコーン企業。投資家から熱い視線を浴びるユニコーン企業は、米国だけではなく中国にも数多く存在する。科技企業価値は、そのようなユニコーン企業を紹介している。…

鮮明になる中国産スマートフォン人気。後退するアップルとサムスン

調査研究機関「企鹅智酷」は、スマートフォンのブランド力を調査した「2017中国携帯電話消費、ブランド力報告」を公開した。中国産スマホのブランド力が上昇し、相対的にアップルやサムスンのブランド力が低下していることが鮮明になった。 iPhoneはもはや革…

25歳以下は、自分の顔を晒す抵抗感を持たない。変わるプライバシー意識

中国のFacePartyというスマートフォンアプリが大人気だ。わずか3ヶ月で、10万ダウンロードを達成しただけでなく、1日1人平均3回から4回起動されている。ユーザーの80%は、20代前半の若者であると鉛筆道が報じた。 未知の人にも平気で自分の顔を見せる25…

中国のスタートアップは3年でツノを出す。中国IT経済の強さを支えるユニコーン企業

コンサルティング企業「ボストンコンサルティンググループ」(BCG)は、中国アリリサーチ、百度発展研究センター、滴滴政策研究院と共同して、『中国インターネット経済白書:中国インターネットの特色を読み解く』を公開した。目を引くのは、中国のユニコー…

もう現金と財布はいらない。14%の中国人が現金を持たずに外出

中国の都市部では、スマホ決済が普及をし、「現金を持ち歩かない人が増えている」とよく言われる。実際のところはどうなのか。中国の調査会社イプソスは、スマホ決済に関する世論調査結果を公表した。それによると、すでに14%の消費者が現金を持ち歩かなくな…