中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

メルマガを発行します

「まぐまぐ!」を利用して、メルマガを発行します。 「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」と題し、毎回1つのテーマを深く掘り下げて解説します。取り上げるテーマは、できるだけ読者のみなさんのご要望に応えていきたいと思います。 発…

独身の日セールで、アリババはいくら儲けたのか。ジャック・マー「赤字です」。ネット民「940億円!」

アリババだけで、2648億元(約4.1兆円)の売上をあげた今年2019年独身の日セール。その後のインタビュー取材で、創業者のジャック・マーが「アリババはまったく儲けていない。皆さんを楽しませるためにやっている」と発言して、話題になっている。アリババを…

独身の日セール。売上シェア伸び率ではテンセント系の勝ち。立役者は拼多多

独身の日は、アリババが育ててきた一大セール。しかし、他のECも便乗して、11月11日にセールを行っている。2019年のセールでは、テンセント系ECの伸びが目立った。特に、拼多多が大きな成長を見せて、中国第2位のECサイトに育ってきたと界面新聞が報じた。 …

実在したアリペイさん。アリペイ公式雑貨店は大繁盛に

アリペイの中国名である「支付宝」という名前の人が山東省に実在する。支付宝さんは当初アリババを権利侵害で訴えることも考えたが、ジャック・マーの提案により、「アリペイ公式雑貨店」を出すことにした。現在では、観光スポットになって大繁盛していると…

6万人が整然と規制退場したアリババ年会。その秘密はブレスレット

杭州市オリンピックスポーツセンターで開催されたアリババ年会には6万人が参加をした。この6万人が整然と規制退場したのには、アリババが開発したスマートブレスレットがあったと技術小能手が報じた。 巨大施設の悩みは規制退場問題 アリババの20周年記念…

「変態級おもてなし」でNo.1に登り詰めた火鍋チェーン「海底捞」

中国式おもてなしで、117店舗を展開するNo.1火鍋チェーンに登り詰めた「海底捞」。その人気の秘密は、変態級接客サービスにある。日本のおもてなしとは異なり、形に見えることが重要で、顧客満足度をKPIとし、スタッフ全員の待遇が上下する。それが現場から…

ECとD2Cが変える農業。販売価格は市場ではなく、生産者が決める

仕事がきつく、最も儲からない産業である農業が変わり始めている。D2CやECを利用して、農産物を販売する若者が登場し始めている。特に、ECサイト「拼多多」を利用して成功している例が増えていると寧夏日報が報じた。 激安まとめ買いサービスだけではなくな…

ファーウェイの創業者、任正非が敬愛される理由。中国の辛い時代を生き抜いた苦労人

中国テック企業の経営者の中で、市民から敬愛されているのは、アリババの創業者ジャック・マーとファーウェイの創業者、任正非(レン・ジャンフェイ)の2人だ。2人も中国の貧しい時代に生まれ、成功をしたチャイナドリームの体現者だからだ。特に、任正非…

WeChatペイの定期預金サービスが、スマホ決済と銀行の関係を変える

テンセントのスマホ決済「WeChatペイ」が、定期預金サービス「銀行儲蓄」をスタートさせた。理財商品と違って、元本が保証され、利回りが確定した金融サービスだ。アリペイは対抗できるサービスをまだ打ち出せていない。さらに、このサービスの資金は銀行に…

流行する「なんちゃって富裕層」写真。若者だけではない「自分を演出する」SNS

若者の間に「炫富」(シュエンフー)と呼ばれる写真が流行している。ハイブランド商品や高級車とともに撮影した自分の写真をSNSで公開する遊びだ。本当の富裕層ではなく、小道具を用意してくれる業者が多数存在しているため、仲間内での遊びだ。しかし、若者…

ドローン配送に営業許可。無人カートとドローンによる自動配送時代始まる

中国で、区域を限定して試みられていたドローンによる飲食の出前配送が正式に許可された。営業許可を得たアントワークは、無人カートとドローンを組み合わせた自動配送ネットワークの構築を始めると物流信息化が報じた。 アントワークのドローンが正式に営業…

108両編成の貨物列車が自動運転化。貨物列車も自動運転時代に

世界各国で、貨物列車の自動運転が始まっている。オーストラリアではすでに運行を開始し、フランスなどでも試験運行を始めている。中国でも、10月16日に、神朔線で、自動運転の貨物列車が走行し、自動運転時代に入ったと参考消息網が報じた。 108両編成の貨…

小学生が宅配ボックスの顔認証を突破。広がる顔認証技術への不安

上海外語大学附属小学校の4年生たちが、課外授業で、顔写真で宅配ボックスの顔認証が突破できるかどうかという実験を行ったところ、簡単に開いてしまった。生徒たちは大喜びしたが、教師は困惑、メディアは批判、宅配ボックス企業はコメントを出す、消費者…

上海市が進めるトイレ改革。スマート化した公衆トイレはすでに150カ所以上

上海市にスマートトイレが続々と登場している。スマホのアプリから場所を検索することができ、紙はQRコードスキャンや顔認識で、一人分が出てくる。そのような公衆トイレはすでに150カ所になり、今後も増えていくと文滙が報じた。 上海市がスマート公衆トイ…

キャッシュレス決済で、家計支出は16%増え、エンゲル係数は下がる

日常のほとんどの支払いをスマホ決済で行う中国。大規模な家計支出調査により、家計の支出は16.01%増え、同時にエンゲル係数(家計中の食品消費比率)は1.65%下がったことがわかったと毎日経済新聞が報じた。 キャッシュレス決済で、家計支出は16%増えた こ…

60歳以上のネット民が5000万人を突破。ネット中毒の高齢者も約9%

中国の調査会社iiMedia Researchが公表した「2018中国高齢者ネット中毒スポット観測報告」によると、ネットに夢中になるのは若者だけではないことがわかった。60歳以上のネット利用者は、すでに5000万人を超え、そのうちの8.7%は、1日に4時間以上ネットを利…

20代に広がる「新消費」は、新しい消費スタイルか、それともただの借金生活か。変わる若者の消費意識

スマホ決済やそれに付属する金融サービスにより、「先消費、後払い」という新しい消費スタイルが広がっている。しかし、「未来の収入を先取りして、平準化して消費する」合理的な消費方式なのか、企業の都合に騙されているただの借金生活なのか、たびたび議…

ウイグル産の「日本の岩塩」が訪日中国人に人気。2元の岩塩が2万元で売れる

訪日中国人旅行者の間で、日本土産として「日本の岩塩」が人気なのだという。しかし、多くのものは、ウイグル産の岩塩を中国業者が仕入れ、中国人に向けて売っているものだという。日本旅行をする人は、産地や製造方法などをよく確かめるべきだと攻略吧が報…

動力不要で、5000kmを航行できる無人潜航艇が登場

2019年9月に、北京国家会議センターで開催された第18回北京国際航空展覧会に出品された無人潜航艇が注目を浴びている。動力は不要で、約5000kmを航行することができる。海南島から出発をさせれば、南沙諸島をカバーできると、話題になっていると兵工科技が報…

ジャック・マー引退後のアリババは、安定経営企業になっていくのか

アリババの創業者、ジャック・マーが引退をして、ダニエル・チャンCEOが、名実ともに「アリババの顔」になった。ダニエル・チャンは、財務畑出身であり、その実直そうな風貌から、アリババを安定経営することが使命だと言う人が多い。しかし、実際のダニエル…

長沙市でいよいよ始まったロボタクシーの運行。45台が一般乗客を乗せて走る

湖南省長沙市で、百度の「アポロ」を搭載したロボタクシーの試験運行が始まった。45台の車両を投入するという大掛かりなもので、長沙市民であれば、事前登録をすることで誰でも無料で利用することができる。一般の乗客をのせた試験運行で、問題が生じなけれ…