中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の本名が商標権侵害に。商標ビジネスに狙われるインフルエンサーの名前

中国で人気の網紅「敬漢卿」の名前が、商標権侵害で警告を受けた。しかし、敬漢卿は彼の本名。いわゆるグレーな商標ビジネスが網紅の名前を狙い撃ちにしているとAaahaoが報じた。 整備されてきた中国の知的財産権の扱い 知的財産権侵害の問題では、つい最近…

iPhoneの顔認証を頭部モデルで突破。アリペイでの決済に成功したという動画が話題に

南斗星仿真ロボットの王峻CEOが、iPhoneの顔認証を、3Dプリンターで作成した自分の頭部モデルを使って突破し、実際にアリペイを使って列車のチケットを購入する動画を公開した。ネットでは顔認証の安全性を不安視する声が広がり、アリペイ運営が公式にコメン…

郵便番号の廃止も検討。住所ではなく個人を示す番号体系に

中国でも、日本と同じような考え方の郵便番号が使われている。しかし、郵便番号は郵便局のIDであり、宅配時代にそぐわなくなってきている。そのため、個人をベースとする新しいIDの研究が始まっていると江干発布が報じた。 時代にそぐわなくなってきた郵便番…

ペット飲料の蓋の裏には当たりがある。企業と羊毛党の戦い

数年前まで、ペット飲料の蓋の裏には「当たり」の文字があることがあった。もう1本もらえるというものだ。しかし、最近、その当たりキャンペーンが行われなくなっている。羊毛党対策をしたためだとチタン媒体が報じた。 ペットボトルの蓋の裏には「当たり」…

テック×スポーツ。杭州市にアリババのテックスポーツセンターが開館

浙江省杭州市江干区にアリババスポーツセンターが開館した。ただの体育館ではなく、テクノロジーとスポーツが融合したスポーツセンターだと話題になっていると江干発布が報じた。 8階建てのアリババスポーツセンターが開館 アリババスポーツセンターが開館し…

高級人材に起こり始めているUターン、Jターン現象。人材は新一級都市へ

中国の大学生は、誰もが北京、上海、深圳、広州などの一級都市での就職を希望する。しかし、一級都市の人材が供給過多になり、新一級都市との給与格差も縮まってきたことから、大都市の大学卒業者が地方の新一級都市に職を求める現象が起こり始めていると趣…

荷物タグを電子化。カウンター手続き不要、チケットレスで搭乗可能に

中国東方航空は、上海・北京路線で、預け入れ荷物の電子タグの運用を始めた。チケットも電子チケットとなり、カウンターでの手続きは不要となり、チェックイン、荷物の預け入れ手続きがスマートフォンから行えるようになると中国民航報が報じた。 預け入れ荷…

ホテルの客室が狙われる。巧妙になる4K盗撮カメラ

中国の各地で、ホテルの客室での盗撮事件が起きている。中央電視台財経チャンネルの番組「経済半小時間」が、この問題を取材したところ、想像以上に蔓延していることが大きな話題になっている。 ユニクロの試着室に盗撮カメラ事件 中国で盗撮事件が続いてい…

中国のIT革命の起点となったタオバオ。初めての出品は2台の日本製カメラ

中国のIT革命は、2003年に開設されたアリババのEC「タオバオ」から始まる。ここからスマートフォン決済「アリペイ」が生まれ、中国人の生活は様変わりをした。そのタオバオで最初に売れたのは2台の日本製カメラだったと九零的新媒が報じた。 宝探し感覚で楽…

タクシーのEVシフト。課題の多い深圳方式。順調な杭州方式

公共交通、タクシーなどのEVシフトが進んでいる。急速充電をする深圳方式とバッテリー交換をする杭州方式の2種類があるが、深圳方式は課題が多く、杭州方式は今のところうまくいっている。EVシフトを進めるには充電ステーションなどのビジネスが成り立つエ…

5000を超える公的機関のTik Tokアカウント。人気は警察と軍関係

Tik Tokの本家「抖音」の公的機関の公式アカウントが5000件を超えている。広報ビデオよりも短く、親しみがあるため、多くの人が閲覧をし、広報の目的を効果的に達成できるからだ。その中でも人気なのは、警察と軍関係の公式アカウントだと娯楽資本論が報じた…

急速に増える「プライベート映画館」。なぜか大学の近くに集中する理由

中国の各都市で、プライベート映画館が急増している。個室で映画を見られるというもので、カップルやグループでの利用を見込んでいる。しかし、なぜか大学のそばに集中することが多く、個室の中で何が行われているかわからず、社会問題化しようとしていると…

SNS導入で売り上げを10倍にしたくだもの屋。規模が小さいほどテック導入の効果は大きい

町のくだもの屋がSNSとそれに連動する会員管理システムを導入して、売り上げを10倍に増やすことに成功した。妻と二人で運営する小さな商店では、テック導入のコストは安く、効果は大きいと済南同創教育諮詢が報じた。 流行するスタートアップ「くだもの屋」 …

2018年から急激に増加した自動運転地下鉄。アジア地域が世界をリード

国際公共交通連合(UITP)は、世界の無人運転地下鉄の状況をまとめた「World Report on Metro Automation 2018」(世界地下鉄自動化報告)を公表した。2018年から自動運転地下鉄路線は急激に増加し、自動運転時代がやってくる。 世界の無人運転地下鉄の半分…

あまりにも売れなさすぎる!サムスンの中国市場撤退の日も近い

中国でサムスンのスマートフォンが売れない。売れていないどころか、あまりの売れていないっぷりがネットでの話題になるほどだ。サムスンは、中国市場での販売方法やプロモーションなどを積極的に改善せず、すでに中国市場を放棄しているのではないかと老徐…

太陽エネルギーで自力飛行する「空中WiFi基地局」。大規模災害時にネット回線を提供

陝西省西北工業大学は、ソーラーバッテリー駆動の無人飛行機を開発した。この無人飛行機「魅影」は、WiFiルーターとして機能し、災害時の通信確保、屋外での学習活動などへの活用が考えられていると西安新聞網が報じた。 太陽光で無限に飛行ができる「空飛ぶ…

台湾のスマホ決済が大幅に進展。30歳前後の年齢階級では75.5%が利用経験あり

台湾の資策会産業情報研究所(MIC)は、台湾のスマホ決済に関する調査結果を、自社のMICフォーラムで公表した。これによると、2019年上半期のスマホ決済利用者は、26歳から35歳で75.5%にのぼることが明らかになった。 若い世代では75.5%がスマホ決済利用経験…

夏のドーハをスマートレールが走る。大規模イベントで負の遺産を作らない交通整備

湖南省株洲市ですでに営業運転を始めている「レールのない路面電車」スマートレール。現在、ドーハでの試験走行が始まっている。ドーハでは2022年にW杯の開催を予定していて、W杯終了後に負の遺産にならない公共交通として検討がされていると中国新聞網が報…

ゲームで集めた万里の長城修復費用。集まった金額は2500万円

中国で最も有名な観光資源「万里の長城」。1万4000kmに渡る長城の多くは失われていて、現在も修復、復元作業が続いている。その費用を捻出するのに、ゲームが利用された。万里の長城について知ってもらい、寄付をしてもらうことで、順調に資金が集まっている…

外売を活用して、個人食堂で年商7000万円。成功の秘訣は「変わること」

北京の裏通りにごくありふれた食堂「小厨小菜」はある。しかし、外売を活用し、1日に1000件以上の出前をさばき、年商は7000万円という個人食堂としては異例の売上を上げている。その秘訣は、時代の変化に合わせて変わっていくことだと老板商業学が報じた。 …

農村の壁にITサービスの広告。変わり始めている農村の経済

近年、農村の壁面広告にITサービスの広告が目立つようになっている。従来は、共産主義スローガンなどが描かれていた場所だ。農村にITサービスが浸透し始め、同時に現金収入のある仕事ももたらし、農村の経済を変えようとしていると天下網商が報じた。 ・ECの…