中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自転車レーンが危ない!遅い自転車と速い電動自転車の接触事故が多発。解決策の見えない自転車問題

市民から、自転車レーンが危ないという声があがっている。遅い人力の自転車、速いロードバイク、電動自転車が混在しているからだ。解決策はさまざま提案されているが、決め手に欠き、改善が進まない状態になっていると北京日報が報じた。 安全なはずの自転車…

ラッキンコーヒーの氷はなぜ溶けづらい。品質にこだわるカフェが氷にもこだわる理由

ラッキンコーヒーのアイス飲料は氷が溶けづらいという評判がある。わざわざ溶けづらい氷がつくれる製氷機を導入しているからだ。溶けづらい氷は、飲料の温度を低く保つだけでなく、味に関しても大きく関わっていると壱読が報じた。 デリバリーでも溶けないラ…

中国を捨てた数学の天才が語った3つのこと。中国研究界の古い体質が人材の流出を招いている

北京大学の数学の天才である許晨陽は、米国に留学をし、ユタ大学の教授になったが、中国に貢献をするため、帰国することを選んだ。しかし、それから6年、許晨陽は再び渡米する道を選んだ。許晨陽が残した3つの言葉に、中国の人材流出の原因が現れていると地…

景気後退で売れなくなった定価のスナック菓子。量販格安店に人気が集中

景気が後退すると家計から真っ先に削られるのはスナック菓子などの嗜好品だ。しかし、各地に量販格安店が登場し、人気になっている。スナック菓子の世界では、スーパー、コンビニとは異なる流通経路が確立されようとしていると南方週末が報じた。 コロナ禍で…

進む生成AIのビジネス応用。対話型AIが嘘をつく問題にもさまざまな解決策が

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 204が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、生成AIのビジネス応用についてご紹介します。 …

「宵越しの肉は売らない」豚肉やさん「銭大媽」が上場へ。一方で、過大な負担を抱える加盟店

銭大媽が香港に上場を申請している。しかし、加盟店の負担が大きなフランチャイズの運営に加盟店オーナーからの不満もあがっていいる。上場を果たしても、この問題を解決しなければ銭大媽はすぐに失速することになると地縁歴史档案館が報じた。 宵越しの肉は…

再生回数40億回越えの「土味三国」。村人総出の手づくり三国志ドラマがここまで受ける理由

中国のショートムービープラットフォーム「抖音」(ドウイン)で話題になっている連続ドラマがある。それは「土味三国」と呼ばれるもので、約60本の5分程度のエピソードが公開され、再生数は40億回を超えるという大ヒットになっていると澎湃新聞が報じた。 …

もはや座って朝食を食べるのは贅沢?北京市のビジネス街での朝食調査

北京のビジネス街で人々はどんな朝食を食べているのか。もはやカフェに座って朝食を食べるのは贅沢であり、多くの人が歩きながら食べたり、オフィスのデスク、裏通りの朝食店で食べていると北京日報が報じた。 ビジネス街の人はどんな豪華な朝食を食べている…

意外に質素な中国富豪たち。カジュアルウェアを着て、地下鉄に乗り、近所でビーフンを食べる

中国の富豪たちはさぞかし贅沢きわまりない生活をしているかと思いきや、中国では富豪になっても質素な生活をしている人が人気がある。事実、若い頃の消費習慣を富豪になっても変えないという人が多いと小明担撲が報じた。 安物の服を着てマツダに乗る中国の…

コロナ禍、物価高騰、消費不況が連続して襲う飲食業。火鍋チェーン「海底撈」はどうやってV字回復に成功できたのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 203が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、コロナ禍からV字回復をした海底撈についてご紹…

フードデリバリーによる包装ゴミの処理に毎年500億円。環境対応包装材が普及をしない理由とは

中国ではフードデリバリーにより毎年160万トンのプラスチックゴミが出て、その処理に24.5億元の費用がかかっている。さらに、事業用のゴミとして排出されるプラスチックも合わせると、年間2536万トンとなり、中国は世界最大のプラスチック廃棄大国になってい…

砂漠の緑化技術のブレイクスルー。砂と土の違いは結合関係という発見が鍵に

重慶交通大学の易志堅教授の研究チームが、砂漠緑化に貢献する大きな発見をした。砂と土の違いは粒子の大きさだけでなく、結合関係の違いが重要だというものだ。これにより、セルロース接着剤を砂漠に混合するだけで緑化ができる可能性が生まれていると新華…

バス停に到着したバスは八百屋さん。北京市バスが始めた移動店舗サービスが大好評

北京市バスでは、廃バスと廃止路線のバス停を利用して、移動店舗サービスを始めた。市民からは安くて便利だと大好評だ。しかし、あまりに安すぎるため、周囲の商店からは民業圧迫だという声もあがっている。3年300店舗の拡大計画がどうなるのか注目されてい…

乱立が進む東南アジアのスマホ決済。決済統合サービスが今後の動向の鍵となる

コロナ禍が落ち着きを見せて以降、東南アジアの経済成長が加速をしている。その大きな原動力になっているのが、3つのデジタルだ。「EC」「SNS」「スマホ決済」だ。多くの企業がこの3つの分野に進出をし、過当競争になりつつある。特にスマホ決済は、乱立の様…

ファストフードはもはや贅沢な食事なのか。消費支出と平均単価の比較をしてみた

ホワイトカラーが昼食や夕食にファストフードを利用することが多くなっている。しかし、聞こえるのは、ファストフードですらもはや「高い」という声だ。ファストフードは本当に高いのか。消費支出統計から紅星資本局が比較をした。 ファストフードは高くなっ…

中国のGDP統計は信頼できるのか。日本とは異なる中国GDP統計の仕組み

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 202が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のGDP統計の信頼性についてご紹介します。…

人気のライブコマース「開窯大事」、貴重に思えた陶器はすべて仕込みだった。ライブコマースの騙しのテクニック

ライブコマースはもはやエンターテイメントとショッピングを兼ねたコンテンツになっているが、業者の競争が激しくなり、あの手この手で売ろうとし、騙しとも呼べるテクニックが使われるようになっている。しかし、多くの視聴者は許容をし、騙し騙されの部分…

バス運転手の異常や疲労をAIで検知。疲労しづらい働き方を模索する北京市のバス

北京市では1158のバス路線があり、年間31億人を輸送している。現在、車両のリアルタイム管理が行われているが、さらに、AIによる運転手の管理が始まっている。異常や疲労などを検知し、運転手の負担を減らすのが目的だと北京交通広播が報じた。 年間31億人を…

設定は子どもが行い、高齢者の親は使うだけ。高齢者でもスマホ決済やタクシーサービスまで利用可能

騰訊(テンセント)SSV銀髪科技ラボと幾米物聯(ジーミー、Jimi IoT)は協働をして、高齢者向けスマートフォン「銀齢守護カード」を発売した。家族などに電話ができるだけでなく、WeChatペイでの決済も可能だ。ポイントは、設定は子どもがリモートで行い、高…

香港、台湾、マカオに残る繁体字と看板文化。使われている書体はそれぞれに異なっている

中国大陸では薄れてしまった看板文化と繁体字。香港、台湾、マカオでは看板文化と繁体字が健在だ。しかし、よく使われるフォントは、それぞれに違いがある。フォントデザイナーであれば書体を見ただけでどこだかわかるほど違いがあると東方文化雑誌が報じた…

スマホケースに復活をかける華強北。華強北にきて手ぶらで帰れる人はいない

衰退が進む深圳市の華強北が、スマホケースで再び賑わいを取り戻そうとしている。気分を変えるためにスマホケースを複数持つ人は多く、華強北ではユニークなスマホケースが続々と登場していると深圳特区報が報じた。 今の華強北はスマホケースの街になってい…

トラフィックプールとは何か。ラッキンコーヒーのマーケティングの核心的な考え方

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 201が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ラッキンコーヒーのマーケティングについてご…

中国移動がクラウド携帯電話を発表。次世代のスマホとして普及をするか?

キャリア「中国移動」(チャイナモバイル)は、「華為」(ファーウェイ)と協働をして、クラウド携帯電話を発表した。現在はAndroidアプリの形で提供され、クラウドの中にもう1台の携帯電話を持つことができると中関村在線が報じた。 クラウド内にもう一台の…

大学は外に開くべきか、閉じるべきか。コロナ禍で閉じた大学キャンパスが徐々に開放に

長いコロナ禍の間、中国の大学の多くが外部の人間をキャンパス内に入れないというポリシーをとった。しかし、観光目的で参観したい、聴講生として講義を受けたいという要望は強く、徐々に開放する方向に進んでいると北青放牛班が報じた。 キャンパスは開くべ…