中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

定着をする新中国茶カフェ。鍵は「品質」「ネット」「アート」

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 052が発行になります。 日本でも中国茶を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。独特の味わいと香りのある発酵茶「プーアール茶」、…

月給500元から金融女皇へ。数奇な人生を送ったアリババの彭蕾

中国テック業界で最も数奇な人生を送ったのはアリババの彭蕾だ。夫がアリババの起業に参加をしたことからアリババに入社し、最初の月給は500元だった。それが、ジャック・マーに信頼されることにより、アリペイを率いることになる大きな成果をあげ、アントフ…

拼多多がタオバオに迫る勢い。しかし、客単価を上げるという大きな課題も

拼多多の月間アクティブユーザー数がトップのタオバオに迫る勢いになっている。しかし、地方企業製品、農産品を主力販売品とする拼多多は、客単価があがらないという課題を抱えている。この課題をクリアできるかどうかが、拼多多の今後の成長速度を決める鍵…

育てると、本物の果物がもらえるゲーム。課題になっている新規顧客獲得コストを下げる効果

果樹を育て、実ると本物の果物が自宅に送られてくる育成ゲームがさまざまなネットサービスで採用されている。これに夢中になる人も多数現れている。ネットサービスでは、上昇する新規顧客獲得コストを下げる効果と、アプリを毎日開く効果を期待していると南…

コロナ終息後の復調の鍵は「中高年」と「ネットサービス」

コロナ終息後、さまざまな業種が復調をしているが、その中でも目立つのが中高年に対応をしたネットサービスだ。中高年のネット人口は増え続けている。アクティブな中高年が増え、スマートフォンを使いこなすようになっているからだ。また、中高年は信頼度で…

コロナ禍のショッピングモール。オンライン対応で成功したのはわずか15%

コロナ禍によりショッピングモールが総崩れになっている。モールの多くは集客力を高めることに意識が向いていたため、オンラインへの対応が遅れていた。それがコロナ禍で集客不能の状態になり、慌ててオンライン対応を始めたものの、多くが失敗をしていると…

限界に達している独身の日セール。それでも記録更新をするアリババ

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 051が発行になります。 今年2020年の11月11日独身の日セールも、それぞれのECが大幅な記録更新をして終了しました。アリババの天猫(ティエ…

東南アジアでも開催される独身の日セール。アリババとラザダの連携

11月11日には、東南アジア6ヵ国でも独身の日セールが行われる。その中心になっているのはLazada(ラザダ)だ。ラザダは2016年からアリババ傘下となり、技術や資金の支援を受けている。ラザダはアリババにとってもグローバル化の重要な一歩になっていると品玩…

ファーウェイには定年も年齢制限もない。しかし、淘汰制度がある

ネットで広まるファーウェイの「35歳引退説」を、創業者の任正非が否定した。しかし、同時にファーウェイの研究職や管理職には厳しい淘汰制度も存在することも明らかにした。淘汰制度は、現在の中国の労働法では違法ではないが、近年、問題視もされるように…

人工知能の学習には膨大な人手が必要。農村に続々生まれる人工知能訓練村

人工知能に学習させるには膨大なデータが必要になる。しかし、世の中のデータの80%以上は、非構造データであり、人工知能が直接学習することができない。これを整形し、人工知能に教える仕事が人工知能訓練士だ。膨大な人手が必要になり、農村地区に続々と…

中国のネット流行語大賞。人気は「猫型人格」「秋の最初のミルクティー」

どの国でもネットは、スラングのゆりかごとなり、さまざまな流行語が生まれてくる。光明網は、今年ネットから生まれた流行語を8つ紹介している。その中で、強い支持を受けているのが「猫型人格」と「秋の最初のミルクティー」の2つだ。 理解しやすい言葉が増…

建築現場にロボ投入。24時間作業で、納期は従来は半分以下に

広州市の不動産デベロッパー「碧桂園」は、開発をした建築ロボ9種類43種類を建設中のマンション現場に投入した。人件費の節約、作業員の安全と健康の確保にも効果があるが、24時間作業が可能となり、納期の短縮につながる効果が大きいと中原建築網が報じた。…

系列化が進む中国主要テック企業

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 050が発行になります。 このメルマガの趣旨は、中国事情に詳しくなることではありません。中国で生まれる新しいテクノロジーと、それを活用…

アリペイ16年。大炎上した2つの黒歴史「快捷支付」と「圏子事件」

アリペイは、現在では最も高いシェアをとっているアリババのスマホ決済。しかし、ここに至るまでは数々の黒歴史がある。失敗を克服しながら成長をしてきた。その中でも大きな黒歴史が「快捷支付」と「圏子事件」の2つだとMip模板網が報じた。 アリペイの3つ…

わずか6分で注文した商品が届いた!半日配送が基本となる驚異の京東スピード

11月11日の独身の日セールで、京東はわずか6分間で商品を配送するという記録を作り、話題になっている。予約購入した商品を事前に近くの配送拠点まで配送をしていたもの。京東は「中国全土で24時間配送」を実現しようとしていると黒竜江新聞が報じた。 仕入…

独身の日セールの宅配便は39.65億件。航空機よりも利便性の高い貨物新幹線

11月1日から11日まで開催された独身の日セールでは、39.65億件の小包、宅配便が発生した。この膨大な荷物をどうやって配送するかが毎年大きな課題になっている。国家鉄路では、2017年から中国版新幹線「高鉄」を利用して輸送するプロジェクトを行っている。…

蘇州市で自動運転ロボバスが営業運行。実証実験の段階を終えた中国の自動運転

蘇州市で、9人乗りの自動運転コミュニティーバスが正式に営業運行を始めた。開発元の軽舟智航では、次のステップとして、自由路線を走行するオンデマンドバスに進化させていく計画だ。中国の自動運転は、実証実験の段階を終え、各地で営業運行が始まっている…

1位は今年もジャック・マー。30代、テック企業起業家の躍進が目立った富豪ランキング

今年も胡潤富豪ランキングが発表された。1位、2位は定位置のジャック・マーとポニー・マー。全体では、テック企業取締役のランクインと30代起業家の躍進が目立ったと創事記が報じた。 富豪1位はジャック・マー、2位はポニー・マー 今年も胡潤富豪ランキング…

自動車に関心を示し始めたZ世代

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 049が発行になります。 中国の自動車販売が復調をしています。世界的に同じ傾向が生まれていますが、コロナ禍により、公共交通を避けたいと…

若い世代の利用が広がる中古家具売買サービス「閑魚」。新品購入にもプラスの効果

アリババの中古家具リサイクルサービス「閑魚」を始めとする中古品売買サービス、リサイクルサービスが好調だ。中古品に対する抵抗感が薄れた若い世代が中心の顧客になっている。中古品を売って、新品を買うなど、新品販売にもいい効果が生まれていると上観…

アリババと海底撈の間で勃発した「火鍋戦争」。半調理品販売が鍵になったアフターコロナの流通小売業

アリババの新小売スーパー「フーマフレッシュ」、店舗型火鍋専門チェーン「海底撈」のいずれもが家庭で楽しめる火鍋セットを販売し、どちらが美味しいかと話題になっている。新小売にとっては重要な戦略商品、店舗チェーンにとっては復活の決め手として半調…

中国の携帯電話産業の原点「山寨機」。携帯電話普及率や輸出拡大に貢献

小米(シャオミ)の登場により、安くて多機能の山寨機が消滅をした。山寨機は違法製造の携帯電話のことで、ユニークな外観、機能のものが多く、中国だけでなく世界中にガジェットとしてのファンがいる。しかし、山寨機は、中国の携帯電話産業の原点になって…

到家サービスと新小売をめぐるアリババと京東の駆け引き。キーパーソンはフーマフレッシュの侯毅CEO

コロナ禍により、需要が急増している到家サービス。生鮮食料品をスマホで注文して宅配してくれるサービスだ。現在、新小売勢だけでなく、既存スーパーも参入をしている。この到家サービスに先鞭をつけたのは京東だった。しかし、世に広めたのはアリババの新…