中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハーモニーOS搭載の水筒。ハーモニーOSの家電搭載が始まっている

ハーモニーOS搭載の水筒が発売された。ファーウェイが開発したハーモニーOSは、スマホなどの電子機器だけでなく、家電製品などにも搭載をされ始めている。すでに搭載デバイスは3億台を突破している。ファーウェイはハーモニーOSを広く展開する戦略を進めてい…

中国メディアによる2022年10大予測。暗い1年に次の飛躍の種を見つけることができるか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 109が発行になります。 今回は、中国テック業界の10大予測をご紹介します。 新年になり、中国は旧正月である春節直前ということもあり、今年…

スマホ化する電動自転車。ファーウェイのハーモニーOSに対応した電動自転車XC3

バイクメーカー「新日」からハーモニーOS対応の電動自転車が登場した。スマホと連動するだけでなく、Bluetoothヘルメットとも簡単に連動することができる。庶民の足、電動自転車のスマホ化が進んでいると電動車風雲が報じた。 最も普及している移動ツールは…

内巻、躺平、劃水。成長が止まったネット企業に若者はやる気を失っているのか。4人の実例

メディアでは、「内巻」「躺平」「劃水」という言葉がよく使われ、頭打ちになったネット企業では若い社員がやる気を失っているかのような報道が続いている。それは本当なのだろうか。財経国家週刊では、ネット企業に勤める4人に取材をした。 テック企業界隈…

投資を受ける前に自分たちでやり失敗をすることが何よりも大切。滴滴創業者が語るスタートアップ企業の育て方

中国のライドシェア大手の「滴滴」(ディディ)。タクシー配車、ライドシェアの分野で圧倒的なシェアを握り、長い間、中国最大級のユニコーン企業と呼ばれてきた。しかし、その黎明期は、アリババの社員だった創業者の程維(チャン・ウェイ)が孤軍奮闘する…

USB端子が統一へ。網易CEOの提案を工信部が了承。問題は、アップルと急速充電技術

工信部がUSB端子を統一するガイドラインを策定することを発表した。内容に関しては触れられていないが、現状を考えるとType-C+ワイヤレスになると見られている。この問題は、網易CEOが政府に提案をしたもので、それに工信部が素早く判断をしたものだと中国…

スマホ最後のフロンティア「アフリカ」。輸出、現地生産だけでなく、多数の販売業者もアフリカへ

先進国ですでに頭打ちになっているスマートフォン。残された最後のフロンティアはアフリカであると言われている。しかし、アフリカにはすでに中国ブランドが進出するだけでなく、深圳市華強北の販売業者もアフリカに渡り、卸業を始めていると南風窓塩財経が…

主要バーチャルキャラクター大集合。実用用途に使われ始めたバーチャルキャラクター

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 108が発行になります。 今回は、バーチャルキャラクターについてご紹介します。 中国では、バーチャルキャラクターは「虚擬数字人」と呼ばれ…

ライブコマースの広がりにより、消費者トラブルも急増。返品に関するトラブルが第1位

独身の日セール、ライブコマースの広がりによって消費者トラブルも比例して増えている。消費者トラブルを解決するプラットフォーム「電訴宝」は、2021年の独身日セールで起きた消費者トラブルの典型事例を公開したと網経社が報じた。 消費者トラブル第1位は…

量産化の段階を迎えたAIサービスロボット。深蘭科技開発の消毒ロボットが韓国LGより発売へ

韓国LGに消毒用ロボットを提供している深蘭科技(シェンラン、ディープブルー)。そのCTOである周丹弟氏が、AI週刊のインタビューに応えた。AIロボットは量産化の段階を迎えており、新しい人材が必要になっているという。 AI+サービスロボット領域で存在感…

ライブコマース配信主が国家認定職業「インターネット販売師」に。管理はいっそう厳格に

ライブコマースなどで商品を販売するライブ主。今までは、帯貨ライブ主などと呼ばれることが多かったが、人社部などが「インターネット販売師」という職業として正式に認定したと中国新聞網が報じた。 2人でタオバオライブの売上の10%を売る薇娅と李佳琦 ラ…

テクノロジーの百貨店「小米有品」。中関村在線が進めるマストバイのアイディア家電

小米有品は小米が共同開発や出資をした家電メーカーの製品を販売するEC。ユニークなアイディア製品が多く、テクノロジーの百貨店とも呼ばれる。中国メディア「中関村在線」がその中から、ベストバイの製品を紹介している。 テクノロジーの百貨店「小米有品」…

いびきをストップ。低周波刺激でいびきを止めるスノアサークル

同室の人を悩ませるいびき。いびきをかく人も止めようがないだけに困ってしまう問題だ。このいびきを防止するデバイス「スノアサークル」が発売されている。いびきを検知すると、低周波刺激を与えて気道を広げ、いびきを止める仕組みだと数碼科技先鋒官が報…

トラブル事例から見た中国ECの消費者保護。クーリングオフと覇王条款

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 107が発行になります。 今回は、ECの消費者トラブルについてご紹介します。 日本では狭義の消費者トラブルは他国と比べて非常に少ないのでは…

マイニング工場が資金洗浄の温床に。暗号資産を全面禁止し、デジタル人民元に移行する中国

中国政府は、昨2021年9月に、暗号資産関連のビジネスとマイニングを全面禁止にした。中国人が海外の取引所を通じて、暗号資産を取引することも禁じた。その理由のひとつが、暗号資産が犯罪の温床になっているからだと南方都市報が報じた。 暗号資産を禁止す…

返品率60%!購入欲を刺激し、返品しやすさをうたうライブコマースに高い返品率という問題

ライブコマースに新たな課題が持ち上がっている。購入欲を刺激し、返品しやすい仕組みを用意することで拡大してきたライブコマースだが、独身の日セールでは返品率が60%に達する事態になっていると証券日報が報じた。 新記録は更新したものの盛り上がらない…

アリペイのインド版「Paytm」がIPO。進出ではなく、提携でインド市場に浸透するアリババの戦略

インドのスマホ決済「Paytm」の運営企業がインドで株式を公開した。この企業の筆頭株主はアリババ。アリババはPaytmに積極的に投資をし、技術を提供することでインド市場に進出をしたと鈦媒体が報じた。 海外進出が難しいスマホ決済「アリペイ」 インドのス…

ネット広告はもはや不要なのか。ネット広告収入が失速。その原因は一時的なものか根本的なものか、関係者が注目

大手テック企業の広告収入が2021年Q3以降、大減速をしている。マクロ経済環境などの影響だと各社の財務報告書は説明をしているが、専門家の間では別の見方が広まり始めている。それはショートムービーなどの商品購入に直結するコンテンツが伸びており、ネッ…

電動自転車がいちばん便利な乗り物。コンパクト化が進む中国の都市

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 106が発行になります。 今回は、二輪電動車と都市計画の関係についてご紹介します。 中国に行くと、不思議な乗り物が走っていることに気が付…

銀泰百貨が、再生可能エネルギーだけを使う中国で最初のグリーン電力百貨店に

百貨店チェーン「銀泰百貨」が、エネルギー企業「大唐」と契約をし、中国で初めての「グリーン電力百貨店」となる。再生可能エネルギーで発電された電気だけで運営され、環境の負荷軽減に貢献するだけでなく、顧客と従業員の意識改革にも役立っていると中国…

声優はみんな失業? 清華大学とバイトダンスが共同開発したアフレコ、アテレコAIの実力

清華大学とバイトダンスの合同チームが、映画などで精密なリップシンクを行うアフレコ、アテレコをするディーラーニングモデルを開発したと機器之心が報じた。この成果は、論文「Neural Dubber: Dubbing for Videos According to Scripts」(https://arxiv.o…

抖音の人気を爆発させた特殊効果「狗頭貼紙」と「漫画顔」。背後にあるのはディープラーニング技術

中国版TikTok「抖音」(ドウイン)は、当初はダンス映像を投稿することが人気の中心だったが、現在では特殊効果を多用したショートムービーを投稿することが楽しみの中心になっている。その背景には、ディープラーニング技術があると機器之心が報じた。 ダン…

返品率30%のECで、広がる返品送料無料の流れ。宅配便企業は競争の限界に達する

順豊(シュンフォン、SF Express)、韵達(ユインダー)などの宅配便企業が、続々と、ECで購入した商品の返品送料を無料にする方針を打ち出している。宅配便企業は市場の成長が頭打ちとなり、シェアを確保するための方策だが、シェアは増えても利益は下がる…

店舗の未来は「体験」をつくること。これからの主力商品は「店舗体験」

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 105が発行になります。 今回は、店舗の未来を考える上で重要な「店舗体験」についてご紹介します。 現在の中国では、街中の店舗が壊滅状態と…