中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今時のチートはAIを活用する。AIチートプログラムでFPSが百発百中になる

ゲームのAIチートプログラムを開発、販売した犯罪集団が摘発された。使用されたのはAIを活用したチートで、FPSで百発百中になるというもの。AIチートの摘発としては中国で初めての事例になると中央電子台が報じた。 チートプログラムを使ってアカウント停止 …

ボタンを押すだけでタクシーが呼び出せる。ライドシェア普及で取り残された高齢者に向けたタクシーのサービス

大都市ではライドシェアが普及をし、多くの人が使うようになっている。しかし、ライドシェアは事前に地図上で目的地を設定し、スマホ決済で料金を支払うなど、高齢者には敷居が高い。そこで、タクシー会社はボタンを押すだけでタクシーが呼び出せるサービス…

対話型AIでお買い物。淘宝問問の波紋。ECでは広告が不要になるかもしれない

アリババのEC「淘宝網」(タオバオ)が新機能「淘宝問問」(ウェンウェン)のテスト公開を始めた。ChatGPTに代表されるLLM(大規模言語モデル)を応用したもので、対話型で買い物のアドバイスをしてくれるというものだと周口広電融媒が報じた。 対話型AIを使…

ソフトディスカウントからハードディスカウントの時代へ。異例のデフレ時代に突入する中国

スナック菓子のディスカウント店が急成長をしている。スーパーの3割引、4割引程度の価格で販売をするため、スーパー、コンビニから人が流れている。中国は原材料費が高騰する中で、「安くしないと売れない」状況となり、さまざまな分野で値下げが続く異例の…

中国主要テック企業18社の現在。脱コロナから平常運転に戻るのに必要なこととは?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 217が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のテック企業の現状についてご紹介します。…

コンビニは業界としては成長するものの、店舗あたりの売上は減少。苦しむ個店オーナーたち

2022年のコンビニ業界の売上は3834億元(約8.0兆円)となり、年々成長している。しかし、店舗数が急増をしたため、1店舗あたりの売上は激減をしている。個店のオーナーたちは投資資金が回収できず苦しむようになっていると財経雑誌が報じた。 店舗数は倍増、…

世界で最も不便なコンビニは地上120m。お店に行くにはザイルとヘルメットが必要

湖南省岳陽市に世界で最も不便なコンビニがある。地上120mの絶壁にあり、店舗に行くにはヘルメットを着用してザイルで登っていくことが必要だ。ここは初心者向きのクライミングコースになっているため、避難所を兼ねて公園当局が設置したものだと中国日報網…

進む中国の太陽光発電。化石燃料は50%以下に。太陽光発電と同時に砂漠を緑化し、羊を放牧する

中国の化石エネルギーの発電割合が50%を切った。太陽光発電が大きく伸びているからだ。太陽光発電所の多くは砂漠にあり、同時に緑化と羊や牛などの放牧も進められている。発電、羊、漢方薬と複数の収入チャンネルを確保しようとしていると科普啓示録が報じ…

食堂の店主でも生成AIでポスター制作。アリペイが生成AIポスター制作機能をリリース

スマホ決済「アリペイ」が生成AIで簡単にポスターがつくれる機能をリリースし、個人経営の食堂の店主がポスターを作り始めている。技術がなくても、お金がなくても、時間がなくてもつくれるということから広く利用され始めていると中国網が報じた。 食堂の主…

アリババが新小売事業を売却か?業績好調な新小売を売却する理由とは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 216が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、アリババの新小売事業売却についてご紹介しま…

乗ってもいないライドシェアの注文メッセージが届く怪奇現象。追い詰められるライドシェア運転手たち

ライドシェアを注文もしていないのに、受け付けたというメッセージがいきなり届くという不思議な現象が起きている。乗車賃の請求もないため実害はないが、気味が悪い。その背後には追い詰められているライドシェア運転手たちの厳しい状況があると中国青年網…

華強北には頼らず成功をしたAnker。華強北が電子産業の聖地である時代は終わった

深圳市の巨大電気街「華強北」が停滞をしている。以前は、電子産業関連で起業をしようとするものはまずは華強北に行くことが常識だった。しかし、華強北とは別の場所で成功するAnkerのような企業が登場し、華強北は必ずしも中心地ではなくなり始めていると巨…

アップルストアもカーボンニュートラルに。すべての製品で、これ以上、地球に素材を求めない

浙江省温州市に中国56店舗目のアップルストアがオープンした。このアップルストアはビンテージEと呼ばれるデザインが採用されたが、全体でカーボンニュートラルを目指している。リサイクル可能な素材でつくられた初めてのアップルストアになると愛范児が報じ…

イベントの定番となったドローンショー。上位4社が90%のイベントを担当

都市イベントではドローンショーが定番となってきた。花火の時間と予算を減らしてドローンショーにあてるイベントが増えている。ドローンショーでは図案やメッセージを描くことができるからだと中国新聞週刊が報じた。 ドローンショーの依頼が急増中 中国の…

BYDのEVは欧州市場で成功できるのか。スイスUBSの衝撃的なレポート

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 214が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は中国EVが欧州市場でシェアを大きくあげると予測…

路線バスが維持できない。EVバスの導入が致命傷に。EVバスの思わぬ盲点とは

地方路線バスの経営が悪化をしている。その大きな原因になっているのが、EVバスの想定外の劣化だ。買い替えに苦しむ各地方バスでは、路線の縮小や燃料車バスの再活用が始まっていると張捷財経観察が報じた。 経営が厳しくなっている公共バス 中国の路線バス…

甲骨文がプチブームに。きっかけはショートムービー。スタンプやアイコンにも使われる

甲骨文がちょっとしたブームになっている。きっかけは、李右渓さんが始めたショートムービーだ。内容が面白く、しかも中国の最初の文字と呼ばれる甲骨文の知識も身につくということから40万人以上のファンがいると歴史快探が報じた。 プチブームになっている…

電動自転車の雨除け、日除けは違反。しかし、今度は「着る風除け」の人気に頭を抱える交通警察

電動自転車は、自動車よりも普及をしており、中国の庶民の足となっている。しかし、雨や日差し、風が天敵で、取り付けるタイプの雨除け、日除けが流行したが、違反となり取り締まりが始まっている。すると、今度は着る風除けが登場して、交通警察は頭を抱え…

インバウンド旅行が復活するも、中国からの観光客が戻らないタイ。個人旅行が中心に

タイのインバウンド旅行がコロナ前に戻りつつあるが、今ひとつ精彩を欠くのが、以前は28%を占めていた中国からの旅行客が戻らないことだ。団体旅行が戻らず、個人旅行ばかりになっていると泰国網が報じた。 タイのインバウンドは復活も、中国からはいまだ回…

不況で急増するデリバリー騎手。人が増えすぎて、収入が減り、全員共倒れの危機が迫ってきている

中国の経済状況の悪化により、デリバリー騎手の人数が増えている。しかし、デリバリー注文は大幅に増えているわけではないので、一人あたりの配達件数は減少し、騎手にとってはつらい状況になっていると上観新聞が報じた。 効率の高いデリバリー配達アルゴリ…

2023年小売マーケティングの優れた事例集。消費者への誠実さが求められる時代に

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 214が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 続きはメルマガでお読みいただけます。 毎週月曜日発行…

若者の間に流行る位置情報ゲーム「猫から隠れる」ゲーム。社交恐怖症の若者が参加

若者の間で「猫から隠れる」というゲームが流行している。公園などで数十人から数百人の規模で行われる位置情報を使った鬼ごっこ+隠れんぼだ。このゲームが流行る背後には、若者の間に広がる社交恐怖症が関係していると極客公園が報じた。 若者の間で流行る…

都市は人間のためだけのものではない。テンセント本社がバードストライクを防ぐためにしたこと

「微信」(ウェイシン、WeChat)などを開発運営する騰訊(タンシュン、テンセント)の深圳市にある本部ビル「濱海ビル」のガラス一面に特殊なフィルムが貼られる改修が行われた。そのフィルムは、水玉模様で、装飾ではなく、バードストライクを防ぐものだと…