中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

作業ロボットの弱点はバッテリー。2時間働いたら1時間充電休憩が必要

人型ロボットの弱点はバッテリーだ。多くのロボットが2時間ほどでバッテリーが切れてしまい、1時間ほどかけて充電しなければならなくなる。そのため、二足歩行をやめて車輪にするなど、バッテリー持続時間を延ばす工夫をしたロボットが登場してきていると毎…

不可能な三角形を可能にしたKFCとピザハット。運営効率化と革新を同時に行う

飲食業界では「総売上」「既存店売上」「利益」の3つは不可能な三角形と呼ばれる。2つを同時に達成することはできるが、3つを同時に成り立たせることはできないからだ。しかし、KFCとピザハットはそれを可能にしたと財経無忌が報じた。 飲食業の「不可能…

トランプ関税に耐えられる企業と耐えられない企業。輸出企業はどのような対抗策に出ているのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 278が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、トランプ関税の影響についてご紹介します。 い…

故宮博物院に暮らす200匹の御猫は、皇帝に愛された猫たちの子孫かもしれない

故宮博物院には200匹の猫が暮らし、職員と有志の寄付により餌代がまかなわれるなど大切にされている。この御猫たちは、故宮が一般開放された時点ですでに住み着いていた猫であり、皇帝が愛した猫の子孫である可能性があると老謝談史が報じた。 故宮に暮らす2…

5つ星ホテルが次々と売却へ。中国から消えていく5つ星ホテル

5つ星を得ている高級ホテルが次々と売却されている。バブル崩壊により、デベロッパーが資金を得るために売却を進めているからだ。所有者が変わっても営業が続けられるホテルもあるが、中には売却先が見つからずに廃業を余儀なくされるホテルも多いと三聯生…

眠ったまま自動運転で自宅に帰った男。交通警察から切符を切られる

自動運転車で眠ったまま自宅に帰った男が、その様子をSNSに投稿したことから騒ぎになっている。動画を見た人が交通警察に通報をし、湖南交通警察は動画を確認後、安全運転義務違反で切符を切ったと快科技が報じた。 眠ったまま自宅に帰ってきた男 湖南省のあ…

9.9元戦争が終わるのか。ラッキンコーヒーが値上げとクーポンの縮小

ラッキンとクーディーの2つのカフェチェーンは、9.9元(約200円)での競争をしながら成長をしてきた。しかし、ラッキンがじわじわと低価格の縮小から値上げに踏み切るようになっている。カフェ戦争の様相が大きく変わるかもしれないと中国新聞週刊が報じた…

「デジタルアバターで気軽に副業」は幻に。各プラットフォームが配信禁止へ

各動画配信プラットフォームがデジタルアバターを使った自動配信を次々と禁止し始めている。低品質のコンテンツが蔓延してしまうことがその理由だ。これにより、「デジタルアバターで気軽に副業」は幻に終わりそうだと上観新聞が報じた。 思わぬ問題に直面し…

5Gカバー率は98.1%それとも1.13%?高徳地図を通じて見るインフラ整備による差

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 277が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、5G通信ネットワークなどのインフラ整備につい…

BYDが全車種に自動運転機能を搭載。自動運転があたりまえの時代が始まる

BYDが自動運転「天神之眼」をすべての車種に搭載をした。最も安価な「海鴎」7.88万元(約160万円)にも搭載される。これで、中国は本格的な自動運転の時代に入ることになると趣味財経が報じた。 自動運転車が160万円で買える 中国の新エネルギー車(NEV=New …

中国のブランド品生産工場がトランプ関税に反撃。原価を暴露し、直接注文してくれれば安く買えるとTikTokでアピール

TikTokで米中の関税戦争が始まっている。著名ブランドの中国生産工場が納入価格を暴露し、直接注文してくれれば、関税がかかっても、米国価格の1/5程度で購入できることをアピールしているのだ。中国生産工場の生死をかけた戦いが始まっていると跨境愛T哥が…

スマホのながら歩きとEVによる事故。横断歩道に信号を埋め込むことで防止

スマホのながら歩きをする人が増え、横断歩道での接触事故が懸念されている。特にEVはエンジン音がしないために、車に気がつかないことが考えられる。そこで、北京市では横断歩道にランプを埋め込む試みをしていると北京新聞広播が報じた。 事故を誘発するス…

女性比率が上昇し続ける大学。女性比率は63%に。男性は受験のたびに脱落してしまう

大学の女性比率が上昇し続けている。2013年に1:1になった後、女性比率は上昇し続け、現在は63%にもなっている。地域別に見ると、雲南省では81.73%にもなる。その理由は一人っ子政策と男尊女卑の古い観念が大きく影響していると万博造が報じた。 女性が優勢…

ベランダを部屋の延長にする中国スタイル。現在は内外に分割するスタイルが流行中

中国ではベランダは私有スペースであるために、部屋の延長にし、サンルームとして使っている人が多い。しかし、その場合は洗濯物を室内に干すことになるために、今ではベランダを内外に2分割するスタイルが流行していると室内設計師有料児が報じた。 ベラン…

EV「シャオミSU7」に死亡事故発生。自動運転システム、運転者、道路管理者の誰に責任があるのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 276が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、シャオミSU7で発生した死亡事故についてご紹介…

自動車メーカーがDeepSeekを続々採用。自動車は「体を与えられたAI」になっていく

自動車メーカーが自社のスマートシステムとDeepSeekの融合を始めている。受動的な応答だけでなく、運転者を先回りして提案ができるシステムにアップグレードするのが目的だ。自動車はEAI=「体を与えられたAI」になっていくと車域無疆が報じた。 DeepSeekの最…

ペット可の高校。猫がいることでスマホを触る時間が減り、進学率も上昇した広東省仲元中学

教室の中に猫がいる高校がある。広東省仲元中学ではあることがきっかけとなり、学校で猫を飼い始めた。生徒からは人気で、スマホを触る時間が減り、進学率もあがるという効果も現れた。視察をしてペット可にする学校が増え始めていると南方都市報が報じた。 …

人間の33種類の握り方をすべて再現できる次世代義手。形状記憶合金を使い軽量化に成功

中国科学技術大学工程科学学院と人型ロボット学院の張世武教授の研究チームは、19の自由度を持つ軽量のバイオニック義手の開発に成功した。日常生活で手が行う動作のほとんどをカバーし、上肢切断者にとって大きな福音となっていると機器人大講堂が報じた。 …

スターバックスのオープンポリシー取り止めで、行き場を失う中年失業者たち

中年失業者たちはスターバックスに出勤する。長居ができて、面接などもそのまま受けられるため、コスパがいいからだ。しかし、オープンポリシーの取り止めで、長居をする中年失業者たちが追い出されるようになっていると虎嗅が報じた。 オープンポリシーをや…

荷物を預けたら、希望の場所で受け取れる一時預かりサービス「軽松游」。旅行者から好評

旅行者のために、荷物の一時預かりサービスはどこでも見かける。しかし、杭州市の「軽松游」は荷物を預けた後、希望の場所で受け取ることができる。空港で荷物を預け、観光をし、夕方ホテルで受け取ることが可能で、多くの人が手ぶら観光を楽しむようになっ…

一人旅。自分のために旅を楽しむ。大きく変わった中国人インバウンド旅行客

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 275が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国人インバウンド旅行客についてご紹介しま…

空の風を捉えて発電をする飛行船型空中風力発電所。災害時や屋外大規模工事、小集落などで活躍

飛行船型の空中風力発電所が開発された。地上は常に風が吹いているとは限らないが、成層圏では常に風が吹いている。このため、95%の時間、発電が可能だ。災害時や屋外大規模工事、小集落などで使われることになると科技日報が報じた。 空中に浮かぶ飛行船型…

DeepSeekがGPUの制限を突破するのに使われたPTX。その制約が突破の原動力になった

DeepSeekはトレーニングコストが従来の1/10。それには冗長計算の8割をカットするという努力が必要だった。米国政府は中国に対してGPUの制限をかけ、それをDeepSeekチームは突破をしたと量子位が報じた。 冗長計算を8割カットしたDeepSeek DeepSeekがなぜ1/…

ドローンで高層ビルの消火活動を。実際のビルを使った実戦演習では30分で鎮火

中国科学院がドローン消火の仕組みを開発した。ハシゴ車が届かない高層階の消火をドローンで行うだけでなく、有害物質を使わない新たな消火剤も開発した。実戦演習では30分での鎮火に成功しており、全国に普及させる試みが始まっていると上観新聞が報じた。 …

リン酸鉄系リチウムイオン電池が80%のシェア。エネルギー密度が低いリン酸鉄系が優勢になっている理由とは

現在のEVの多くにリン酸鉄系のリチウム電池が使われている。エネルギー密度が低いことから、いずれ密度の高い三元系によって淘汰されると見られていたが、8割を占めると盛り返している。それには4つの大きな理由があるからだと大力財経が報じた。 盛り返す…