中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

AIを1000人、マインクラフトの町に住まわせてみたら、文明が生まれた。合議制AIエージェントの可能性

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 261が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、AIエージェントついてご紹介します。 アマゾン…

若者に広がるジミ婚、式場はマクドナルド。費用の節約よりも、SNSで受ける結婚式を挙げたい

マクドナルドで披露宴をしたカップルが話題になり、SNSで無数の「いいね」がついている。ジミ婚に走る若者たちは、若者だけで披露宴を開きたい、SNSで受ける披露宴にしたいと創意工夫をしていると広州日報が報じた。 月収の8.8倍の費用がかかる結婚式 中国は…

絶景の断崖絶壁カフェ「CLIFF COFFEE」。一杯8500円でも予約客が殺到

福建省福州市古石村に断崖絶壁に席が用意されたカフェがある。そこにいくまでには、10分以上のクライミングをしなければならない。それでも、景色の素晴らしさに数ヶ月先まで予約がいっぱいだと九派新聞が報じた。 予約殺到の断崖絶壁カフェ。コーヒー一杯が…

デリバリーで注文した料理が写真と違いすぎる!裁判所に訴えたら500元の賠償金をもらえた

重慶市の大学生が、デリバリー注文した魚香肉絲が、注文時の写真とあまりにも違いすぎるとして裁判に訴えた。裁判所はメニューの写真と実物が異なるのは詐欺行為にあたると認定し、店主に500元の賠償金を支払うように命じたと人民網が報じた。 デリバリーの…

中国人の7割以上は所得税を納めていない。普通の人は「税金って何?」という感覚で暮らしている

国家税務総局が2023年度の所得税の納付状況に関する統計データを公開した。それによると、所得税を納付しているのは全体の3割以下になっている。8億人以上の人が所得税の納付とは無縁に暮らしていると行業報告研究院が報じた。 最高税率は45%、複雑な中国…

奇妙なペットが流行中。石を飼う、マンゴーの種を飼う。そして今、粘菌を飼うのがブームに

小学生から大人まで、粘菌を飼うのがブームになっている。ECでは簡単に飼育できるキットも多数販売されるようになっていると光明網が報じた。 石を飼う 若者の間でペットを飼うことが流行している。と言っても、犬や猫ではない。単身者にとってペットを飼う…

返品の仕組みでEC化率はあげられる。返品制度のメリットとデメリットとは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 260が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ECの返品問題についてご紹介します。 運転手の…

Sora、Klingを超えたバイトダンスのビデオ生成AI「即夢」。すぐにでも広告映像に応用が可能

生成AIの真打とも言えるバイトダンスが、ビデオ生成AI「即夢」を発表した。先行するSora、Klingと比べ、破綻がまるで起きないことから、多くのクリエイターから注目されている。すぐにでも広告などの産業に応用ができる水準に達していると機器之心が報じた。…

高齢者の食事問題、昼食難民問題を解決するコミュニティー食堂「海淀食堂」。官民協力の食堂が年内に60店オープン

北京市海淀区は、コミュニティー食堂「海淀食堂」というユニークな取り組みを行っている。2024年10月に7つの食堂が正式にオープンをし、年内に60ヶ所にまで増やす計画だと北京日報が報じた。 昼食難民が多い中関村のある北京市海淀区 人口312万人の北京市海…

タイで「ラブブ」が過熱人気に。ポップマートの世界展開が始まった

タイで、ポップマートのキャラクター「ラブブ」が過熱人気になっている。ナリラタナ王女までラブブをバッグにつけている姿が報道されている。ポップマートは世界展開を本格しており、その計画に大きなはずみがつくことになったと澎湃新聞が報じた。 タイでラ…

どんどん枚数が増えていく洋服のタグ。資源の無駄遣いであるのに、なぜ増えていくのか

洋服についているタグが近年増えていることがSNSで話題になっている。5枚、6枚はもはや珍しくない。着る前に取り外す作業も煩わしくなってきている。タグが増えるのには、ブランド側にもそれなりの理由があると中国新聞週刊が報じた。 どんどん増えてきた洋…

誰もが迷惑に感じているAI営業電話。あの手この手を考え出す業者に、キャリアが対抗策

1日に何件もAI合成音声による営業電話がかかってきて、多くの人が迷惑に感じている。2018年に、キャリアは発信規制をかけるようにしたが、それをすり抜ける外線システムが販売されている。キャリアは迷惑電話の着信音を鳴らさない機能で対抗をしたと中国経済…

中国EVは過剰生産に陥っているのか。赤字経営でも値下げをするNEVメーカーが描く未来展望

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 259が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、新エネルギー車メーカーが描いている今後の展…

農民が手づくりで完成させたエアバスA320。リアルすぎて見学客は1日2000人

農民6人が手づくりで完成させたエアバスA320の1/1模型が話題になっている。細部までこだわり、コクピットではフライトシミュレーターを楽しむこともできる。つくりあげたのは航空機にはまったく素人の6人だったと中国民用航空網が報じた。 素人6人がつくりあ…

1km1秒。5分で600kmの充電時代が始まる。長沙市に総合充電ステーションがオープン

長沙市に総合充電ステーションがオープンした。1km1秒のウルトラスーパーチャージャー、バッテリー交換ステーションを備えるだけでなく、太陽光パネルや蓄電設備も用意されたものだと掌上長沙が報じた。 1km1秒の超高速充電器が広がり始める 湖南省長沙市に…

なんでも半額で買える「代理注文」。消費者も業者もやめられない理由とは

代理注文という不思議なビジネスが広がっている。飲食店などが配布をしているクーポンを転売するというものだ。そのクーポンを使えば半額程度で購入できるため、若者を中心に利用が広がっている。また、飲食店側もやめられない理由があると海報新聞が報じた…

中国リスクを避けたらインドリスクに直面。簡単ではないiPhoneのインド生産

アップルは脱中国化を以前から進め、主力の委託製造企業であるフォクスコンとウィストロンはインドに進出をした。しかし、ウィストロンでは暴動が発生し、最終的にタタグループに売却をすることになった。インド生産は簡単ではないと捜狐が報じた。 公式が値…

ウェアラブルAIデバイスは、グラスではなくイヤホンかもしれない。バイトダンスが発売したAIイヤホン

バイトダンスがAI機能が利用できるAIスマートイヤホン「Ola Friend」を発売した。音声でAIが利用できるイヤホンだ。バイトダンスではAIグラスの販売も予定しており、AIのウェアラブルデバイスの時代が始まりそうだと量子位が報じた。 AIは最終的にウェラブル…

夢の次世代電池「全固体電池」はいつ登場するのか。その技術課題と各社の動向

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 258が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、固体電池についてご紹介します。 現在の電池、…

今時の密輸は、香港経由の冷凍品。公安と香港の合同チームが壊滅作戦を実施

香港経由で中国に密輸をするというルートは以前から変わっていないが、現在は密輸品の対象が冷凍品に集中している。品質維持がしやすく、足がつきづらいからだ。中国公安と香港警察の合同チームは、大々的な壊滅作戦を行ったと新華毎日電訊が報じた。 不審な…

TikTokが禁止になってもLemmon8がある。バイトダンスが準備する「次のTikTok」

バイトダンスが開発したSNS「Lemmon8」が米国でじわじわとダウンロードランキングをあげている。このInstagramとPinterestを合わせたようなSNSは、バイトダンスがTikTok禁止に備えて準備をしたものだと人人都是産品経理が報じた。 小紅書そっくりのSNS「Lemm…

飲食チェーンがショッピングモールから逃げ出す。行き先は大学や博物館

飲食店のショッピングモールからの撤退が進んでいる。飲食チェーンは新たな場所を求めて模索を始めている。その中で大学という場所がホットな場所になりつつあると餐飲老板内参が報じた。 飲食店がモールから撤退 中国の経済状況から、ショッピングモールの…

工事現場は空気ドームで覆う。防塵、防音に大きな効果。北京市地下鉄の工夫

北京市石景山区の地下鉄工事現場に突然巨大なドームが現れた。これは工事現場を覆うもので、防塵と防音の効果があり、雨天でも工事を進められるというメリットがあると新京報が報じた。 地下鉄工事現場に現れた巨大な気球 北京市石景山区に突然巨大な気球が…

自分で書いた卒業論文が、AIが代筆したと判定されてしまう悪夢。翻弄される大学と大学生たち

各大学でAI代筆を判定する測定ツールの導入が始まっている。しかし、自分で苦労をして書いたのにAIが代筆したと判定される事態が起き、大学生たちは論文を書くだけでなく、AI率を下げる作業に忙殺されていると澎湃新聞が報じた。 自分で書いたのに「AI代筆」…

BYDはなぜ強い?答えは、コア技術+エンジニアの合理性を活かした経営

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 257が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、BYDの強さの秘密についてご紹介します。 日経…