中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スマホ時代になっても、1日1億部の紙の新聞が発行される理由。いったい誰が読んでいるのか

このスマホ時代になっても、紙の新聞は1日1億部が印刷され、発行される。それだけの読者がいるということだ。特に地方紙は、紙でも読まれ、ウェブでも広告収入を得ることができ、経営が上向いている新聞社もあるほどだと不執着財経が報じた。 この時代にも1…

ECが採用する「返金のみ」制度の波紋。販売業者は団結をし、怒りを表明

ECが採用する「返金のみ」制度が波紋を呼んでいる。商品に問題があった場合、返金だけをして商品の返送は不要という消費者に都合のいい制度だが、その適用基準が明確でないために、商品を騙し取られたという販売業者が相次ぎ、団結をして実力行使に出る業者…

電話番号が汚れている!以前の持ち主のSNSやスマホ決済にもアクセスできてしまう問題

電話番号が汚れている問題がクローズアップされ、公安も注意喚起をする事態になっている。オンラインサービスが電話番号と紐付けをするため、前の電話番号の持ち主のアカウントにログインできてしまうという問題だ。公安、工信部などでは対策を始めていると…

死角から出てくる車両を事前に警告してくれるカーナビ。高徳地図に搭載された死角アラートがすごすぎる

カーナビとしても使われる高徳地図がアップデートされ、死角から出てくる車両があると事前に警告してくれる機能が搭載された。ドライバーからは非常に好評で、すべてのカーナビに搭載してほしいという声があがっていると科技Niceが報じた。 死角になっている…

AIとスーパーアプリは相性がバツグン。スマホ決済「アリペイ」にAIエージェントが搭載

スマホ決済「アリペイ」にAIエージェントが搭載された。これまでは交通チケットやホテル、飲食店を検索するのに、自分で検索条件を設定して、絞り込みをしていかなければならなかったが、AIエージェントにお願いをすることで、予約までやってくれるようにな…

クッキー規制により大変革が起きているネット広告。中国で進むファーストパーティーデータとO2O

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 243が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の広告業界についてご紹介します。 2023年…

復旦大学の新卒就職率はわずか18%。7割の学生が大学院進学を選ぶ理由

中国を代表する大学「復旦大学」の2023年の新卒就職率がわずか18%であったことが大きな話題になっている。7割の学生が大学院進学か留学の道を選ぶ。その背景には最初の就職で人生が決まってしまう社会状況があると老李財鄭が報じた。 復旦大学の就職率は18.0…

シャオミの電気自動車「SU7」のヒットはコスパだけではない。ユーザーに対する誠実さもヒットの要因に

自動車としては異例のヒットとなったSU7。その理由はコスパだけではない。修理費用を全国統一、公開するなど、ユーザーに対する誠実さも大きな要因になっている。消費者は透明性の高い仕組みを求めていると互聯網乱侃秀が報じた。 自動車としては異例のヒッ…

炭素繊維でできた地下鉄車両が登場。従来の金属車両に比べて大幅な軽量化が可能に

航空機やスポーツカーなどに使われる炭素繊維を使った地下鉄車両が登場した。年内にも青島市地下鉄で乗客を乗せた試験運転を始める。この他、アクティブ車軸、デジタルツイン自己検査など最新の技術が使われていると中国日報網が報じた。 世界初の炭素繊維車…

AIに大学入試問題を解かせてみたら。意外なことにAIは数学が苦手

対話型AIをの評価を行っているOpenCompassでは、主要なAIに大学共通入試問題を受けさせるという試みを行った。その結果、意外なことにAIは数学の得点が最も悪かったことが判明したと快科技が報じた。 対話型AIに大学共通入試問題を解かせてみたら 大規模言語…

合成燃料e-fuelはすでに開発できているのに、一向に普及しないのはなぜ。e-fuelの3つの課題

中国はすでに合成燃料e-fuelの製造技術を確立している。これを使った燃料自動車などを製造することもでき、CO2を増やさないで済む。しかし、現実には一向に普及の兆しが見えない。それは大きな3つの課題が残されているからだと知識TNTが報じた。 電気料金が…

中国越境ECvs巨人アマゾン。Temu、SHEINの低価格攻勢とアマゾンの攻防

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 242が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国越境ECに対するアマゾンの対応についてご…

小米SU7誕生秘話。勇気とは恐れない心ではなく、恐れに直面しても揺らがない心

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 241が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、話題の小米の電気自動車「SU7」の開発秘話をご…

ユーロ杯中継なのに、なぜか中国語広告だらけ。中継映像のピッチサイド広告を差し替えるDBR技術とは

ユーロ杯の中継を視聴した中国のサッカーファンは喜んだ。ピッチサイド広告が中国企業、中国語だらけだったからだ。しかし、これはリアルタイムで広告を差し替えるDBR技術が使われていることによるものだと体育大生意が報じた。 ユーロ杯にも中国企業が続々…

自動車の運転はAIに教わる。失敗しても怒らない、不機嫌にならないAI教官が人気に

AI教官を導入する自動車教習所が増えている。AI教官は、何度失敗をしても不機嫌にならず、何度でも繰り返し教えてくれるため、上達が早いと教習生の評判がいいからだ。すでに1/3の新規免許取得者がAI教官を利用していると九派新聞が報じた。 AIが運転を教え…

量産が始まった発電ガラス。12枚を使うことで一軒分の電力をまかなえる

中国建材集団光電材料が発電ガラスの量産を始めた。12枚を採用することで一般家庭の電力をまかなえるという。中国は西部で太陽光や水力による発電をしているが、その電気を消費地の東部にどうやって送るかが大きな課題になっている。発電ガラスは電力の地産…

リモートワークで離職率が33%減少。女性と子どものいる人が積極的。スタンフォード・香港中文大学の研究

オンライン旅行サービス「携程」で、リモートワークと出社を組み合わせるハイブリッドワークの実験を行ったところ、離職率が33%減少するという結果になった。今後、多くの企業がハイブリッドワークを導入していくことになると大河報が報じた。 リモートワー…

カフェブームでも、いちばん売れているのはインスタントコーヒー。インスタント人気の理由とは

カフェ競争が熾烈となり、コーヒーの相場は9.9元と非常に買い求めやすい価格になっている。しかし、その中でインスタントコーヒーの人気が上昇をしている。女性がダイエット、アレンジ、経済性などに注目をしているからだと中国新聞週刊が報じた。 カフェ全…

AI時代にいちばん不足するのは電力。中国はどうやって電力を増やそうとしているのか。「東数西算」工程とは。

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 240が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の電力政策についてご紹介します。 時代の…

SNSで拡散する無人カートの珍プレイ。無人カートが音声コミュニケーション能力を必要とする深い理由

宅配便企業、フードデリバリー企業などで無人カートを利用することが珍しくなくなっている。多くの無人カートは、音声機能、対話型AIに対応をし、人間と簡単なコミュニケーションを取ることができる。それには深い理由があると猫魚が報じた。 今年2024年は自…

大学入試会場に人民解放軍出動。電子戦車両初めての実戦投入でカンニングをキャッチ

大学入試会場に人民解放軍の車両が現れたことが話題になっている。電子戦車両で電波通信を解析する能力を持つため、カンニング対策ではないかと推測されている。この電子戦車両は初めての実戦投入になると第一軍情が報じた。 大学入試で問題となるカンニング…