中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

成都市をオタクの聖地に変えた男。次元Goの入居により、寂れていたショッピングモールが復活をするまで

コロナ禍により死に体になっているショッピングモールが続出している。それを救っているのが二次元ショップだ。次々と二次元ショップが入居をすることで、オタクの聖地として復活をするショッピングモールが各都市に生まれていると封面新聞が報じた。 都心の…

テンセントが開発した家事支援ロボ「小五」。介護施設への試験導入が始まっている

テンセントのRobotics Xラボはこれまで4種類のロボットを開発してきたが、いずれも技術的挑戦の色合いが濃いものだった。5体目は一転して実用性を高め、家庭内での移動がスムースになるように車輪つき4脚のデザインとなった。すでに介護施設での試験導入も進…

テスラのワンペダルが禁止に?ワンペダル方式は安全なのか、危険なのか。工信部の案が波紋を呼ぶ

中国工信部が、ワンペダル方式を禁止する国家標準の案を出し、テスラオーナーから反発を招いている。ワンペダルは安全なのか、危険なのか、工信部とテスラオーナー、さらに専門家まで巻き込んだ議論が起きていると科技Niceが報じた。 テスラのワンペダルモー…

世界の工場ベトナムは、今後中国からの電力輸入を拡大。中越双方にメリットがある電力の融通

世界の工場ベトナムが抱える最大の問題が電力不足だ。毎年、夏になると使用制限令が出され、生産が滞ることが起きている。これを解決するために、ベトナム政府は中国からの電力輸入を増やしていく方針だ。これは中国側にも大きなメリットがあると雲姐財経が…

ほんとうの自分はSNSの中にいる。盛りすぎ写真加工をする小中学生たち。犯罪を誘発する懸念も

α世代にとっては、もはやリアルな自分は自分ではなく、SNSの中の自分が自分であるという認識になっている。そのため、写真加工をしてくれるpoサークルが人気となっている。しかし、少なくないお金が必要になるため、犯罪を誘発するのでないかと社会問題化し…

中国企業が参入すると低価格競争が始まる。東南アジアのどの国でこの悪性の競争が起こりやすいのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 256が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、東南アジアの家電市場についてご紹介します。 …

月の裏側に眠る巨大な鉱物資源。嫦娥6号が2kgのサンプルを持ち帰り、地球に帰還

月の裏側にあるエイトケン盆地にはハワイ島5つ分にも相当する巨大な金属塊が埋まっていることが知られている。嫦娥6号はそのエイトケン盆地に着陸をし、2kgのサンプルを持ち帰ったと錦瑟が報じた。 月の裏側からサンプルリターンした「嫦娥6号」 中国の月面…

ライブコマースの売上水増しに加担をするクリックファーム。信用を失ったインフルエンサーたち

福建省泉州市サイバーセキュリティ部は、今年2024年8月21日、ライブコマースで不正行為を行う「ネット水軍」の拠点を家宅捜索し、容疑者10名を逮捕し、PC5台、スマートフォン1200台を押収したと公安部網安局が報じた。 大量の「いいね」を押してくれるクリッ…

加盟金0、ロイヤリティ定額制広がる。飲食不況も低価格飲食チェーンにとっては追い風

中国はかつてない飲食不況になっているが、低価格チェーンにとっては店舗を拡大する絶好のチャンスになっている。そのため、加盟金を0にしたり、ロイヤリティを定額制にするなど、加盟のハードルを下げる動きが広がっていると紅餐網が報じた。 飲食店は格安…

若者の間で漢方コーヒー、漢方ミルクティーが人気に。老舗の漢方薬局がドリンクチェーンに進出

若い世代の間で、漢方の養生ドリンクが人気になっている。健康素材を使っているだけでなく、老舗の漢方薬局が提供しているということがポイントだ。SNS映えすることもあり、漢方を見直す流れになる可能性もあると餐飲O2Oが報じた。 人気となる漢方ミルクティ…

マクドナルド、KFC、スターバックスがこぞってマイクロドラマを制作する理由

マクドナルドやKFC、スターバックスといった飲食チェーンが、続々とマイクロドラマの制作に乗り出している。自社チェーンを舞台にしたドラマで、宣伝臭を出すことなく、ブランドや製品を伝えることができるからだと紅星新聞が報じた。 人気になる「微短劇」…

オタクがショッピングモールを救う。オフライン消費を復権させた潮玩と二次元

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 255が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、潮玩(流行玩具)についてご紹介します。 Labu…

無料乗車キャンペーンをやることで収益を最大化している福州地下鉄。今年は3ヶ月間無料

福州地下鉄では、今年3ヶ月にもわたる無料乗車キャンペーンを行った。それでいて黒字運営をしている。無料にすると、広告収入が増え、乗客が増えることにより市政府の補助金が増えるからだ。福州地下鉄は無料キャンペーンをうまく使うことで収入の最大化を図…

手話で注文ができる中国茶カフェ「覇王茶姫」の無音店。聴覚障害者だけでなく、静かにすごしたい人からも好評

中国茶カフェ「覇王茶姫」が無音店の展開を始めている。スタッフも聴覚障害者が手話をマスターしていて、手話で注文をすることができる。健常者からも静かであることから人気になっていると周到上海が報じた。 聴覚障害者に対応した「無音店」を展開する中国…

SNSのデマ情報は150万件超え。公安部が公開した典型的なデマ案件

中国のSNSでデマ情報が増えている。注目を集め、広告料を稼ぐのが目的だ。公安部ではその摘発を行い、3.1万人を処分し、19.9万のアカウントを停止した。公安部では典型的なデマ情報の公開も行っていると中国警察網が報じた。 金銭目的で多発するデマ情報の拡…

深夜にロボットたちが集団脱走。「家に帰りたい」と12台のロボットが外に出ようとする

浙江省杭州市で、ロボットが集団脱走をするという事件が起きた。音声による会話コミュニケーションするロボットたちが、ある1台のロボットが「家に帰ろう」と語りかけたことにより、合計12台のロボットが脱走をしようとしたと新唐人電子台が報じた。 深夜に…

テスラは1時間で8000円。EV充電スポットが取り始めた超過料金

充電スポットの数はじゅうぶんに足りているのに、それでも充電スポットが見つからないという問題が解消されない。充電が終わっているのに占有し続ける車が多いからだ。そこで、各社は充電後の超過料金を取り始めたが、利用者から不満も多いと毎日経済新聞が…

国慶節の人出は7.65億人、国内旅行は完全復活。自分の時間を楽しむ慢充旅行とは

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 254が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、国慶節の旅行状況についてご紹介します。 中国…

人気のサムズクラブが転売屋を排除できない理由。ビジネスの拡大に貢献をする代理購入業者たち

人気のサムズクラブへの不満のひとつが代理購入業者たちを排除しないということだ。消費者にとっては転売屋と同じで希望の商品が買えないなどの不満がある。しかし、サムズクラブが代理購入業者を排除しないのには2つの理由があると品智PLSCが報じた。 サム…

小米「SU7」が事故を起こし出火。それでもSU7の安全性が賞賛された理由

南京市でSU7が中央分離帯に乗り上げ出火するという事故が発生した。しかし、小米のバッテリー倒置技術により、乗員の安全が守られたため、ネットではSU7の安全性を評価する声があがっていると好車地界が報じた。 話題の小米SU7が炎上事故 2024年9月17日、江…

第4世代原発の大量に新設する中国。米国を抜き世界最大の原発大国へ

中国で原発の新設ラッシュが始まっている。現在56基が稼働しているが、新たに46基の建設承認が終わった。すべて建設されると米国を抜き、世界最大の原発大国になる。理由は目標年が迫ってきたパリ協定のCO2排出削減目標を達成するためだと智谷趨勢が報じた。…

高速道路の通行ゲートの無人化始まる。チケット発行、料金受け取りはロボットが代行

北京の高速道路「大興空港線」では、有人ゲートのすべてがロボットに置き換えられた。ロボットが通行カードを渡してくれて、出口ではスマホ決済をする仕組みだ。今後、多くの高速道路でゲートの無人化が進んでいくと新京報が報じた。 ETC装着率がなかなかあ…

2024年上半期、消費者トラブルトップ10。職業閉店人、提灯定損、ビッグデータ殺熟などが問題に

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 252が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、2024年上半期に起きた消費者トラブルについて…

ピザハットWOWがねらう若い女性の一人食。中国で一人食は定着するのか

飲食全体がかつてない苦境に陥り、各飲食チェーンは低価格セットの販売を急いでいる。ピザハットの低価格業態「ピザハットWOW」では、仕事帰りの若い女性の一人食にねらいを定めていると消費鈦度が報じた。 かつてないほどの飲食不況 飲食業がかつてないほど…