中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

米国が、星条旗を中国から輸入することを禁止し、星条旗を米国内でつくることを義務化する法律を施行

米国は、連邦政府関連機関で使用する星条旗は100%米国製でなければならないとする法律を施行した。なぜなら、これまで99.5%が中国製だったからだ。これまで星条旗を製造してきた浙江省義烏市の製造業者たちは落胆をしていると全球紡績網が報じた。 星条旗国…

拼多多、Temuはなぜ常識外れに安いのか。中国で始まっているBOPビジネスの拡大

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 248が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国製品の安さの秘密とBOPビジネスの関係につ…

中国の新幹線には夜行寝台列車がある。格安料金でホテル代も節約できることから人気に

中国版新幹線「高鉄」には夜行寝台列車がある。北京上海間を夜に出て、朝方着くというもので毎日3本が運行されている。乗車代も安く設定され、ホテル代も浮くということからどの列車も常に満席状態になっていると中国鉄路が報じた。 夜行寝台がある中国版新…

二次元がモールを救う。二次元もモールに救われる。上海市人民広場が「濃度の高い場所」に

経営が苦しくなる一方の老舗モールが二次元を取り込むことで息を吹き返している。市内に点在するグッズショップは倒産、閉店が相次いでいるが、ショップを集積し、「濃度の高い場所」にすることで若者が集まるようになっていると澎湃新聞が報じた。 老舗モー…

3社のロボタクシーを乗り比べてみたら。見えてきた各社ロボタクシーの個性

百度(バイドゥー)のロボタクシー「蘿卜快跑」(ルオボ)が主要11都市で正式営業を始めて話題になっている。また、同時に、小馬智行(シャオマー、ポニー.ai)、文遠知行(ウェンユエン、WeRide)も乗客が乗れる試験営業を進めている。雷科技では、この3つ…

年間1.8万件、死亡者91名の電動自転車の発火事故。違法バッテリーは規制できるのか

電動自転車の発火事故が頻発をしている。その原因は、違法に改造されたバッテリーの使用によるものだ。多くの地方で高容量バッテリーの製造、販売、使用が禁止されているが、全国一律規制ではないために、密かに流通をしてしまっていると新京報が報じた。 3.…

所得は増え、物価もあがり、消費も増えている。それでもデフレだと言われる中国経済の謎。鍵は、口紅効果と消費のドーナツ化

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 247が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のデフレ問題についてご紹介します。 北京…

真夏の電力不足に悩む上海市が、EVを蓄電池として利用するV2G充電ステーションを設置

欧州、東アジアでは、夏の異常高温が大きな社会課題になっている。最大の問題は、ピーク時に電力が不足をしてしまうことだ。そこで、上海市ではEVを蓄電池として利用できるV2G充電ステーションの設置を始めたと澎湃新聞が報じた。 夏の暑さで電力が足りない…

普及が進む宅配便業界の無人カート。配送拠点と営業所間の輸送を担当

宅配便業界が無人カートの導入を本格化させている。配送拠点と営業所間の輸送はこれまで人間が行っていたが、無人カートにすることでコストの60%が削減できるという。大都市だけでなく地方都市でも導入が進み始めていると半島都市報が報じた。 無人カート導…

突然、速度があがらなくなる新エネルギー車の失速問題。なぜ、速度があがらなくなるのか、その2つの理由

SNSなどで、NEVの走行中、速度があがらなくなる失速問題を報告する人が増えている。失速が起こる原因は2つあり、そのひとつはソフトウェアの問題だ。今や、車の品質にとってソフトウェアの品質が大きな比重を占めてきていると巴渝車世界が報じた。 NEVに起こ…

続々登場するビデオ生成AI。どんな違いがあるのか、同じプロンプトを入れて試してみた

ビデオ生成AIが続々と登場している。それぞれどのような特徴を持っているのか。雷峰網では主要なビデオ生成AIに同じプロンプトを入れて、生成されるビデオにどのような違いがあるかを検証した。 続々と登場するビデオ生成AI OpenAIがビデオ生成AI「Sora」を…

インフルエンサーの時代は終わった。私域×KOCマーケティングの3つの原則。名創優品の事例から

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 246が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、KOCマーケティングについてご紹介します。 イ…

ロボタクシーに対する意識調査では関心があるが60%以上。一方、タクシーへの不満の対象は運転手

ロボタクシーが広がり、DT商業観察では市民に対する意識調査を行った。その結果、60%以上の人が関心を持っていた。一方、タクシー/ライドシェアへの不満は、その多くが運転手が原因のものだった。移動に運転手はいらないと考えている人が増えている可能性が…

EUの中国EV関税引き上げで、加速をする現地生産化。中国EVメーカーのグローバル化が始まる

EUは、EU内の自動車メーカーを守るため、輸入される中国EVに関税を上乗せすることを決定した。中国政府としては反発をしているが、中国EVメーカーにとっては欧州での現地生産が加速をし、グローバル企業になる足がかりになると見られていると新京報が報じだ…

社区食堂に登場したブラインドボックスメニュー。注文しても何が出てくるかわかないメニューが人気に

公益性の高い社区食堂の経営難が課題となる中、ブラインドボックスメニューが経営改善の決め手になろうとしている。仕組みとしては日替わりメニューと同じだが、利用者にはゲーム性があり、食堂にとっては食材の有効活用になっていると看看新聞が報じた。 運…

広がる暗闇工場=ダークファクトリー。工場は無人化されて、人はいなくなる

鞍山鉱業が暗闇工場を稼働させた。人が作業をしない完全自動化工場だ。これまで家電製造などで暗闇工場が広がっていたが、鉱業系の工場で完全自動化がされる例は極めて珍しい。鞍山鉱業では、他の向上も自動化を進めていると新華社が報じた。 無人のダークフ…

iPhoneの生産はインドから再び中国へ。返品率の高さと電力不足が要因か

iPhoneのインドでの生産に問題が生じ、アップルは再び中国で生産する体制を整えた。返品率の高さと電力不足がその要因であると見られている。しかし、中国ではフォクスコンの他に、BYD、ラックスシェアなどもiPhone製造に参加をする。フォクスコンは大きな痛…

アップルの生産拠点は中国からインドへ。そして再び中国へ。アップルが描くアジアサプライチェーンの布陣

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 245が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、iPhoneの生産拠点についてご紹介します。 アッ…

ラッキンが2万店舗目を開業。ライバルのクーディーは店舗内店舗で5万店舗を目指す

ラッキンコーヒーが2万店舗目を開業したと発表した。すると、ライバルのクーディーは「3年で5万店舗」計画を発表、出店競争が激化をしている。クーディーは店舗内店舗を活用して、出店数を増やすとともに利益率を改善するねらいがあると界面新聞が報じた。 …

miHoYoの新作「ゼンレスゾーンゼロ」に思わぬ不評。新体制miHoYoに何が起きているのか

miHoYoの新しい対策「ゼンレスゾーンゼロ」が不評だ。ゲームとしてのクオリティは高いものの、miHoYoの新作としては期待外れだと感じている人が多い。中心人物であった蔡浩宇が抜けたことによる影響ではないかと新浪科技が報じた。 評価が芳しくないmiHoYoの…

出力暴走が起こらない第4世代原子炉「高温ガス炉」。山東省で運転始まる

出力暴走が起こらず、高い安全性がある第4世代原子炉「高温ガス炉」を採用した華能石島原子力発電所が運転を始めた。冷却水を必要としないことから、内陸部にも建設ができ、中国の原子力政策の大きな転換点になると北京日報が報じた。 第4世代原子炉が稼働を…

光と熱で発電をするアクサイカザフ太陽光発電所。出力が変動する問題を光+熱で解決

甘粛省酒泉市アクサイカザフ族自治県の太陽光+熱発電所が始動をした。太陽光発電は出力が変動するという問題を解決するため、太陽熱でも発電を行う。溶融塩を太陽光で加熱し、保存をしておき、太陽光の出力が落ちた時に発電をし、発電所からの出力を安定さ…

豚肉が安くなると、シャトルの価格があがる。人気のバドミントンに思わぬ落とし穴

手軽に楽しめるスポーツとしてバドミントンの人気が高まっているが、シャトルの価格が高騰するという思わぬ事態になっている。その理由は、豚肉の価格が下がり、豚肉需要が大幅に増えたことにあると中国企業家雑誌が報じた。 シャトルの値上げでバドミントン…

マイクロドラマはエンタメとして定着をするのか。低俗、短絡、低品質である一方、ビッグネームの参入やビデオ生成AIの導入も

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 244が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のマイクロドラマについてご紹介します。 …