口コミ投稿型EC「得物」が、サイズ助手機能を公開した。専用シートの上で足の写真を7枚取るだけで、サイズだけではなく、甲高などの形状も含む足の3Dモデルを作成してくれる機能だ。この3Dモデルに基づいてぴったりの靴が購入できると得物技術が報じた。
服や靴などのサイズのあるもののEC購入
日用品の多くのものをECで購入するようになっているが、サイズのあるものの購入には悩んでいる人も多い。服や靴というものは自分のサイズを知っておく必要があるし、そのサイズで購入しても、実際に使ってみると、なんとなくフィットしない。特に靴類はサイズと言っても、つま先から踵までの長さだけであり、買ってみたら、甲の部分があたって痛い、足の一部が常にあたって歩いていると痛くなるなどの問題が出てくる。これが嫌で、靴だけは店舗に行って試着をして買うという人も少なくない。
足の3Dモデルを簡単に作成できる機能
この問題を解決したのが、口コミ投稿型EC「得物」(ダーウー)だ。商品ごとに口コミや写真が投稿できる仕組みで、商品ごとに整理をされたインスタグラムのような感覚だ。このような投稿を見て、購入を決めることができる。写真に商品タグを埋め込む種草にも対応しており、投稿者の記事から購入に至った場合は手数料が入る仕組みだ。
この得物が靴の購入の際に、自分で足の形を測定できる機能を追加した。この「サイズ助手」と呼ばれる機能を使うにはまずは申請をして、専用のシートを送ってもらう必要がある。これは無料で送られてくる。
専用シートが送られてきたら、裸足の足をシートに乗せて、スマホで指定通りに7方向から写真を撮るだけだ。これを両足について行う。これで足の3Dモデルが作成される。
7方向の写真から3D合成。甲高なども把握
3Dモデルは7方向からの写真を合成して作成され、指示通りに撮影をすれば、誤差は3mm以内に収まるという。単にサイズ、甲の高さだけでなく、土踏まずの形状や足先の形状パターンも分類される。
この形状パターンは、100種類以上の標準モデルが備えられており、それに最も近いものが選ばれて判定される。
足にフィットする靴がECでも購入できる
このような3Dモデルに基づいて、おすすめのシューズが検索される。単にサイズだけでなく、足の形状に応じたおすすめであるので、安心をしてECで購入することができる。特に輸入製品を購入するときは、単なる足のサイズだけで買っても、解釈や形状の標準が各国によって微妙に異なるため、うまくフィットするものが選べないことが多い。
得物では、運営側が3Dモデルとのマッチングをあらかじめ測定をしておいてくれるため、適切な靴が選ばれることになる。