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都市住宅は人間に最適化されている。ペット共生住宅が住宅と家具の次のトレンドに

若い世代のペット飼育率は60%を超える。これにより、多くの人が住宅がペット共生になっていないことに気がついた。ペット家具ブロガー、メーカーなどがペット共生住宅家具の提案を本格化し、住宅と家具の次のトレンドになろうとしていると南方週末が報じた。

 

ペットとの暮らしがあたりまえになった中国

中国の都市部ではペットを飼うことがもはや主流になってきている。特に、90后(90年代生まれ、30代)と00后(2000年代生まれ、20代)は、なんらかのペットを飼育する人が60%を超える。

しかし、庭付きの戸建て住宅であればともかく、都市の集合住宅環境でペットを飼うことは簡単ではない。特に高齢者はその毛やにおい、騒音を嫌がる人が多く、若い世代がペットを飼い始めるとその親世代が「毛孩子」(毛だらけの子ども)と呼び、文句を言うというのはよく見られる光景になっている。

 

人間に最適化された都市住宅環境

都市環境での人間とペットの共生に難しさがある最大の理由は、住宅が人間が暮らすことのみを前提に設計されていることだ。

そこで「ペット家具ブロガー」と呼ばれるインフルエンサーが活躍している。ペット用の家具を考案し、SNSで紹介する人たちだ。多くの人がこのようなペット家具ブロガーの配信を見るだけでなく、家具業界も注目をして商品化する例も増えてきている。

▲ペットブロガー発表したキッチンテーブル。子犬用の食事場所が組み込んであり、一緒に食事をすることができる。

▲ペットブロガーが発表したベッドサイドのドッグハウス。同じ部屋で顔を見ながら寝ることができる。

▲洗面所の横に設置された犬用の洗面所。足を洗ったり、体を洗ったりすることができる。

 

IKEAはペット共生インテリアをアピール

家具ブランドIKEAは、このような潮流を素早く捉え、キャットウォークを発売し、各店舗でペットと共生するためのインテリアデザインを提案し、それに触発されてリフォームをする人も増えている。

一方、ラグジュアリーブランドもこの潮流を見逃さなかった。ペット用のソファ、ドッグハウスなどを発売したが、SNSでは笑い物になっている。「5000元も出してあるブランドの猫用ソファを飼ったが、うちの猫ちゃんは結局、宅配便の段ボール箱で寝ている」。

確かにラグジュアリーブランドのペット用品は見栄えはいいが、ペットの嗜好や習性をまるで考えず、ただ人間の家具のサイズを小さくしただけになっている。これはペットを人間とみなして扱うこともであり、多くのペット愛好家から反発を招いている。

▲IKEAが提案したペット共生インテリア。キャットウォークを張り巡らせ、家具もキャットウォークの一部として利用する。

 

ペット共生を考えた家具メーカーが続々誕生

一方、称賛されるブランドもある。ベットや枕などを販売している「考拉累」(カオラーレイ、KOAZY)は、本格的にペット用家具の開発を始めた。国内外の獣医師と共同研究をし、高齢や病弱の犬用のマットレスを開発した。

また、2023年に創業したRikyuuは、ペット用家具専門のメーカーだ。猫が遊べるコーヒーテーブル、最下段が猫のベッドになっているキャビネットなどを発売して、高価であるにも関わらず好調に売れている。

ペットと共生できる家具はすでにたくさんあるが、その多くはペット用家具であり、人間の住居に置いても馴染めるデザインになっているものが多い。しかし、これでは人間がペット用家具を置いているだけのことになってしまう。今、中国で始まっているペット共生家具のトレンドは、人間とペットが同じ家具を使うというものだ。

ペットが大きな産業になることで、家具についても新しい潮流が始まろうとしている。

▲寝具メーカーのKOAZYが開発した高齢ペット、病弱ペットに負担を与えないマットレス。

▲Rikyuuが開発したペット共生家具。下段は猫の家になっているが、上はキャビネットとして使える。

▲Rikyuuが開発したペット共生のコーヒーテーブル。爪研ぎがついていて、猫がジャンプしてテーブルに乗りたがる高さに設計してある。



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