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洗濯機も三眼に?下着と靴下を分けて洗いたい中国で受ける三眼ドラム洗濯機

家電メーカーLeaderが発売した三眼洗濯機が好評だ。中国では、衣類、下着、靴下を別々に洗う人が多く、週末には洗濯機を3回回す必要があった。それが、三眼洗濯機では1回で終わるというのが好評の理由だと青島財経網が報じた。

 

洗濯機も三眼の時代に

スマートフォンのカメラは、単眼から三眼に増えていったが、洗濯機も三眼になっていくのかもしれない。

中国の洗濯は少し面倒くさい。なぜなら、衣類と下着、靴下の3種類にわけて洗うからだ。下着は肌に触れるものなので、他の衣類とは一緒にしたくない。靴下は特に汚れるので他の衣類とは一緒にしたくない。

そこで、多くの人が、靴下はつけ置きをしておき、まず洗濯機で下着を洗う。それから衣類を洗い、最後に靴下を洗う。都合3回洗濯機を回さなければならない。1回20分だとしても60分かかることになり、干す時間などを考えると、けっこうな量の家事になる。洗濯乾燥機で乾燥までさせる場合は、半日仕事になってしまう。

▲Leaderが発表した三眼洗濯機。扉をノックすると洗濯が始まる。下の箱は、靴の洗濯機(オプション)。

 

ドラムが3つある三眼洗濯機

そこで、家電メーカーのLaeder(https://www.leader.com.cn)は、2025年3月に上海で開催された「中国家電電子機器博覧会」(AWE2025)で、3ドラムの洗濯機を発表した。

メインドラムは10.5kgで衣類を洗い、2つの1kgドラムにはそれぞれ下着と靴下を入れ、3種類を同時に洗うことができる。

小さな専用筒には靴下であれば33足、下着であれば6枚ほどが入る。つまり、平均的な1週間分の選択需要が一度で洗えることになる。標準コースは脱水まで入れて22分であり、従来の1ドラム方式から比べて大きな時間の節約になる。

また、左上の専用筒にはブラ専用の「スポーツ」「レース」「シームレス」のコースが用意されている。

▲三眼洗濯機。標準的なサイズに収めたため、一般的な家具に収納することが可能。

 

好評な三眼洗濯機。他社も追随するか

これまで時間を節約したい人は、ドラム洗濯機の他に、ミニサイズの洗濯機を備える人も多かった。しかし、ミニサイズの洗濯機は、多くの場合、振動や騒音が出やすく、特に大型ドラム洗濯機の上に置くと、共振をして大きな振動や騒音が生じやすかった。

Leaderは、3つのドラムを同時に稼働させても、回転数を細かく動的制御することにより、振動や騒音が出ない設計を取り入れている。また、洗剤や水の投入口、排水口はひとつだが、内部では3つのドラムで洗剤や水が混ざらない工夫をしている。

さらに、扉を閉めた状態で、扉を手でノックすることで洗濯が始まり、3つのドラムを個別に動かすこともできる。

この3ドラム洗濯機はハイアールのチャンネルを通じて販売される。出荷は始まったばかりだが、すでに8.8万台の予約が入っている。この動きを見て、他の家電メーカーでも、三眼洗濯機の開発を始めている。

▲下着と靴下を分けて洗いたい人が多い中国では人気となり、発売前に8.8万台の予約を獲得した。

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