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小米が自動車保険会社を設立。新エネルギー車メーカーが黒字化をねらう「自動運転+自動車保険」

小米が自動車保険会社を設立した。新エネルギー車は現在、1台売るごとに数千元の赤字が出ていると見られている。各社は黒字化に向けてさまざまな努力をしている。そのひとつが自動運転と自動車保険の組み合わせだと互聯網乱侃秀が報じた。

 

モンスターマシン「SU7 Ultra」も絶好調

電気自動車「SU7」が好調の小米汽車(https://www.xiaomiev.com/)は、高級モデルの「SU7 Ultra」も発売となり、その価格81.49万元(約1670万円)にもかかわらず、予約開始後わずか10分で3680台の予約が入った。最高時速350km/hというモンスターマシンであり、2024年10月28日には、緑の地獄とも呼ばれるドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」で、4ドア車として最速の6分46秒874のコースレコードを記録した。

▲SU7 Ultraは、ニュルブルクリンクで4ドア車のコースレコードを樹立した看板を引っ提げての販売となった。

 

小米汽車が次にねらうのは自動車保険

絶好調の小米汽車だが、地味な部分でもうひとつの突破を行っている。それは自動車保険に進出をしたことだ。

金融監管総局は、ある保険会社の承認を行った。北京法巴天星財産保険だ。この保険会社の主要業務は自動車保険になっている。その重要株主は天星数科であり、この天星数科は小米傘下のグループ企業だ。つまり、小米は天星数科を通じて保険業に進出をした。

▲BYDは易安保険の自動車保険部門を買収し、自動車保険に乗り出す準備を始めている。各社、自動車保険分野での動きが活発になっている。

 

バッテリー価格は2026年に半分になる

小米だけではなく、多くの電気自動車がそうだが、販売では利益が出ず、赤字になる価格設定になっている。コストをそのまま価格転嫁をしたら、購入補助金を入れても燃料車より高くなり、競争力がないからだ。そのため、赤字覚悟の価格設定を行い、普及させることを目指している。

そんなことをして大丈夫なのか。EV各社は2つの戦略を立てている。ひとつは技術革新により、EVのコストの大半を占めるバッテリー価格が下がっていくことだ。ゴールドマンサックスは2026年には現状の半分程度まで下がる可能性があると予測している(https://www.goldmansachs.com/insights/articles/electric-vehicle-battery-prices-are-expected-to-fall-almost-50-percent-by-2025)。

▲ゴールドマンサックスの予測によると、BEVのバッテリーコストは、2026年に、2019年の半分になる。ここで新エネルギー車各社は黒字化されることが期待される。

 

自動運転などのサブスク収入

もうひとつがサブスクリプション収入だ。各社、都市内走行の自動運転(NOA=Navigation on Autopilot)の開発を急いでおり、最先端のファーウェイADS 3.0では、市街地走行で95%の時間を自動運転で走行をすることが可能なレベルに達している。

このNOAはオプションソフトウェアでありサブスクリプション契約が必要になる。料金は各社異なっているが、年数千元から2万元(約40万円)になる。これが毎年収入として入ってくる。

 

自動車保険の掛け金収入も期待できる

3つ目が自動車保険だ。NOAのユーザーは自動車事故を起こす可能性が大きく減る。テスラのFSDの報告では、手動運転時の1/7まで減っている。特に人身事故はほぼゼロになり、接触事故などでも相手の過失割合が高い事故ばかりになる。つまり、自動車保険に入らないわけにはいかないが、賭け金は従来の人間が運転する車に比べて大きく下げることができる。

自動車保険は、事故が起きる限り支払いが発生するが、起こらなければ掛け金がまるまる利益になる。ユーザーは掛け金がぐっと安くなって歓迎をする。つまり、NOAの性能を高め、快適で安全な自動運転を提供することで、事故が起きなくなり、社会貢献ができ、メーカーは保険の掛け金で安定した経営ができることになる。

BYDもすでに易安保険の自動車保険部門を買収し、準備を始めている。中国の新エネルギー車各社は、次の段階へと進み、経営を安定させる段階に入ろうとしている。