中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

海外旅行でも7割の中国人がアリペイ、WeChatペイで決済

アリペイとニールセンは、中国人の海外旅行先での消費動向をまとめた「2017:Outbound Chinese Tourism and Consumption Trends」を公開した。これによると、中国人は海外旅行先でも7割の人がアリペイなどのスマホ決済を利用していることが明らかになったと…

新規参入が続く生鮮食料品EC。黒字はわずか1%。95%が赤字。

生鮮食料品をネット販売する生鮮EC、また店舗と生鮮ECを融合した新小売スーパーの新規参入が続いている。しかし、その中で黒字になっているのはわずか1%で、95%は赤字になっていると楽居財経が報じた。 中国のEC販売額は115兆円 1月21日、中国国家統計局は…

ネット消費をリードするZ世代のキーワードは「ものぐさ」「自宅」「アイドル」

中国の調査会社QuestMobileは、「QuestMobile中国携帯電話インターネット2018年度大報告」を公開した。これによると、24歳以下の「Z世代」と呼ばれる世代が3割を超え、ネット消費を牽引している。Z世代のキーワードは「ものぐさ」「自宅」「アイドル」だと…

効果が薄いポイントカードの電子化。来店回数、客単価ともに増えたdicos

中国で、マクドナルド、ケンタッキーに続く第3のファストフードチェーンであるdicos(ディコス)が、アリペイ芝麻信用の新機能である「信用チャージ不要」の機能を利用し、割引になるVIPカードの機能をスマホ決済「アリペイ」に内蔵した。消費者はごく普通…

中国市場で苦戦をするアップル。通用しなくなったグローバルメディア戦略(下)

バイトダンス統計センターは、スマートフォンユーザーの統計をまとめた「逆周期」というレポートを公開した。アップルユーザーは相変わらず忠誠心が高いものの、最新機種では旧モデルへの機種変更を行なっている。これが中国市場でのアップルの不振につなが…

中国市場で苦戦をするアップル。通用しなくなったグローバルメディア戦略(上)

バイトダンス統計センターは、スマートフォンユーザーの統計をまとめた「逆周期」というレポートを公開した。アップルユーザーは相変わらず忠誠心が高いが、新機種ではなく、旧機種への機種変更が拡大している。これが最新機種iPhone XS/XRの販売低迷につな…

「おすすめの検索エンジンはグーグル」。中国大使館の発言に波紋

駐日本中国大使館がウェイボー上で公開した文章が問題になっている。文中で、検索サイトに、中国産の百度ではなく、海外産のグーグルやヤフーを推奨しているのだ。その理由を、多くの中国人ネットワーカーが推測して、話題になっていると観察者網新媒体が報…

外売サービスから離脱する飲食店。手数料負担が経営を圧迫

中国で、もはやなくてはならないサービス「外売」。ほとんどのレストランの料理を出前をしてくれるサービスだ。ところが、最近、この外売サービスから離脱するレストランが目立ち始めているという。外売に取られる手数料負担が厳しくなっていることが原因だ…

中国人の運転は荒っぽいのか?いちばん荒いのは上海人

日本人から見ると、中国人の運転は荒っぽく見える。実際のところどうなのか。斑馬智行は、スマートナビゲーションシステムから得られたビッグデータを分析し、「2018運転行為報告」を公開した。これによると、最も運転が荒いのは上海人であることが明らかに…

若くて経験不足だからこそ成功したTik Tok開発チーム

ショートムービー共有プラットフォーム「Tik Tok」は、中国では1日のアクティブユーザー数が2.5億人を超え、もはやダンス映像だけでなく、動画共有プラットフォームに成長している。このTik Tokを開発したのは、まだ若く、経験もまるでない素人集団だった。…

シェアリング自転車ofoが空中分解。その原因はCEOの傲慢さか理想主義か

中国人の生活を大きく変えたシェアリング自転車。この新しいサービスは、北京大学の学生だった戴威が始めたofoから始まった。しかし、今、そのofoが経営難となり、空中分解が始まっている。多くのメディアがその原因は、戴威個人の傲慢で不遜な性格にあると…

人工知能が豚を育てるIoA。四川省の養豚場にET産業ブレインを導入

中国四川省宜浜市麻衣村の養豚場で、人工知能の導入が始まっている。センサーで豚の日常行動を監視し、人工知能が健康状態や栄養状態を把握し、品質の高い豚を出荷しようとする試みが始まっていると毎日人物が報じた。 人工知能が豚を育てる このIoA(=Inte…

アプリの9割が過度な個人情報収集。半数がプライバシーポリシー上の問題

中国消費者協会は、100種類の主要スマートフォンアプリの個人情報収集状況を調査した「100種類アプリ個人情報収集とプライバシーポリシー評価報告」を公開した。それによると、85.2%の消費者が個人情報流出を経験しており、91のアプリに個人情報収集上の問題…

台湾「QRコード決済は面倒!」。中国「QRコード決済は便利!」

台湾のあるネットワーカーが、「QRコード決済は手順が多すぎて面倒だ」という発言をしたところ、これが中国で拡散して「なんで面倒なのかわからない」という意見が寄せられ、興味深い論争になっていると数碼妖精が報じた。 状況が日本とよく似ている台湾のキ…

電子化が難しい大学の図書館で、テクノロジー導入が進む

中国の大学の図書館が、積極的に人工知能、IoT、ビッグデータなどのテクノロジーを取り入れ始めている。大学図書館の蔵書は、専門書などが多く、電子化が簡単ではない。そのため、図書館員の業務をテクノロジーで自動化する試みが進んでいると個人図書館が報…

終わる海外旅行での「爆買い」。代理購入から越境ECへ

2019年1月から中国電子商務法が施行された。ネットで物品を販売するには、個人であっても営業許可が必要となり、海外から仕入れたものはすべて関税を支払わなければならなくなった。違反をすると、刑事罰が科せられ、罰金は最高で200万元以上になる。この法…

電子も紙も。両方を読む1.5億人の中国読書人

中国でECサイト経由で紙の書籍を購入した人、電子書籍を購入したの合計が1.5億人に達した。この数年、読書人口は20%前後、毎年増えている。多くの人が、紙の本も電子書籍も読むという。ネットで無料で読める電子書籍が大量にあることが読書人口を増やすこと…

進む方向がはっきりと分かれてきた中国IT御三家BAT

pwc中国が「中国小売業の新展開:バリューチェーンの全面的なデジタル化」を公開した。これによると、消費者はモノの購入から購入体験を楽しむことに変化し始めており、アリババの新小売はその変化をうまく捉えている。百度はウェブサービスに軸足を置き、テ…

入れておくだけでお金が増える。WeChatペイが「零銭通」で、アリペイに対抗

中国2大スマホ決済のひとつ「WeChatペイ」が「零銭通」サービスを始める。これはMMF理財商品で、入金をしておくだけで3%前後の利息がつくというものだ。アリペイには以前から「余額宝」という理財商品があり、これがあるためにアリペイを利用する人が多かっ…