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北京市が無人ロボバスに公道を開放、試験営業始まる。ロボタクシーよりも早く正式営業を目指す

北京市は自動運転に積極的で、すでに一部公道をロボタクシーの無人運転に開放をしている。さらに、ロボバスの無人運転にも公道の開放を行なった。これにより、無人運転ロボバスの正式営業に大きな前進となり、期待が集まっていると顕微故事が報じた。

 

北京市内で無人運転バスの試験営業始まる

北京市自動運転モデル地区担当室は、昨2022年3月に「北京市スマートネットワーク政策先行区スマートネットワーク旅客バス公道走行試験及びモデル応用管理実施細則(試行)」という文書を発表した。つまりは、無人運転バスの公道走行試験や試験営業を行うための条件や申請方法を定めたものだ。

これにより、北京市が指定する地区(先行区60平方km)での無人運転バスの走行試験と試験営業が始まり、商業化に向けて大きな一歩となった。多くの運営企業が、人を送迎するシャトルバスを想定している。シャトルバスは固定路線を走るため、自動運転の応用がしやすく、すでに試験営業が始まっている亦荘経済技術開発区でのロボタクシーよりも早く正式営業に漕ぎ着ける可能性も出てきた。

▲東風のシェアリングバン。公園や観光地などですでに人を乗せて運行をしている。無人ロボバスの用途はこのようなミニバスによるシャトル運行が有望視されている。

 

自動運転の都市間競争も激化

自動運転の試験走行に公道を開放しているのは北京市だけではない。上海市も嘉定区内の高速道路であるG1503繞城高速21.5kmとG2京滬高速19.5kmで、全車線を自動運転車の試験走行に開放をしている。

さらに、広州市、深圳市、重慶市武漢市、長沙市など特定の地域で、自動運転車の公道走行試験やロボタクシー、ロボバスの試験営業を認めている都市はすでに10以上にのぼり、どの都市が最初に正式営業を始めるかという競争も激しくなってきている。

無人ロボバスも各社が開発をし、競争が激化をしている。公園内、観光地内などの閉鎖区間ではすでに実用化され、他の自動車がいる環境である公道走行が焦点になっている。

 

閉鎖区間ではすでにロボバスは実用化済み

その中でも無人シャトルバスは最も商業化に近いといわれている。無人シャトルバスは、時速50km以内で走行する低速無人運転車のカテゴリーに属するからだ。公道ではなく、マンション敷地内、公園内、工場内などの閉鎖区間では、すでに無人シャトルバスは実用化がされている。

広州白雲国際空港では、空港内の貨物牽引車の無人運転化を行なった。無人運転車は毎日23時間稼働し、航空機に積み込む荷物を運んでいる。無人運転車は、2021年にはすでに販売台数が2.5万台に達し、2022年には10.4万台になると見込まれている。

また、人を乗せない無人配送車はすでに公道走行が認められており、ささいな接触事故以上の重大事故は起きていない。今度は、人を乗せる無人シャトルバスの公道走行に期待が集まっている。

▲広州白雲国際空港では、貨物牽引車の無人化がすでに行われている。

無人カートは時速40kmまでに速度が制限された上で、決められたルートの公道走行がすでに始まっている。ただし、自転車やバイクと同じように、側道を走る規則になっている。