中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

広告メディアとしてのTik Tok。その驚異のコンバージョンの秘密

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日本でもTik Tokが人気アプリになっていることは広く知られています。このTik Tokを開発したのは、北京のバイトダンスで、中国では「抖音」(ドウイン=音に合わせて体を動かすの意味)と呼ばれ、この国際版がTik Tok(ティックトック)です。


Tik Tokは、日本では「女子高生に大人気」と冠をつけられることが多く、中国でもサービス開始登場は若い女性に圧倒的に支持されました。しかし、現在では、男女問わず、広い世代が使うようになっています。すでに「口パク、ダンス映像」だけではなくなっていて、ニュース映像や旅行案内、料理レシピ、ギャグなどさまざまなムービーがアップロードされています。コンテンツのバラエティは、YouTubeと同じように広くなっています。YouTubeのショートムービー版と言えば、わかりやすいかもしれません。

 

Tik Tok(中国の話なので厳密には抖音ですが、Tik Tokと表記します)の人気は圧倒的です。「バイトダンス深度報告」(国盛証券)によると、2019年第2四半期には月間アクティブユーザー数(MAU)が4.8億人となりました。ユーザーの1日の平均利用時間は62分となっています。
バイトダンスは、これ以外にもニュースキュレーションアプリ「今日頭条」、動画共有アプリ「西瓜視頻」「火山小視頻」などがあり、いずれもMAUが1億人越えのモンスターアプリです。


中国人がインターネットを利用する総時間のうち、なんとバイトダンス製アプリの使用時間が全体の12.5%にもなっています。バイトダンスの躍進ぶりは、中国メディアも「中国インターネット史上かつてなかった規模と速度の成長」というほどです。


ユーザーから支持されただけではありません。Tik Tokは広告収入の効率がきわめて高いのです。後ほど、SNS「ウェイボー」、動画共有サービス「ビリビリ」との広告収入の比較分析をご紹介しますが、Tik Tokは、ウェイボーの約3倍、ビリビリの約10倍の効率で広告収入を稼ぎ出します。
広い人気を得たサービスというだけでなく、効率よく広告収入を生み出すメディアなのです。なぜそんなことが可能になったのか。それはバイトダンスが、情報の配信テクノロジーに革新を起こしたからです。今回は、その情報配信に関するバイトダンスの革新的テクノロジーについてご紹介していこうと思います。


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