小米有品で浴室ミラーがヒット商品になっている。鏡だけでなく、ディスプレイになっていて、音声でアプリを起動することができる。歯磨きなどで手がふさがっている状況であるため音声アシスタントの利便性が評価されたと点圏科技が報じた。
ディスプレイ付きの浴室ミラーがヒット商品に
小米(シャオミ)のEC「小米有品」で販売されている浴室ミラーがヒット商品になっている。浴室内あるいは洗面台に設置できるミラーで、ディスプレイにもなっているためアプリを起動することができる。タッチ操作にも対応しているが、音声による操作が基本になっている。
小米有品は、シャオミ参加の家電製品を中心にしたEC。販売されている製品の多くは、シャオミが企画の段階から加わり、共同開発をしたものが中心となっている。この浴室ミラーも実際に開発製造しているのは鋭吉科技だ。
人気なのはカラオケアプリと健康系アプリ
受けているのは、音楽系のアプリで、音声で曲名を指定することで音楽を流してくれる。また、カラオケアプリの起動も可能で、お風呂に入りながらカラオケを歌えることが人気となっている。
また、健康系のデバイスとの連携機能についても注目されている。例えば、体重計、電動歯ブラシなどを使うと、自動的に記録を収集し、健康記録をつけてくれる。その記録はスマートフォンの健康アプリに転送し、ワークアウト記録などとまとめて整理をしておくことも可能だ。
歯磨き中にその日の予定や交通情報を
浴室ミラーといっても、電源が必要なことから、洗面台付近に設置をすることが基本になっている。電源ケーブル付近には防水カバーがあり、水がかかってもトラブルが生じない構造になっている。
洗面台付近に設置をする前提であるため、最も頻繁に使われるのは、朝の歯磨き、身繕いをするシーンだ。「おはよう」などのキーワードを発声することで、その日の天気、予定、交通情報などを音声とディスプレイで表示することが可能になっている。
手がふさがっているシーンで活きる音声アシスタント
音声アシスタントが最も役立つシーンというのは、両手がふさがっている状況だ。いちばん利用されているのは、料理をしている時のタイマー設定であるとも言われる。さらに、自動車の運転中の操作にも音声アシスタントは向いている。
洗面台というのも音声アシスタントに向いている場所だ。歯磨き、髭剃り、洗顔、化粧などで手は塞がっているが、目と意識は空いているので、歯磨きをしている間にその日の予定を表示したり、交通情報を見られるというのは利便性が高い。
価格が299元(約6000円)と手頃であることも売れている要因のひとつだ。