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西安市に吸殻で投票する灰皿が登場

陝西省西安市にユニークな街灯灰皿が登場した。吸い殻が投票箱になっており、喫煙した人は吸い殻で投票をする。ポイ捨て防止の効果がある優れたデザインだとして、話題になっていると好奇心日報が報じた。

 

吸い殻で投票し、ポイ捨てを防止するデザイン

投票箱灰皿が登場したのは、西安市碑林区の長安街。南門から南二環まで100あるゴミ箱の上に設置された。さらに、50個の街灯灰皿と10箇所のシェアリング自転車駐輪場が整備された。

投票箱灰皿は、それぞれに出題が違っている。「今日の気持ちは?」というものや「地元歌手で好きな人は?」「麺はどうやって食べる?」「食後に何を飲む?」「泡西安の名物料理)はどうやって食べる?」など、他愛もない内容が多い。それぞれ答えは三択で、タバコを吸い終わったら、一つを選んで、吸い殻を入れる。

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▲麺を食べる時には、座って食べるか、立って食べるか、しゃがんで食べるか。

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▲今日の気持ちは、気持ちいい、乱れている、なんとも言えいない。

 

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▲地元の人気歌手を選ばせるもの。

 

中国でも減る喫煙者

中国も、WHOのたばこ規制枠組み条約に加入しており、今では建物内はほぼ完全に禁煙になっている。レストランもテーブルは全面禁煙になり、廊下の端に喫煙スペースが設けられている例が多い。

屋外の路上は、禁煙指定になっていない場所が多く、特に繁華街などでは10m間隔で、ゴミ箱と灰皿が設置されている。しかし、路上喫煙をする人は、この10年でめっきり減ったというのが実感だ。

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▲食事の時に飲むのは、フレーバービール、凍峰、九度(いずれも、西安市で有名なお酒)。

 

街の景観をデザインする

この投票箱灰皿は、西安交通大学芸術学部とデザイン事務所「貞観工作室」が共同して設置したもの。中心になった西安交通大学芸術学部の大学院生、姚瑶と李京松の二人は、まずイメージカラーとして黄色を採用し、ゴミ箱、灰皿、シェアリング自転車駐輪場といったエコロジー関連の路上設備を黄色にカラーリングする計画を立てた。

ヒントになったのは、英国ロンドンに設置された公共広告だったという。

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▲ロンドンにある公共広告がヒントになっている。世界一のプレーヤーはだれか?ロナウド、メッシのいずれかを選ばせるもの。

 

西安市はでは「タバコ革命」が進行中

西安では、昨年から「タバコ革命」を遂行中だ。街中のポイ捨てをゼロにしようと、様々な施策を打っている。西安の城壁には500個の灰皿を設置、30分間隔で係員が掃除点検をしていたのを15分間隔に短くした。また、500人のポイ捨て監視ボランティアを結成し、主要地区の監視活動を行っている。このボランティアは無償ではなく、吸い殻を10個拾うと、観光センターで粗品に交換してもらえる仕組みもある。

西安市碑林区年管理局では、ポイ捨てを減らすことができるだけでなく、従来バラバラだったゴミ箱、灰皿などを統一的なデザインにすることで、長安街の景観をよくすることにも寄与していると歓迎している。

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西安市の観光資源でもある城壁の上にも灰皿が置かれるようになった。

 

スマホの普及とともに減る喫煙率

中国の喫煙率はさまざまな統計のさまざまな数値があって不明なところも多いが、だいたい50%程度ではないかと言われている。しかし、誰もが感じているのが、都市部での喫煙率の低下ぶりだ。10年前と違って、路上喫煙をする人を見かけることがめっきり少なくなった。

都市部の中高年、農村部は相変わらず、喫煙の習慣を持っているが、若い世代は喫煙する人の方が少ないのではないかと思えるほどだ。話を聞いてみると、「一服したいときはスマホで、ゲームをしたり、ECサイトを見るので、たばこに興味を持つ機会がなかった」という人が多い。

以前の中国は、男性であればほぼ全員が喫煙をし、どこでも吸い放題だった。しかし、その習慣もスマートフォンの登場で変わろうとしている。

Joseph Joseph ゴミを1/3に圧縮するゴミ箱 クラッシュボックス 30030

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