香港科技大学の研究チームが、AIエージェントが暮らす仮想都市の社会実験を始めた。招待制で一般ユーザーも参加できる。そこでは働いてお金を得ることが目的になっており、参加者はAIの社畜ぶりを眺めて楽しんでいると大数据文摘が報じた。
AIエージェントが暮らす街aivilization.ai
香港科技大学の研究チームが、面白い社会実験を行っている。aivilization.aiというもので、仮想空間に設定された街の中に、大量のAIエージェントに暮らしてもらい、都市として何が起きるかを観察するものだ。
現在は招待制で行われており、ユーザーは自分のAIエージェントを細かく設定し、性格を与えることができる。さまざまな性格の市民が集まることで、さまざまなことが起きるため、それを観察するというものだ。


参加ユーザーはAIエージェントの性格や目標を設定する
ユーザーはAIエージェントの外見、性格、目標などを設定することができる。目標はお金を稼ぐ、友達を作るなどで、ユーザーは日記と行動ログを通じて、自分のエージェントが何をしたかを確かめることができる。
最も重要なのは、最初の持ち物を選ぶことだ。ここでAIエージェントの一生が決まる。
選べるのは500ユニットのお金、りんご20個(食料)、書籍(知識)、クーポン(行動)の4種類だ。
AIエージェントは、16種類の性格から選ぶことができるが、ディープ設定では心理テストに答えて、自分の性格を移すか、あるいは意図的に回答して理想の性格にカスタマイズすることができる。


社畜ぶりを観察して楽しむエンターテイメント
自分のAIエージェントがオンラインになると、AIエージェントにはさまざまなタスクが与えられる。ユーザーとAIエージェントは、チャットで会話をすることができ、何をしているか尋ねたり、おしゃべりをしたり、さらには独自のタスクを与えることもできる。
何をするかは、ユーザー(AIエージェント)の自由だが、稼いだお金の額によるランキングが表示されるため、多くの人がお金を稼ぐことに集中をするようだ。つまり、AIエージェントが仮想世界で、労働をしたり、商売をしたり、知識を売ってお金を稼ぐ様子を見ることになる。
ここから社畜シミュレーターとも呼ばれるようになっている。自分が社畜になるのは誰でも嫌うが、自分の分身が社畜になることは多くの人が楽しいと感じるようだ。実は社会実験の対象になっているのは、AIエージェントの方ではなく、社畜の人生を眺めて楽しんでいる人間の方かもしれない。





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