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スマホナビ「高徳地図」が、燃料節約ルート検索に対応。道路環境や渋滞を考慮して検索

アリババ系の地図アプリ「高徳地図」が燃料節約ルート検索に対応をした。道路状況や渋滞状況を勘案して、最も燃料が節約できるルートを表示してくれるというものだ。ガソリン価格が高騰するおり、多くのドライバーに歓迎をされていると中国網が報じた。

 

ルート検索に燃料節約優先モード

中国でもカーナビではなく、スマートフォンの地図アプリをカーナビ代わりに使う人が増えている。地図が常に最新の状態に保たれることや、新しい機能が次々と追加されること、音声で操作ができることなどさまざまな利点があるからだ。

人気の地図アプリ「高徳地図」(ガオダー)が、燃料節約ルート検索に対応をして、ガソリン価格が高騰するおり、多くのドライバーから歓迎をされている。

▲燃料節約ルートを検索すると、距離も時間も最短のルートと同じになり、燃料は12%節約できるルートが選ばれた。

 

渋滞や道路環境から燃料節約ルートを検索

この燃料節約ルートは、道路の状況(高速道路、バイパスの方が燃費があがる)、渋滞状況、渋滞予測などを勘案して、最も燃料が節約できるルートを提示するというもの。多くの場合、最短距離ルート、最短時間ルートとほぼ同じになるが、幹線道路、渋滞していないルートが選ばれやすくなるため、運転も楽になる。

例えば、首開広場から新華西街までを検索してみると、3つのルートが提示されるが、渋滞のない最短ルートが選ばれ、他のルートに比べ燃料が12%節約できると表示される。

また、「燃費アラート」をオンにしておくと、運転中に急加速をすると、音声でアラートが発せられ、自然に燃費に優しい運転の習慣がつくようになる。

▲ナビ中にも、急加速、急ブレーキなどをするとアラートを鳴らすことができる。燃料節約運転は、安全運転にもつながるため、他のカーナビにも採用されることが期待されている。

 

レシート撮影で燃費も自動計算

この機能を使うには、「スマート燃費計算」の機能をオンにしておく必要がある。これは給油記録を入力することで、自動的に燃費を計算してくれる機能だ。

オンにした時に、車の車種、ナンバー、オドメーターのキロ数などを入力しておく。また、給油をした時に、時間、給油量、価格などを入力する必要があるが、スキャン機能が備わっており、給油のレシートを撮影すると、そこから必要なデータを読み取って自動入力してくれる。

燃費の良い走り方は、ガソリン代の節約になるだけでなく、安全運転やイライラしない運転にもつながる。さらには排出ガス量もその分少なくなり、環境に与える負荷を減らすこともできる。

イムリーな機能だと歓迎をされ、他の地図アプリやカーナビにも搭載されることが期待されている。

▲ガソリンスタンドのレシートを撮影するだけで、燃費の計算もしてくれる。理想的なガソリン使用量と実際のガソリン使用量も計算される。