アリババ系の地図アプリ「高徳地図」が燃料節約ルート検索に対応をした。道路状況や渋滞状況を勘案して、最も燃料が節約できるルートを表示してくれるというものだ。ガソリン価格が高騰するおり、多くのドライバーに歓迎をされていると中国網が報じた。
ルート検索に燃料節約優先モード
中国でもカーナビではなく、スマートフォンの地図アプリをカーナビ代わりに使う人が増えている。地図が常に最新の状態に保たれることや、新しい機能が次々と追加されること、音声で操作ができることなどさまざまな利点があるからだ。
人気の地図アプリ「高徳地図」(ガオダー)が、燃料節約ルート検索に対応をして、ガソリン価格が高騰するおり、多くのドライバーから歓迎をされている。
渋滞や道路環境から燃料節約ルートを検索
この燃料節約ルートは、道路の状況(高速道路、バイパスの方が燃費があがる)、渋滞状況、渋滞予測などを勘案して、最も燃料が節約できるルートを提示するというもの。多くの場合、最短距離ルート、最短時間ルートとほぼ同じになるが、幹線道路、渋滞していないルートが選ばれやすくなるため、運転も楽になる。
例えば、首開広場から新華西街までを検索してみると、3つのルートが提示されるが、渋滞のない最短ルートが選ばれ、他のルートに比べ燃料が12%節約できると表示される。
また、「燃費アラート」をオンにしておくと、運転中に急加速をすると、音声でアラートが発せられ、自然に燃費に優しい運転の習慣がつくようになる。
レシート撮影で燃費も自動計算
この機能を使うには、「スマート燃費計算」の機能をオンにしておく必要がある。これは給油記録を入力することで、自動的に燃費を計算してくれる機能だ。
オンにした時に、車の車種、ナンバー、オドメーターのキロ数などを入力しておく。また、給油をした時に、時間、給油量、価格などを入力する必要があるが、スキャン機能が備わっており、給油のレシートを撮影すると、そこから必要なデータを読み取って自動入力してくれる。
燃費の良い走り方は、ガソリン代の節約になるだけでなく、安全運転やイライラしない運転にもつながる。さらには排出ガス量もその分少なくなり、環境に与える負荷を減らすこともできる。
タイムリーな機能だと歓迎をされ、他の地図アプリやカーナビにも搭載されることが期待されている。