中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

中国でも地位を獲得している日本料理。なのに、なぜ日本企業の撤退が続くのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 174が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の日本料理についてご紹介します。 農水省…

店舗に人が戻り始めている。その決め手となっているのは即時小売。手ぶらで買い物が楽しめる体験

コロナ後の経済回復により、店舗に人が戻り始めている。その決め手になっているのが即時小売で、店舗の商品を最短30分で宅配してくれるサービスだ。手ぶらで買い物が楽しめる体験が鍵になっていると鈦媒体が報じた。 実店舗に人が戻ってきている この10年、E…

2四半期で赤字となった2022年のアリババ。新体制でアリババが直面する3つの課題

アリババの2022年は、2四半期で赤字決算となる創業以来の事態になっている。アリババは6つの事業部を分社化して、新体制で復活をねらうが、大きな3つの課題が立ちふさがっていると網経社が報じた。 2四半期で赤字を出した2022年のアリババ アリババの2022年…

ドローンが飛行しながらリアルタイムで3D地図を生成。従来手法に比べて10倍上の効率のドローン測量技術

武漢大学の学生チームが、リアルタイムのドローン測量技術を開発した。2022年9月5日に発生した四川省瀘定地震で、開発チームは被災地に入り、リアルタイムでデジタル3D地図の作成を行った。このプロジェクトは、第8回中国国際「インターネット+」大学生イノ…

コロナ禍で店舗数を拡大した焼肉チェーン「北木南」。加盟費用0元にして、さらに飛躍

飲食店はどこもコロナ禍で大きな打撃を受けた。閉店、倒産があいつぐ中で、むしろ店舗数を拡大したチェーンがある。中国式焼肉の「北木南」だ。その拡大の鍵となったのは学生街と下沈市場、そして加盟店費用無料だったと職業餐飲網が報じた。 コロナ禍で店舗…

フードデリバリー「美団」が香港進出か。配達効率のよさが香港のデリバリー問題のすべてを解決する

フードデリバリー「美団」が香港に進出することが確定的になった。配達効率に強みを持つ美団が進出することで、香港のフードデリバリー市場のシェアが大きく変わる可能性が出てきていると未来商業観察が報じた。 フードデリバリー美団が香港進出 美団が香港…

東南アジアにも拡大するTikTok Shopping。アリババのライバルになってきたTikTok

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 173が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、抖音、TikTokの興味ECについてご紹介します。 …

田舎町のコンビニに1.1万人のクラウド株主。SNSでつながり、ゆる〜く経営される新しい形の商店のあり方

四川省成都市崇州の古い通りに、「白熊スーパー」という小さなコンビニがある。隣は幼稚園と麺屋だ。なんの変哲もない個人経営の雑貨屋だが、ネットでは非常に有名だ。なぜなら、1.1万人のクラウド株主がいるユニークな経営のコンビニだからだと河南商報が報…

原神が2年経っても飽きられない理由。創業者が語る原神の創作の秘密

米哈游が開発した「原神」の人気の秘密は、爽快で奥深いバトルにある。しかし、リリース後2年経っても飽きられない理由は、追加のマップとシナリオ、キャラクターの他、細部にわたるつくりこみにある。創業者の蔡浩宇がGDC(ゲーム開発者会議)で語った。 高…

データのオープン化を進めるテスラ。続くテスラ車の暴走事故も、データから明らかになる日がやってくるか

中国ではテスラ車の暴走事故が連続して報道されている。テスラ車に問題があるのか、それとも運転手の運転ミスなのか。テスラは車両データのオープン化を進めており、搭載されているブラックボックスのデータも自分で取得ができるようにしている。このような…

マトリクスアカウントを活用して、売上向上、広告費削減、業務品質の向上、離職率の抑制に成功した飲食チェーン「煌上煌」

最近、飲食や小売のチェーン企業から注目されているのがSNSのマトリクスアカウントだ。これは公式アカウントと店舗アカウントを連結してグループ化することができる機能。店舗が独自のアカウントをつくり情報発信がしやすくなることで、チェーンには多数のメ…

北京市が無人ロボバスに公道を開放、試験営業始まる。ロボタクシーよりも早く正式営業を目指す

北京市は自動運転に積極的で、すでに一部公道をロボタクシーの無人運転に開放をしている。さらに、ロボバスの無人運転にも公道の開放を行なった。これにより、無人運転ロボバスの正式営業に大きな前進となり、期待が集まっていると顕微故事が報じた。 北京市…

若者は「お店」を開きたがる。タオバオネイティブ世代の起業に対する考え方

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 172が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、タオバオネイティブ世代についてご紹介します…

荷物は8倍に増えても、業務負担は減った宅配便企業。鍵はクラウドとコラボツールによるリアルタイム状況把握

中国の宅配便件数は年々増加をしている。宅配便企業「申通」でも8年前と比べると扱い荷物量は8倍に増えている。しかし、スタッフの業務負担は軽くなっているという。鍵はクラウドシステムとコラボツールによる、リアルタイムの状況把握と自動化だと顕微故事…

あえてデリバリーに対応しない。店舗体験を重視し、リピート客の養成に成功をしたカフェ「Butalso Coffee」

カフェ競争が激化をし、今ではデリバリーに対応していないカフェはほとんど存在しない。しかし、蘇州市のButalso Coffeeは、デリバリーを放棄して、店舗でのテイクアウトにシフトをして成功している。店舗体験を重視することで、リピーターを養成するという…

若者のセール離れが起きている。一方、中高年はEC利用が急増

若者のECセール離れが起きている。SNSでは「不買年」という活動が注目を浴びている。あるジャンルの商品を買わないと決めて、何日間持続できるかを報告し合うというものだ。一方で、中高年の間ではEC利用が大きく伸びている。EC利用者の世代構成が大きく変わ…

学生は趣味の商品をタオバオで販売する。タオバオネイティブ世代の起業感覚

アリババが運営するEC「淘宝網」(タオバオ)に出店をする「00后」(2000年代生まれ、20代)が100万人に達した。いわゆるZ世代の起業が、会社設立ではなく、タオバオ出店に向かっていると環球網が報じた。 物心ついた時にはタオバオがあった世代 00后は大学…

あなたの代わりに走ります。ジョギング代走業が流行する理由とは

SNSやタオバオなどでジョギング代走業が増加をしている。ジョギングをしたい人の代わりに走ってくれるというサービスだ。ジョギング好きな人は自分が走るついでに小遣い稼ぎになると、このビジネスをする人が増えている。代走業が増える背景は最近の健康ブー…

中国はChatGPTに負けてしまうのか。中国の生成AIの実力はどの程度なのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 171が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のAIGCの現状についてご紹介します。 AIGC…

人力デリバリーながら、ミスも遅延もないムンバイのダッバーワーラー。EC企業も注目するその正確さの秘密

インドのムンバイには、弁当を届けるダッバーワーラーという仕事がある。ITシステムを使わず、人手で管理をしているが、ミスや遅配が宅配便やデリバリーよりも少ない。その秘密は組織構造と独特のコードシステムにあるとNKI知網が報じた。 人手でミスなく配…

身分証がスマホに入るスーパーSIMカード。公式身分証のデジタル化で、生活が大きく変わる

国家規格のデジタル身分証に対応したスーパーSIMカードの提供が始まっている。身分証がスマホに入ることで、交通、決済、出入管理などがすべてスマホだけで可能になる。生活の利便性を大きく向上させることになると中国江蘇網が報じた。 携帯電話が身分証に…

ライブコマースで一変する村の経済。一人の成功が村の古い慣習を変えた

湖南省婁底市新化県の白渓鎮がライブコマースで大きく変わった。出身者の曽慶歓さんが名産品の豆腐乳のライブコマースで成功すると、村の経済が回り出し、貧困問題が一瞬で解決をした。ライブコマースが農村の経済を変えていると瀟湘晨報が報じた。 工員から…

中国は世界のゲーム工場となるか。マイクロソフトの後悔がゲーム地図を変えていく

マイクロソフトがXbox用ゲームの供給源として中国のゲームスタジオへの投資を増やしている。マイクロソフトはかつてmiHoYoの原神に投資をしようとして失敗をした過去がある。マイクロソフトの中国投資により、ゲームの世界地図が書き換わる可能性が出てきて…

大企業を中心に導入が進むAI面接官。採用の可否もAIが判定をする時代に

求職者の多い大企業を中心にAI面接の導入が進んでいる。スマートフォン、PCなどでAIが出題する質問に回答をするというもので、その様子はカメラで撮影され、表情や行動が分析され採用の参考資料にするというものだと極目新聞が報じた。 AIが求職者の面接をす…

米国議会はTikTokの何を問題視したのか。張一鳴の発想とUGCの衝突

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 170が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、TikTokが抱える問題についてご紹介します。 3…