中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

知られざるミルクティーの故郷「平南県」。人口の20%以上がミルクティー関連に従事する町

ほとんどの人に知られていないミルクティーの故郷が平南県だ。1人の成功者が出たことで、ミルクティーの商売をする人が続出し、人口の20%以上がミルクティー関連に従事している。その町に、全国で成功した蜜雪氷城が出店したことにより、町の様子が一変した…

デジタル化はいつかやらなければならない負債。大学生が開いた麺屋が200店舗チェーンになれた理由は創業時からのデジタル化

大学生3人が開いた麺屋「遇見小面」は現在200店舗のチェーンに成長している。成長の理由は創業時からデジタル化を前提の設計を行なっていたことだ。デジタル化はいつかやらなければならない負債で、やるのであれば早ければ早いほどいいと金羊網が報じた。 大…

規模はローソンの6倍。中国のメガコンビニはなぜ大きくなれるのか?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 165が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、コンビニについてご紹介します。 日本人が中国…

人ごみを避けたい若い世代に広がる「逆張り旅行」と「ホテル旅行」。非観光地の高級ホテルが人気

新型コロナに対する不安が解消され、再び観光地の「人ごみ」が戻ってきている。それにともない、若い世代の間で、人が少なく静かな場所を観光する「逆張り旅行」、非観光地の高級ホテルを楽しむ「ホテル旅行」が広がっていると上游新聞が報じた。 若い世代に…

「TikTok爆速成長の秘密」資料

2月9日にオンラインセミナーを開催しました。 TikTok/抖音の成長の理由を、テクノロジーとクリエイティブの観点からご紹介しました。 たくさんの方に視聴いただき、誠にありがとうございました。 当日使用した資料を共有いたします。 Dropboxから自由にダウ…

深圳という大都市でドローン配送を可能にした美団の7つのテクノロジー

美団が深圳市でのドローンによるフードデリバリーを本格化させている。なぜ、美団体は深圳という大都市でドローン配送ができるのか。落下をした場合に被害は生じないのか。大都市でのドローン配送を可能にしたのは、7つのテクノロジー開発が必要だったとInfo…

メタバース空間の中で猫と遊ぶ。毛ざわりや舌のざらざら感まで再現する触覚フィードバックシステム

メタバース空間の中で猫と遊び、その手触り感を再現する触覚フィードバックシステムをテンセントRobotics Xラボと香港城市大学が共同で開発した。メタバースの中で猫と遊び、その毛ざわりや舌のざらざら感まで感じられるようになると量子位が報じた。 メタバ…

描いたのは人なのかAIなのか?生成AIが火をつけてしまった信頼への導火線

騰訊(タンシュン、テンセント)から配信されたモバイル、PCゲーム「白夜極光」のプロモーション用に作成された画像が、人ではなくAIが描いたのではないかと絵師とネット民の間で論争になっていると17171遊戯網が報じた。 ゲーム用プロモ画像が大炎上 「白夜…

お客さんは集めるのではなく育てる。米中で起きている私域流量とそのコミュニティーの育て方

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 164が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、私域コミュティーの育て方についてご紹介しま…

値上げが続く飲食の中で、喜茶と奈雪的茶が大胆な値下げ戦略。その結果は?

世界的なエネルギー価格、食材価格の高騰の中で、飲食チェーンの値上げが相次いでいる。その中で、喜茶と奈雪的茶の2つの中国茶ドリンクチェーンは大胆にも値下げに踏み切った。客数を回復し、地方都市での販売を拡大しようというものだ。しかし、かえって業…

遠回りで高い中国版新幹線はこれ以上いらない?それでも建設計画が進む「高鉄」

中国版新幹線「高鉄」の総延長は4.2万kmだが、7万kmまでの延伸計画が進んでいる。利用者の間では、近年の新路線は遠回りをすることが多く、飛行機よりも乗車料金が高いという不満も起き始めている。それでも高鉄の延伸計画は進められると百経観察が報じた。 …

ケンタッキーがエスプレッソを9.9元で発売。KFCはコーヒーでも覇権をとることができるか

中国の下沈市場=地方市場まで浸透している外資系飲食チェーンは、KFCが唯一の存在だ。マクドナルドも地方中核都市までの展開にとどまっている。そのKFCが9.9元でエスプレッソコーヒーの提供を始めている。コーヒーの地方浸透にとって大きなインパクトがある…

店舗数は日系コンビニの6倍、売上は3倍。地方展開しながら最先端サービスを提供する国内系コンビニ「美宜佳」

コンビニ店舗数2位の美宜佳は2.6万店を中国に展開し、地方都市にまで浸透している。しかし、やみくもに店舗を広げているわけではなく、デリバリーなどの先進的なサービスに素早く対応をすることで顧客を惹きつけていると瀚海観察が報じた。 日経コンビニとは…

全面黒字化を達成したフーマフレッシュ。次の成長戦略はアウトレット。訳あり商品を半額で販売

フーマフレッシュが黒字化を達成し、次の成長戦略としてフーマアウトレットの展開を始めた。過去、フーマは都市周辺部への進出にさまざまな業態を試行錯誤する時期が続き、ようやくアウトレットという「解」を発見したと市界観察が報じた。 訳あり商品を半額…

止まらない少子化により不安視される中国経済の行末。少子化をくいとめることは可能なのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 163が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の少子化にについてご紹介します。 昨年20…

長沙市発の茶顔悦色が南京市に初出店。5時間並ぶ盛況ぶりの成功の鍵は「本土化」

長沙市発の中国茶カフェ「茶顔悦色」が南京市に初出店し、大盛況となった。しかし、茶顔悦色は南京に出店する前に、丁寧に南京市民に挨拶をするかのような事前プロモーションを行なってきた。この本土化が成功の鍵になったと飲品界が報じた。 長沙市の茶顔悦…

欧米では無関心、東南アジアで盛り上がるTikTok Shopとライブコマース。ライブコマースが欧米で受け入れられない理由はウォルマート?

TikTokのEC機能「TikTok Shop」が東南アジアで始まり、ライブコマースの習慣が定着をしようとしている。ライブコマースは欧米では受けないが、対照的に東南アジアでは好評で、販売チャンネルのひとつとして定着しそうな見込みだと環球時報が報じた。 東南ア…

クイックコマース「ディンドン」が初めての黒字化。その原動力は「商品力」

黒字化がきわめて難しいと見られていたクイックコマースのビジネスで、ディンドンが2022年Q2に初の黒字化を達成した。その原動力となったのは、預制菜を中心とした商品力だったと時代在線が報じた。 クイックコマース「ディンドン」が黒字化を達成 クイック…

伝説の火鍋チェーン「海底撈」の業績が悪化。社恐族と呼ばれる若者たちは静かに食事を楽しみたい

海底撈の業績が悪化をしている。ひとつは値上げの影響だが、もうひとつは変態級接客と呼ばれる手厚いサービスが、若い世代に好まれなくなっていることがある。若い世代は少人数で静かに食事を楽しむ傾向が出ており、海底撈はコンセプトを変える必要に迫られ…

米国に先んじて火星に国旗を掲げた中国の宇宙計画。国旗を開くのに開発された新素材・形状記憶ポリマー

2021年5月、中国の火星探査機「天問1号」が火星に着陸をして、中国国旗を掲げた。国旗を開くのに、形状記憶ポリマーの詩素材が開発された。この形状記憶ポリマーは太陽電池の展開など、今後の宇宙計画にも大きく貢献すると金投網が報じた。 月の裏側を先に制…

Zoomイベントを開催します。バイトダンスのテクノロジーについて解説

2月9日午後6時から、Zoomでオンラインイベントを行います。 無料です! TikTok、抖音を急成長させたバイトダンスのテクノロジーについてご紹介します。 フォームから事前登録をお願いします。 『中華IT最新事情』を運営する牧野さん(@takemakino)に、TikTo…

中国の津々浦々に出店するケンタッキー・フライド・チキン。地方市場進出に必要なこととは?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 162が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)につい…

中国茶カフェの新たな拡散アイテム。オリジナルバッグとグッズ。改造DIYも人気となり、大きな宣伝効果

ブームが終焉して経営が厳しくなっている中国茶カフェが、新たな拡散アイテムを発見した。ショッピングバッグやグッズで、その写真がSNSにあげられることで、集客に貢献していると中国飲品快報が報じた。 マーケティングツールとして注目されるショッピング…

若者はスーパーには行かない。店舗からデリバリーヘ。食料品、日用品小売の業態転換が静かに進行中

若者のスーパー離れが目立つようになっている。コロナ禍をきっかけに、食料品、日用品は買いに行くものではなく、届けてもらうものになりつつある。小規模スーパーは、デリバリー専門のダークストアに転換するところも現れていると深燃財経が報じた。 買い物…

漢服はもはやコスプレではない。日常に広がり、2000億円市場に

漢服が日常に広がっている。数年前は一部のオタク愛好者のものだったが、一般の人に広がり、日常の外出着としても用いられるようになっている。低価格漢服も登場し、2021年には100億元市場になったと見られると南方週末が報じた。 一部の愛好品だった漢服が1…