中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アリババはテンセント帝国の臣下となるのか。アリババのサービスが続々とWeChatミニプログラム開設を申請

アリババのEC「淘宝網」のサブブランド「タオバオ特価版」がすでにテンセントのSNS「WeChat」のミニプログラム開設の申請をしていたが、さらにアリババの中古品売買プラットフォーム「閑魚」(シエンユー)もWeChatミニプログラム開設を申請をしていることが…

アリババはテンセントの軍門に降ったのか。 アリババのサービスがWeChatミニプログラムに続々対応。

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 074が発行になります。 今回は、微信小程序(WeChatミニプログラム)についてご紹介します。 というのは、WeChatミニプログラムに関して、EC…

素質は同じでも活躍できる人とできない人の違い。バイトダンス創業者、張一鳴が指摘する5つの特質

TikTokなどで知られるバイトダンスの創業者、張一鳴が武漢大学で講演を行った。その中で、素質の点では変わらないのに、活躍できる人とできない人がいる問題を論じた。活躍できる人には5つの特質があると張一鳴が指摘したと連鎖参謀官が報じた。 素質は同じ…

ライブコマース成功の方程式は、私域流量×コンテンツ消費時間で決まる。ゲームチェンジが起きたEC

快手、抖音のライブコマースが急成長をしている。快手は2018年から流通総額が4000倍になるなど、驚異的な成長ぶりを見せている。その鍵は、消費者の信頼を得て、リピート購入をしやすい私域流量にある。快手では、流通額を増やすための方程式も、伝統的なEC…

新小売の対応は簡単ではない。在庫管理で問題を起こし、苦しむワトソンズ

店舗の在庫を近隣地域に短時間配送する新小売手法は、多くの小売業で採用されている。しかし、従来の在庫管理システムは、「店頭在庫から出荷する」という状況を想定していないために、新小売に対応したシステムに改修をする必要がある。それを怠ると在庫管…

人工知能産業の80%を占める4つの経済圏と8つのAI先導区。中国の人工知能産業の体制

2021年2月に、北京など5都市にAI先導区の指定がされ、AI先導区は合計8カ所になった。この8つのAI先導区の人工知能産業の経済規模は全体の80.9%となり、中国の人工知能産業は、この8つのAI先導区がある8都市、その8都市が属する4つの経済圏が中心になって…

わずか3年で4000倍の成長。驚異的な伸びを見せるライブコマースの成功の鍵はCEOライブ

快手、抖音のライブコマースが驚異的な成長を見せている。快手のライブコマース流通総額は、わずか3年で4000倍にも成長した。その鍵になっているのが、消費者の信頼を集めやすい私域流量だ。商品や企業よりも、人に信頼を集め、高いリピート率を達成してい…

個人商店を系列化する社区団購。主要テック企業が資本を投下し、競争が過熱をする理由

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 073が発行になります。 今回は、社区団購(シャーチートワンゴウ)をご紹介します。 社区団購は、中国の主要テック企業が勢揃いをして市場シ…

デリバリー中に汁物があふれた!配送員が自腹を切るという大きな問題

すっかり日常生活の中に定着をしたフードデリバリー。しかし、配送中に汁物があふれるなど食品の破損が起きた場合、騎手が自腹を切って食品を買い直すか、顧客に賠償をして解決していることがほとんどだという。しかし、大きな衛生上の事故にもつながりかね…

勝率95%を超えるテンセント法務部「南山の必勝客」。節目となった「泡泡堂裁判」と「3Q大戦」

テンセントの法務部は、深圳市南山区人民法院で行われた裁判では勝率95%を超えている。現在500名を超える大きな部署になっている。その歴史は、2006年の泡泡堂裁判に遡ることができ、2010年の3Q大戦で、法務部が大幅強化されたと字母榜が報じた。 深圳では勝…

原神のヒットで変わり始める中国ゲーム業界。テンセント1強から戦国時代へ

中国のゲーム業界は、テンセントが図抜けて強く、それを網易が追いかけるという構図だった。しかし、独立系スタジオのmiHoYoの原神がヒットをし、独立系スタジオの活躍が目立つようになっている。独立系スタジオは最初から海外市場に目を向けるようになって…

利用料金の値上げが続くシェアリングサービス。価格が上昇する理由とは

シェアリング自転車、モバイルバッテリーなどの利用料金の値上げが続いている。利用者が減ってしまうのではないかと心配する声もあるが、サービス提供側から見ると価格の最適化を行っているにすぎないと解読網が報じた。 値上げが続くシェアリングサービス …

わずか9年でグローバル企業に成長したバイトダンスの17の小さなストーリー(下)

わずか9年で、北京の知春路のマンションからグローバル企業に成長したバイトダンスの公式アカウント「「字節范児」(バイトダンサー)が、創業9周年を記念して、17の小さなストーリーを公開している。 わずか9年で、マンションの一室からグローバル企業に 北…

中国の消費者保護はどうなっているのか。三包とテスラ問題、iPhone問題の関係

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 072が発行になります。 今回は、中国の消費者保護の問題を取り上げます。 2021年4月19日午後、上海で開催されたモーターショーで、マスクを…

わずか9年でグローバル企業に成長したバイトダンスの17の小さなストーリー(上)

わずか9年で、北京の知春路のマンションからグローバル企業に成長したバイトダンスの公式アカウント「「字節范児」(バイトダンサー)が、創業9周年を記念して、17の小さなストーリーを公開している。 わずか9年で、マンションの一室からグローバル企業に 北…

テンセントの平均年収1350万円。これは高いのか安いのか、ネットで話題に

テンセントの財務報告書が公開され、従業員の平均年収が約1350万円であることが明らかになった。ネットでは羨む声が多いが、意外にもテンセントの求人広告に掲示されている初任給はそれほど高くない。入社してからの業績次第で、大きく昇給するか、強制解雇…

一度始めたら辞められなく滴滴ドライバーの罠。あるドライバーの訴え

ニュースキュレーションサービス「今日頭条」を使って、ライドシェアサービス「滴滴」(ディーディー)の批判を3年にわたって行っている滴滴の運転手がいる。多くの人が「そんなに文句があるなら辞めればいいのに」と言うが、この運転手は、滴滴の運転手をい…

同じ商品でも、店舗よりもECで買う方が安い。その3つの理由

見た目はまったく同じ商品にしか見えないのに、ECでは店舗価格の半額程度で売られている商品がある。実は、パッケージは同じでも中身が異なっている商品があるのだ。ECの方が価格が安い理由には3つあると正商参閲が報じた。 同じ商品でもECの方が安くなる不…

QRコード決済を禁止するガソリンスタンドが拡大中。その理由は電磁波

浙江省海寧市を中心にQRコード決済を禁止するガソリンスタンドが拡大をしている。元々は「QRコード決済をしたら、ガソリンに引火をした」というデマの情報が流れ、海寧市検察院がこのデマを科学的に否定するために検証を行なった。その結果は意外なものだっ…

コロナ終息後にも定着した5つのトレンド。ライブコマース、社区団購、リモートワークなど

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 071が発行になります。 5月の連休前から、この1年を回顧する記事が中国メディアで目につくようになりました。コロナ以降のテックビジネスが…

タオバオ特価版の手紙形式の広告が話題に。SNSの拡散力を利用するために、WeChatペイ対応へ

タオバオ特価版が公開した拼多多との比較広告が話題になっている。しかし、この2つのECは、同じ領域で競争しているとはいうもののライバルとは呼べないほどの規模の開きがある。アリババには大規模SNSがないということが大きな弱みになっている。そのため、…

短期間で急成長した快手、TikTokのライブコマース。鍵は私域流量の集め方

快手、中国版TikTok「抖音」のライブコマースが短期間で急成長をしている。鍵になっているのが、以前から人気のあった網紅が、コンテンツ内容にそった商品を販売していることだ。これにより、私域流量(プライベートトラフィック)を集めることで、高いリピ…

アリババに巨額罰金。独占を防ぐことで、市場は停滞をするのか、それともさらに成長するのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 070が発行になります。 4月10日、中国国家市場監督管理総局(市場監管総局)が、アリババに対して、独禁法に触れる行為があったとして、182.…