中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

OPPO、vivoを生んだ歩歩高とその創業者段永平

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。明日、vol. 022が発行になります。 中国のスマホメーカー「OPPO」(オッポ)は、日本法人があり、さまざまなルートでスマートフォンを発売しています。し…

住宅価格が高騰する深圳市と東莞市。マンション投資に振り回されるファーウェイ社員

ファーウェイの本拠地である深圳市、研究施設がある隣接する東莞市は、住宅の価格がいまだに上がり続けている。ファーウェイのある社員は、マンション投資で利益を出そうとマンションを購入したが、政策などに振り回されて、利益を得るのは簡単ではなかった…

新型コロナ対策には人工知能。存在感を示した百度(下)

新型コロナの感染拡大期、百度は自社の持つ人工知能技術の多くを無償公開した。百度は中心事業を検索広告から人工知能にシフトしようとしているが、人工知能事業がなかなか育たず苦しんでいる。今回、国難に多くの人工知能テクノロジーを提供したことで、百…

新型コロナ対策には人工知能。存在感を示した百度(上)

新型コロナの感染拡大期、百度は自社の持つ人工知能技術の多くを無償公開した。百度は中心事業を検索広告から人工知能にシフトしようとしているが、人工知能事業がなかなか育たず苦しんでいる。今回、国難に多くの人工知能テクノロジーを提供したことで、百…

窓が大型ディスプレイに。北京地下鉄が試験運行するスマート列車

北京地下鉄6号線に、スマート列車が登場して話題になっている。透明な窓が駅侵入時に大型ディスプレイに変わる、画像解析が行える防犯カメラなどが搭載されている。3年から5年で、営業運行することを目指していると北京社区報が報じた。 地下鉄の窓がディス…

WeChatミニプログラムの開発コストは、アプリの1/2。ミニプログラムが主役になる時代が始まっている

WeChatミニプログラムが広がりを見せ、小売店などがモバイルオーダー、店舗ECなどを実現するタッチポイントとして、ウェブ、アプリからミニプログラムを利用する流れが強まっている。これまでのスマホはアプリ配信をしているアップルとグーグルの影響力が絶…

感染拡大で実戦投入された人工知能テクノロジーの数々

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 021が発行になります。 よく「中国の技術力は飛躍的に進んだ。日本はもうかなわない」と言う人と、「中国の技術力は見掛け倒し。日本にはま…

ベトナムのテンセント。東南アジアにも生まれるテックジャイアント「VNG」

21世紀になって、中国からBAT(百度、アリババ、テンセント)などのテック企業の成功例が登場して、東南アジアに刺激を与えている。東南アジア各国でもテック企業が創業し、ユニコーン企業が登場してきている。その中でも注目をされているのが、「ベトナムの…

フーマのダブル100計画。生鮮EC、新小売スーパーはミニ店舗多展開の競争へ

アリババの新小売スーパー「盒馬鮮生」のフォーマットが定まった。都心部は大型店のフーマフレッシュでカバーをし、郊外などを小型店のフーマminiでカバーしていくというものだ。2020年は、フーマフレッシュを100店舗、フーマminiを100店舗増やす「ダブル100…

「アンチEC」のワハハ創業者が74歳で初めてEC事業を手がけることに

中国最大の飲料メーカー「娃哈哈」を知らない中国人はいない。どのコンビニ、スーパーでも娃哈哈の飲料が販売されている。その創業者、宗慶后は、ECは実体経済に悪い影響を与えると批判し続けてきた。しかし、その娃哈哈がEC事業に乗り出すことになり、知乎…

配送崩壊を起こしていた生鮮ECと新小売。新規参入も相次ぎ、競争はさらに激化

新型コロナウイルスの感染拡大により、生鮮食料品を宅配してくれる生鮮EC、新小売スーパーの需要が急増をした。しかし、配送スタッフを補うことが難しく、どの生鮮EC、新小売スーパーとも配送遅延が常態化をした。需要が急増したことで、既存スーパーの生鮮E…

新型コロナ感染拡大で注目を浴びた11ののテクノロジー(下)

新型コロナウイルスの感染拡大で、中国はさまざまなテクノロジーを一気に投入した。位置情報から感染リスクを自動計算する感染コードも200都市以上で採用されている。投入されたテクノロジーはそれだけはなく、今後も新しい日常の中で定着をしていくものがた…

経済復活の鍵は「ライブEC」。感染拡大から広がる新たな販売手法

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 020が発行になります。 新型コロナウイルスの感染拡大で、中国社会は大きく変わるかもしれません。ワクチンも治療薬もない「ゼロデイ」パン…

新型コロナ感染拡大で注目を浴びた11のテクノロジー(上)

新型コロナウイルスの感染拡大で、中国はさまざまなテクノロジーを一気に投入した。位置情報から感染リスクを自動計算する感染コードも200都市以上で採用されている。投入されたテクノロジーはそれだけはなく、今後も新しい日常の中で定着をしていくものがた…

新型コロナ感染拡大期にネットで起きた6つの現象。定着が期待される「生鮮EC」「オンライン教育」「オンライン診療」「テレワーク」

Mob研究院は、新型コロナウイルスの感染拡大期にモバイルインターネットにどのような影響があったかを調査した報告書「2020疾病拡大期モバイルインターネットデータ洞察」を公開した。 感染拡大期にネットで起きた6つの現象 モバイルインターネットに起きた…

越境ECとライブEC促進策で、復活を狙う千年商都「広州」

中国四大都市の中で、広州は貿易都市だった。しかし、越境ECが発達するとともにその地位が脅かされている。広州市は、越境ECにも積極的に対応することで千年商都としての面目を保ってきた。そして、今、ライブECを促進する政策を始めて、次世代の千年商都と…

新規顧客を獲得しやすいWeChatミニプログラム。鍵は定着率の向上

新顧客を獲得しやすいということから、小売業が続々とWeChatミニプログラムを利用し始めている。しかし、ミニプログラムは定着させるのが難しい。そこで、クーポンや周期的な優待などを行って、定着率を高める工夫が始まっていると人人都是産品経理が報じた…

英語ができなくてもシリコンバレーで成功できる。中国人が米国で起業した「Zoom」

外出自粛などで、世界的に急速の脚光を浴びたZoom。このZoomの創業者は、エリック・ヤンという中国人だ。彼は英語もできないのに渡米をし、やはり中国人が創業したWebExに入社する。Zoomを創業してからも、中国人エンジニアを積極的に雇用した。米国の中の中…

生き残りを賭ける飲食業。鍵は「外売」(デリバリー)

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。明日、vol. 019が発行になります。 新型コロナウイルスの感染拡大で、最も打撃を受けたのは飲食店でした。外出ができないのですから、お客がこない。中国…

テンセントがECを運営しない理由。アリババとの深刻な対立

BATという言葉で、アリババと並び評されるテンセント。SNSとゲームが主力事業だが、ECビジネスは行っていない。しかし、WeChatなどをツールとして、ECを支援するビジネスは積極的に行っている。なぜ、テンセントは自分でECを運営せずに、人のECを支援するの…

ECが続々と取り入れるゲーミフィケーション消費とは何か?

各ECがミニゲームを続々と導入している。大きな特徴は、リアルと接続していることだ。例えば、ECを利用するとゲーム内のポイントなどが取得でき、それにより果樹を育てるゲーム。果樹が育つと、本物の果物が宅配されてくる。このようなゲームフィケーション…

ニューノーマル。終息後の新日常は、以前とどう変わるのか?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。明日、vol. 018が発行になります。 新型コロナウイルスの感染拡大により、世界のどの国も、ほぼすべての経済活動が停止をしましたが、今では、終息が見え…

前にはアリババ、後ろにはTik Tok。中年の危機を迎えているテンセント

中国のテック企業3強を表す言葉「BAT」。その一角のB(百度)の成長が止まり、BATから脱落をし、さらにT(テンセント)までその地位が怪しくなってきている。テンセントの業績が決して悪いわけではないが、伸び悩みを見せているため、異常な成長を続けるアリ…