中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

モバイル広告の主戦場は、テキストからショートムービーへ。都市から地方へ

モバイル広告市場のプレイヤーに変化が起きている。3強と呼ばれたBATの一角、百度が第2グループに後退し、Tik Tokのバイトダンスが第1グループに入ってきた。モバイル広告のメディアはテキストからショートムービーに、都市から地方に変化することで成長を続…

1億店が3億人の雇用。中国経済を下支えする街中の個人商店

浙江網商銀行とアリペイは共同で、「2019中国小店経済温度図譜」を公開した。これによる飲食店を中心とする個人商店は、全国に1億店があり、3億人の雇用を生み出している。中国経済の成長率を上回る成長をしており、中国経済の下支えをしていると中国新聞…

人工知能が詐欺電話をかけ、人間が騙される。全国で3600人が被害

人工知能が詐欺の電話をかけ、3600人が騙されるという事件が発生した。人工知能は、人と整合性のある会話をするため、騙されてしまうのだ。詐欺犯行グループも人工知能技術を活用する時代になったと銭江晩報が報じた。 女性の声でかかってきた詐欺電話 2019…

アリペイが生み出した新職業。従事者は700万人。ギグワークによる兼業が可能に

アリペイは、「アリペイ新職業報告」を公開した。アリペイが誕生して15年、40種類以上の新しい職業を生み出し、700万人近い人が従事している。その多くが、テレワーク、ギグワークに対応しており、別の本業を持っている人が、兼業として従事する例が増えてい…

メルマガvol.008を明日発行いたします

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 008が発行になります。 vol. 008の特集は、「新小売戦略の要となったフードデリバリー「外売」」です。 ウーラマ、美団などの外売サービスは…

中国を追いかけるインドのITサービス。起爆剤はスマホ決済

インドで、スマホを中心にしたITサービスが普及をしてきている。2019年、インドのネット利用者は6.27億人に達した。しかも1日平均4時間スマホからネットにアクセスし、スマホの利用回数は1日100回以上になる。また、一人平均で32個のアプリを入れている。 も…

アリペイ、WeChatペイを禁止する東南アジア。その理由は脱税

中国のスマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」を使用禁止にしているのは、ミャンマー、ベトナム、ネパールの3カ国。いずれも中国人旅行客の多い国だが、禁止の理由はそれぞれに違うと財兎新金融が報じた。 消費税脱税を問題視したミャンマー政府 ミャンマーの…

中国ゲーム企業が狙う日本市場。「荒野行動」「PUBG」の成功に続け

中国はすでに世界最大のゲーム市場になっているが、2017年頃からはっきりと頭打ち感が出ている。そのため、各ゲーム開発企業が海外進出を進めている。「海外のゲームをモバイル化」「オリジナルゲームで進出」「現地開発スタジオを設立」の3つの方法で海外…

中国のユニコーン企業量産時代が終わる。変化する投資家、起業家の意識

中国のユニコーン企業の増加数が鈍化をしている。2018年には増加数で初めて米国の後塵を拝した。企業が自社事業とのシナジー効果が得られる企業に投資をするようになり、起業家も上場できる状況になればさっさと上場するようになったことが要因だと中国新聞…

新型コロナウイルスで急速に進むテレワーク。アリババのDingTalkが6億ダウンロードを突破

アリババのグループウェア「釘釘」(ディンディン、DingTalk)が突如大量にダウンロードされ、在宅勤務、在宅学習などのテレワークが一気に普及をしている。ダウンロード数はすでに2億件を越え、3万カ所の公的機関、200万カ所の企業、40万カ所の学校で採用さ…

メルマガvol.007を明日発行いたします

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 007が発行になります。 vol. 007の特集は、「ミニプログラム活用で新規顧客を獲得する店舗小売」です。 ミニプログラムとは「アプリ内アプリ…

生鮮ECに出現した「631局面」。競争が終わるのか、それとも新展開の始まりか

調査会社Trustdataが公開した「2019年1-9月中国モバイルインターネット産業発展分析報告」で、生鮮ECの分野に「631局面」が初めて出現したことが明らかになったと中国新聞網が報じた。 シェアが固定化する「631局面」 631局面とは、シェアの比率が第1位と第…

アップルCEOが8歳の少年に誕生日メッセージ。注目されるプログラミング幼児教育

アップルのティム・クックCEOが、ウェイボーで8歳の少年に誕生日メッセージを送ったことが話題になっている。この少年は、5歳からプログラミングを始めていて、「小学生が教えるプログラミング」の動画を公開したことから、国内外で有名になっている。これが…

各分野で始まっている「5Gの応用」。69件の事例集

中国移動研究院は「5G典型応用事例集」を公表した。5G通信が各産業にとってどのような応用が可能であるかを解説しているばかりでなく、付録では69の事例集を紹介している。 5Gも最初は「少し早い4G」 5Gのメリットは、「高速」「多接続」「低遅延」の3つだ…

新型コロナウイルス肺炎専門病院に、24時間無人スーパーが開業。キーワードは「無接触」

わずか10日間で建設された新型肺炎専門病院に、24時間無人スーパーが開業した。アリババ傘下の企業がシステムを提供している。今回の新型肺炎流行で、「無接触小売」「無接触配送」という新しい言葉が生まれていると毎日経済新聞が報じた。 新型肺炎専門病院…

メルマガvol.006を明日発行いたします

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 006が発行になります。 vol. 006の特集は、「中国のEVシフトは成功なのか。それとも失敗なのか?」です。 中国は世界で最もEVシフト(電気自…

上場だけがゴールではない。あえて上場しない中国企業たち

ファーウェイが「あえて上場しない」企業であることは有名だ。上場することのメリットよりも、デメリットの方が大きいと判断をしている。ファーウェイだけでなく、中国には上場をしない老舗企業がいくつもある。その多くが、「スピード感」と「資金は自己調…

全国平均の5倍のEV普及率。人口390万人の地方都市がEVシフトに成功した理由

中国のEVシフトに急ブレーキがかかっている。2019年は、EV、PHEVの新エネルギー車の販売台数が初めての前年割れとなった。個人需要が思惑通りに伸びないことが原因だ。その中で、地方都市ながら、全国平均の5倍の普及率というEVシフトが進んでいる地方都市…

南京大学図書館が、利用カードをミニプログラム化。議論される図書館の役割分担

南京大学の図書館が、一般向けに開放されると中国江蘇網が報じた。しかし、大学生を中心にその是非が議論になっている。特に一般の人も書籍を借りられるという報道が流れたため、大学生たちから学習や研究に支障が出るという声が上がっている。 アリペイと合…

北朝鮮でも始まるスマホQRコード決済。現在はデビットカードが主流

北朝鮮で、QRコード決済が始まる。北朝鮮の総合雑誌「千里馬」10月号が報じたもので、北朝鮮もECなどの利用が盛んになり、キャッシュレス決済時代を迎えようとしていると観察者が報じた。 北朝鮮でも始まるQRコードスマホ決済 韓国の聯合ニュースは、北朝鮮…

スマホMAUが初めて減少。ネイティブアプリの時代は終わり、ミニプログラムの時代へ

QuestMobileが公開した「QuestMobile中国モバイルインターネット2019半期大報告」によると、中国モバイルネットのMAUが初めて減少に転じた。各モバイルサービスは、これに対応して、ネイティブアプリからミニプログラムへの移行を始めている。 モバイルネッ…

メルマガvol.005を明日発行いたします

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 005が発行になります。 vol. 005の特集は、「第2位のECに浮上した拼多多とは何ものか?」です。 中国のECサービスと言えば、Tmall+タオバオ…