中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

華南地区セブンイレブン1000店舗がアリペイ顔認証を全面導入

華南地区のセブンイレブンが、アリペイの顔認証ユニットを全面導入することを決めた。セブンイレブンでは、人件費の節約と消費者の関係強化に期待をし、アリペイ側では顔認証ユニット普及に弾みがつくことを期待していると零售老板内参が報じた。 実質無料で…

今さらながらに普及が始まった中国の自動販売機はマーケティング装置

中国でコンビニの24時間営業が厳しくなり、それを補うものとして自動販売機の普及が始まっている。しかし、販売よりもテストマーケティングに使うケースが多いとデジタル科技的星空が報じた。 コンビニの補完として注目されている自動販売機 中国でも人手不…

中国独自の衛星測位システム「北斗」が運用開始。GPSはもういらない

中国独自の衛星測位システム「北斗」(BeiDou navigation satellite System=BDS)が、全世界で測位できる能力を獲得し、運用を開始した。本来は2020年に予定されていたが、前倒しで、中国独自の測位システムが完成したことになると前沿哨所が報じた。 米国、…

電源不要で使えるスマートドアロック。取っ手を回して発電

指紋などで解錠できるスマートドアロックが売れているが、バッテリー切れになると解錠できなくなるという大きな問題があった。この問題を解決したドアロックが発売された。ドアを開ける時に取っ手を回すことで発電されるというもだとCNMOが報じた。 普及する…

登下校を自動記録するスマート制服。国内外でプライバシー議論

貴州省、広西省の11の小中学校でスマート制服が採用され、登下校時に校門を通過したことが自動記録されている。電子タグを利用したものだが、これが「トラッキングチップ入りの制服」と報道され、プライバシー議論が起きていると貴州都市報が報じた。 スマー…

スマホ決済「アリペイ」の盲点。137人が合計で1300万円の被害

スマホ決済「アリペイ」に思わぬ盲点があり、紐づけている銀行口座から残高を勝手に転送される事件が起きた。被害者は判明しているだけで137名、被害総額は87万元(約1300万円)に達していると大河網が報じた。 突然、銀行口座から170万円が消える 河南省焦…

5G通信を利用して、救急車内でICUレベルの治療を。遅延のない映像で医師団がアドバイス

中国科学技術大学付属第一病院(安徽省立病院)は、5G通信技術を使って、救急車を移動ICUに改造したと発表した。音声と映像をリアルタイムでリンクし、高品位映像、医療機器データ、電子カルテなどのデータを移動しながら病院とやりとりできる。 移動体でも…

観光地の入園に顔認証。顔パス観光地は全国で270カ所以上

中国の主だった観光地270カ所以上で、顔認証入園を導入している。人件費の節約、混雑解消、園内の治安維持、クーポン配信による消費刺激などさまざまなメリットがあると快点秀科技が報じた。 観光地に入る身分証明に顔認証が導入 中国の天安門や九寨溝、烏鎮…

中国でいちばん儲けていない「ジャック・マーの銀行」。称賛の声が続々

アリババ系列のネット銀行「浙江網商銀行」の2018年の利益は、主だった銀行の中で図抜けて低い6.7億元だった。しかし、この儲けていない「ジャック・マーの銀行」に市民から称賛の声があがっていると創業投資家が報じた。 各銀行の中で最低の利益だった「ジ…

弾幕動画共有サイト「ビリビリ」で独学する若者が急増中

アニメの違法共有、萌え、サブカル系の動画が多く共有されている「ビリビリ」のユーザー意識が変わりつつある。学習系の動画が増え、人工知能や受験、資格試験のための独学に使う人が増えていると央視新聞が報じた。 ナスダックに上場した弾幕動画「ビリビリ…

Forever 21が中国市場から撤退。通用しなくなるファストファッション

2019年4月にファストファッションブランド「Forever 21」が中国から完全撤退をした。その理由はForever 21の戦略的な失敗にもあるが、ファストファッションという「早く買い、早く捨てる」という考え方から、消費者が離れ始めていることもあると華商韜略が報…

小銭がなくて地下鉄に乗れない? キャッシュレス時代の歪みが起きている北京地下鉄

北京地下鉄の駅で、小銭がなくて困っている人が続出しているという不思議な現象が起きている。なぜこのキャッシュレス時代に小銭が必要なのか。複雑になる公共交通の決済方式に歪みが起きていると北京日報が報じた。 便利な交通カードは他の都市では使えない…

スマホ決済が急速に普及する東南アジア。約8割がキャッシュレス決済の利用経験あり

VISAが「デジタル消費者の勃興」と題したレポートを公開した。東南アジア各国では、スマホ決済の利用経験者が8割に登っているという。その理由は銀行口座がまだ普及をしていないことと、ライドシェア、フードデリバリーなどのオンデマンド経済が日常的なも…

小米がテレビシェアのトップに。音声で操作ができるスマートテレビがヒット中

小米の「小米電視4」がヒット商品になり、小米がテレビシェアランキングを独走している。その理由は、音声でほとんどの操作ができるスマートテレビであるからだと科技小解が報じた。 中国テレビ市場でトップに躍り出た小米 「4Kテレビ」という新しいセールス…

交通違反を見かけたら、スマホで即通報。最高100元の報奨金

2019年5月から天津市で「天津市文明行為促進条例」が施行されている。これに合わせて交通違反のスマホ通報を奨励したところ、わずか2日で8種類の違反で合計1775件以上の通報があったと人民日報が報じた。 わずか2日かで1775件の通報が 天津市では、「天津…

地下鉄改札で起きているQRコード渋滞。ようやくNFCに向かい始める中国

地下鉄のラッシュ時に改札で渋滞が起きる現象が起きているという。改札前まできてから、スマホを取り出し、アプリを起動し、QRコードを表示するという人が多いからだ。普及し始めたNFCスマホ決済に移行する人が増えていると科技小解が報じた。 チャージが面…

歩きスマホはもう古い。中国に現れた歩きプロジェクターをする人たち

中国のテクノロジーを海外に紹介するマシュー・ブレナン氏のツイートが話題を呼んでいる。それは、夜スマホプロジェクターを地面に投影し、歩きながら動画を楽しんでいる人たちを撮影したものだ。ネット民からは意外に楽しいよという声が上がっていると3DMGa…

読みたい本を出前します。南京市図書館が始めた本の出前サービス

南京市の9つの図書館が貸し出す本の出前を始めている。オンラインカタログで注文をすれば、自宅まで届けくれるものだ。南京市はクラウド図書館の実現を目指していると江蘇公共ニュース番組「新聞360」が報じた。 図書館の本を出前してくれる「書服到家」サ…

ポストスマホの大本命か。ヌビアのリスト型スマホ「アルファ」が話題に

ポストスマホの本命となるか。腕時計型スマホ「アルファ」は電話、カメラも搭載され、音楽の再生もできる。「これ1台あればスマホはいらない」と話題になっていると、中関村オンラインが報じた。 電話もできる腕時計型スマホ「アルファ」 スマホの次のデバ…

眠りこけている間に顔認証されて、17万円が盗まれる

相部屋方式の寮で寝ている間に、同室の仲間に顔認証ロック解除され、WeChatペイの資金を1万元盗まれるという事件が起きたと毎日経済新聞が報じた。 寝ている間に顔認証ロック解除される 2017年9月、中国で初めて顔認証でロック解除、パスワード入力をするス…