中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

苦境に立つライドシェア「滴滴出行」。弱り目に新規参入続々

中国で、ウーバーをも吸収したライドシェア「滴滴出行」が苦境に立たされている。ライドシェアで痛ましい事件が続き、ライドシェアサービスは現在停止中。そこに続々と大型の新規参入が続いている。ライドシェア市場は再び競争のフェーズに入るのではないか…

最後はタダになる究極のダイナミックプライシング。急成長する豚肉チェーン「銭大媽」

2012年に広東省東莞市で開業した豚肉専門店「銭大媽」(チエンダーマー)が急成長をし、昨年9月に11都市1000店舗のチェーンとなった。その秘密は「宵越しの肉は売らない」という販売方針と、30分ごとに割引率が上がり、最後にはタダになるダイナミックプラ…

指紋認証、顔認証の次は骨伝導声紋認証?

ロック解除や決済時に必要なパスワード入力は、現在、ほとんど使われなくなり、指紋認証や顔認証になっている。しかし、いずれの方法も一長一短があり、決定版とも言えない。その状況の中で、ファーウェイは骨伝導声紋認証という新しい方式をMate 20 Proに搭…

北京の市営マンションが顔認証を採用。住民の安全だけではない、その目的

北京市の公共住宅が顔認証ゲートを導入し始めている。外部の人間が簡単に出入りできないため、住民の安全を確保できるが、もうひとつの目的は、契約者以外に又貸しするなどの不正を防止することであると新華網が報じた。 すべての公共住宅で顔認証ゲートを導…

成功の鍵はコスト圧縮。失敗の原因もコスト圧縮。シェアリング自転車ofo

シェアリング自転車という新しいビジネスを生んだofoが経営危機にあえいでいる。ofoは徹底したコスト圧縮戦略で、奇跡とも呼べる急成長をした。しかし、成長した今、コスト圧縮が大きな足かせとなって経営が危うくなっていると沐足匯が報じた。 「経営悪化→…

800以上のスタートアップが生まれている「アリババ・マフィア」

中国のIT企業アリババは、社員がスピンアウトをして起業することが多い。有名なところではライドシェアの「滴滴出行」の創業者、程維(チャン・ウェイ)が元アリババの社員だ。このようなアリババ出身者のスタートアップはすでに800社を超え、アリババの事業…

中国人の旅行が変わった10のこと

中国の改革開放政策が始まって、今年は41年目になる。そのため、昨年から「改革解放の40年間を振り返る」企画が相次いでいる。旅行サイト携程(CTRIP、シートリップ)は、「改革開放40年。変わる中国人の10大旅行方式」というレポートを発表したと中国新聞網…

顔認証搭載のAI観光バスが上海に登場。AIが通訳も

12月18日、百度(バイドゥ)と上海新高度旅遊が、世界初となる人工知能観光バスの試験運行を始めた。顔認証で乗車できるだけでなく、主要言語の翻訳機能、観光関連の音声による問い合わせに答える機能などがあると環球網が報じた。 顔パスで乗れるAI観光バス…

3分リストラ。30歳以上の履歴書はゴミ箱直行。人材調整が始まったIT企業

中国IT企業のリストラが始まっている。実際の業績は数字に表れるほど悪化はしてなく、リストラ人数も大きくはないが、組織改編などがあると、それがSNSを通じて「大規模リストラ」の噂につながっている。実際の採用状況よりも、企業と求職者が過敏な状態にな…

行列をリピーターに転換する。中国茶カフェ「喜茶」のスマホ注文活用

中国で「行列ができるカフェ」として人気の「喜茶」(HEY TEA、ヘイティー)がWeChatミニプラグラム「喜茶GO」をリリースした。このミニプログラムを使うと、スマホから注文、決済することができ、行列に並ぶことなくドリンクを購入できる。喜茶は行列を戦略…

バスに乗ると、卵がもらえるキャンペーンで、500万人が卵をゲット

スマホ決済「アリペイ」は、アリペイを使ってバスに乗車すると0.01元で乗ることができ、さらに卵がもらえるというキャンペーンを実施した。低炭素社会をアピールするユニークなキャンペーンで、500万人の人が卵を手に入れたと南京潮生活が報じた。 クーポン…

夜空が広告スペース。進化するドローンダンシング広告

ファーウェイが新機種nova 4のプロモーションで、湖南省長沙市を流れる湘江の上空で、200台以上ものLEDつきドローンを使って、ドローンダンシング広告を行った。全体が回転するなど、ドローンの自律飛行技術も進み、大きな話題になったとIT之家が報じた。 ス…

中国で横行する課金返金詐欺に悩まされるアップル

中国でアップルのiPhoneなどのiOSデバイスゲームで、代理返金ビジネスが問題になっている。ECサイト「タオバオ」、SNS「WeChat」で客を募り、客に変わってゲーム課金をアップルから返金させる。その10%から40%を手数料として受け取るというビジネスだ。ア…

サービスを発明した「ウーラマ」は、後発の美団になぜ負けたのか?(下)

前回では、外売サービスを始めたイノベーターであるウーラマが、後発の美団に追い抜かれたことを紹介した。では、美団はどうやってウーラマを追い抜いたのだろうか。そのポイントとなったのが、レストラン口コミサイトとの連携だった。携景網が解説した。 外…

サービスを発明した「ウーラマ」は、後発の美団になぜ負けたのか?(上)

中国で普及している外売サービス。どこのレストランの料理でも宅配してくれる買い物代行サービスだ。このビジネスを創造したのは、ウーラマの張旭豪だが、現在市場を支配しているのは後発の美団だ。なぜ、ウーラマは後発の美団に抜かれてしまったのか。その…

アリババとテンセントが激突するカフェ戦争

2018年は、中国のカフェ界に激震が走った。ラッキンコーヒー(luckin coffee)が、創業わずか1年で2000店舗を超え、スターバックスに次ぐ第2位のコーヒーチェーンとなった。スターバックスがアリババと提携をしたことにより、ラッキンコーヒーはテンセント…

中国IT企業は残業代を支払っているのか?

中国のIT企業では残業は当たり前の話。しかし、一応ながら労働基準法に相当する法律があり、残業代は支払わなければならない。一体、中国IT企業は残業代を支払っているのだろうか?テンセント、アリババ、百度、ファーウェイの4社について、残業手当がどうな…

アリペイのお年玉機能で、白菜を3時間で売り切る男

アリペイの紅包(ホンバオ)=お年玉機能を賢く利用して、白菜を3時間で売り切った男が話題になっている。ネットでは「それは気づかなかった!」と絶賛の声が上がっていると観察者が報じた。 お年玉くじ感覚の送金機能「紅包」 中国スマホ決済「アリペイ」「…

現金拒否の商店も。20代の半数以上が現金を持たない無現金社会

スマホ決済が進む中国では、現金を持たずに外出をするという人が増えている。ところが、今度は「現金の支払いを拒否する」店が現れ始め、現金派が不便をすることになっていると財看見が報じた。 現金支払いを拒否する店 中国の2大スマホ決済は「アリペイ」(…