中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ギグエコノミーに苦しむライドシェア運転手

中国ライドシェア滴滴出行のドライバーが減少し始めている。仕事がキツイのに報酬が上がらないというのが原因だ。以前、月に1万元(約17万円)を稼いでいた優秀ドライバーが滴滴出行をやめた。そのドライバーを天天快報が取材した。 ライドシェアはギグエコ…

アフリカで普及するアリペイベースのスマホ決済「ザッパー」

電子決済が進んでいるのは、中国、韓国、北欧諸国だが、アフリカも電子決済が急速に進んでいる。最も多く使われているのは、QRコード方式のスマートフォン決済「ザッパー」で、これはアリペイがベースになり開発されたもの。このような現地ブランドの形でア…

学食で勃発したアリペイvsプリペカード戦争

中国でも決済手数料を取る古い仕組みの電子マネーが学校や病院などに導入されている。しかし、決済手数料不要のQRコード方式スマートフォン決済「アリペイ」「WeChatペイ」への置き換えが始まっている。ある学食で、旧電子マネーへの反乱が起きたと明陽デジ…

「5年後、誰もスマホを使わなくなっている」byジャック・マー

アリババが、アリペイエアーと呼ばれる新しいテクノロジーのデモ映像を公開した。小さなプロジェクターで手の平に映像が投影できるというもので、これと生体認証を組み合わせると、スマートフォンがなくても生活ができるようになる。5年後、誰もスマホを使…

わずか20年で2回もガラガラポンが起きた成都のスーパー業界

人類史上、これだけ短い時間の間に劇的な変化をしたというのは、中国の小売業以外にないだろう。わずか20年前には、個人商店と公設市場ぐらいしかなかったのに、今や成都市はスーパーの激戦区だ。しかも、20年の間にプレイヤーの総入れ替えが2回も起きてい…

海外で苦戦。限界が見えてきた中国スマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」

中国では決済手段の主流となっているQRコードスマホ決済「アリペイ」「WeChatペイ」。しかし、国内での成長が頭打ちになりつつあり、出口を海外に求めているが、その海外での普及率が上がらない。原因は、現地の決済習慣を変えることの難しさだと鉄媒体が報…

宅配企業「順豊」が無人飛行機の運行免許を取得。宅配は無人配送へ

宅配企業「順豊」が中国で初めて無人飛行機の運行免許を取得した。順豊は、2012年から構想していた航空機による物流全国ネットを構築して、全国どこでも36時間以内配送を実現することになると人民日報が報じた。 tamakino.hatenablog.com tamakino.hatenablo…

大型郊外店から都心小型店へ。中国ウォルマートの戦略が変わった

中国市場で、都市郊外に大型店舗を展開していたウォルマートが、都心に小型店を出す戦略転換を始めた。ECサイト、無人コンビニの台頭、人々の都心回帰などで、大型郊外店の経営が苦しくなっているからだ。カルフールや国内系「永輝」も同様の戦略をとってい…

創業100年のパナソニックが、中国市場で品質問題危機

中国でパナソニックが製造したテレビ1.5万台のリコールが実施された。パナソニックは世界中でリコールが続いており、中国でのブランドイメージは低下の一途をたどっていると証券日報が報じた。 中国で1.5万台のテレビをリコール 中国国家品質検査総局は、中…

貴重なマオタイ酒は、ロボットとドローンが守る。農産加工メーカーにもIT革命の波

大手ECサイト「京東」と貴州茅台集団は、業務提携を行い、マオタイ酒業務のIT化に着手する。人工知能を導入して、醸造まで自動化することを視野に入れている。その手始めとして、酒蔵を監視する巡回ロボットと監視ドローンが稼働を始めたと京東黒板報が報じ…

年に5億円を稼ぐ32歳女性インフルエンサー「タオバオ達人」

タオバオが発表したタオバオ達人のランキング。商品を紹介するライブ番組を放送し、売れた商品の手数料をもらうアフィリエイターだ。トップは32歳の女性で、年収は5億円を超えると猟雲網が報じた。 粗悪品が多い中国でECサイトが成長する理由 以前ほどでは…

電子化された障害者手帳。必要な機能をオールインワン。

北京市は障害者に発行している身分証を電子化する。単なる電子身分証ではなく、交通カード、銀行カード、デビットカードなど複数の機能をオールインワンにまとめたものになると今日頭条が報じた。 日本とは異なる中国の福祉に対する考え方 中国に福祉に対す…

中国IT企業経営者は全員がショートスリーパーだった

中国IT企業の忙しいトップたちは、毎日何時間寝ているのか。ネットワーカーたちが情報を集めてみたら、軒並みショートスリーパーであることがわかって、話題になっていると今日頭条が報じた。 シャオミー雷軍は4時間睡眠 誰もが一度は考えたことがある「寝…

杭州市で目撃された謎の無人カートの正体

3月になって杭州市で謎の無人カートが公道を走行しているところが目撃され、ネットで大きな話題となっている。これは、菜鳥物流が開発した無人配送車の公道試験だったと新智駕が報じた。 杭州市で目撃された謎の無人カート 3月頃から、杭州市で、無人の小さ…

アリババの社員はなぜ毎日喜んで残業するのか

アリババの社員がモーレツに働くというのは中国では誰でも知っている有名な話だが、その実態がどの程度のものであるのかはあまり知られていない。アリババ社員はどのくらい残業するのか、あるいはどのくらいの残業を強制されているのか。祥懿科技が報じた。 …

中国で広がるデポジット不要の動き

シェアリング自転車を利用するとき、ホテルに宿泊する時などは、あらかじめ一定額のデポジット料金を支払う必要がある。しかし、返金トラブルが相次ぎ、消費拡大の障害にもなっていることから、デポジット制度廃止の動きが広がっている。それを可能にしてい…

車をロボットが収納していくスマート駐車場

駐車場不足に悩む中国で、ロボットを使ったスマート駐車場ビジネスが興り始めている。既存の駐車場よりも運営コストが低く、駐車容量は最大40%もアップすることができると杭州網が報じた。 駐車場不足に悩む中国の大都市 次々と奇想天外なビジネスが誕生し…

手数料ゼロでも利益が出るアリペイの秘密

日本の電子決済と異なり、中国のQRコードスマートフォン決済「アリペイ」「WeChatペイ」は、加盟店手数料などが原則不要だ。それでなぜ利益を上げられるのか。今日頭条が報じた。。 踏んだり蹴ったりの電子決済 日本で電子決済が広まらない理由。それは手数…

大都市の女性は、地下鉄よりもライドシェアが好き

調査会社「極光」は、ライドシェアのアプリ利用履歴統計をまとめた「網約車App研究報告」を公開した。これによると、ライドシェアがすでに生活の中に溶け込んでいることが明らかとなった。特に大都市の女性によく利用されている。 スマホで呼ぶライドシェア…

30分配送もする中国の無人コンビニ「ゴリラコンビニ」

セルフで商品を取り、スマホ決済をする無人商品棚。そのスタートアップのひとつであるゴリラコンビニが、店舗展開だけでなく、30分配送も始めた。これが今までになかったコンビニ体験になっていると商業評論が報じた。 競争が激しくなるコンビニ市場 中国の…