中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

レールがない公道を走る次世代路面電車「スマートレール」

レールがない公道を、仮想レール上を走行する「スマートレール」の試験車両が、湖南省株洲市で公開された。レールの敷設が必要なく、低コスト、短期間で路面電車を走らせることができる。2018年の営業運行に向けて、着々と試験走行が行われていると中国新聞…

中国で増殖する“ウェアラブル”なQRコード

中国のスマホ決済の主流となっているのがQRコード方式。QRコードは決済だけでなく、さまざまな目的で使われている。あるレストランで、このQRコードを巡って、来店客とトラブルになったと環球網が報じた。 レストランのチップもスマホ決済 中国でのアリペイ…

人工知能が描く萌えキャラ。盗作なのか、創造なのか?で話題沸騰

上海市復旦大学の学生6人が開設したサイトMakeGirls.moeが話題を呼んでいる。二次元萌え美少女キャラを自動生成してくれるというもので、人工知能技術のひとつであるDCGANモデルが使われている。これは与えられたデータ群を学習して、そっくりのデータ群を…

中国スマホ決済「アリペイ」が、2018年春に日本上陸。普及するか無視されるか

中国で圧倒的なシェアを誇るスマホ決済、アリペイ(アリババ)が、2018年春に、日本に本格上陸をすることになった。訪日中国人観光客用ではなく、日本人が日本国内で利用できるアリペイになる。3年で1000万人のユーザー獲得を目指すと中新経緯が報じた。 中…

中国宅配スタッフのあまりにも厳しすぎる現実

中国では、ECサイト「京東」と宅配企業「順豊」が、協働して、ドローンによる無人宅配システムに転換していくことを表明した。日本人にとって、ドローンによる宅配というのはやや突飛すぎる印象を持ってしまうかもしれない。しかし、中国宅配の厳しい現実を…

無人コンビニは、家族経営の小規模コンビニから広がっていく

中国のテック好きの人々に衝撃をもたらしたアリババの無人スーパー。あるいは無人コンビニBingoboxと、中国では今、無人スーパー、無人コンビニのスタートアップが続々と生まれている。アリババの無人スーパーにTakeGo技術を提供した深蘭科技も、独自に無人…

地震予知に挑むベンチャー。九寨溝地震で71秒前の警報発令に成功

2017年8月8日午後9時18分。マグニチュード7.0の九寨溝地震が発生し、25人の死者と525人の負傷者がでた。ところが、この九寨溝地震を71秒に予知をし、各市に警報を発していたベンチャーがあった。この成都高新減災研究所は、過去38回の地震で、事前警報を発す…

中国のエンジニアが選ぶ、美しすぎる女性エンジニアランキング

どの国の男性でも大好きなのが「美しすぎる◯◯ランキング」。雑誌を見ても「美しすぎる女性アスリート」「美しすぎる女性秘書」「美しすぎる女性広報」などの特集記事が毎月のようにある。それは中国でも同じ。ある中国人エンジニアが投稿した「美しすぎる女…

買い物カートをレジにしちゃえば?大胆な発想で、レジなしスーパーを実現

現在「レジなし」を実現できているのは、Amazon Go(ただし本社内の試験営業)とアリババ無人販売所(杭州市で開業)、深蘭科技のTakeGo(上海市で開業)などだ。いずれもそれなりの規模のITシステムが必要となる。ところが、普通のスーパーでもすぐに「レジ…

台湾で、無人運転バスが公道を走った。来年早々には営業運行も

台湾台北市で、無人運転バスの走行試験が始まっている。公道を利用し、抽選で選ばれた一般乗客を乗せるという実戦的なもので、トラブルはなく、試験は成功だった。さらなる試験運行を重ね、年内にはすべての試験を完了し、早ければ来年にも営業運行する計画…

凋落するアップルブランド。中国人の「iPhone離れ」の原因は

昨年から中国でのアップルブランドの凋落が激しい。売上も、北米では復調し、世界全体でも堅調に推移しているのに、中国地域の落ち込みだけが目立つ。なぜ、中国ではアップル製品が売れなくなっているのか。新浪科技を始めとした各メディアがその理由を分析…

防犯カメラがない無人コンビニ。万引き0件のその理由は

中国では無人コンビニ、無人スーパーの開設が相次いでいる。無人店舗の場合、いかに万引きなどの悪意を排除するかが運営の鍵になる。しかし、重慶に開設された一七閃店は、出店を半公共空間に限定することで、防犯コストをかけずに、無人店舗ビジネスを軌道…

中国の宅配件数は300億件を突破。ドローンによる無人配送時代へ

日本でも宅配業務が限界に達していると問題になっているが、中国はすでに限界値を突破してさまざまな問題が発生している。ECサイト大手「京東」と宅配大手「順豊」は、協働して、無人宅配時代への転換を図るという宣言をしたと亜洲週刊雑誌が報じた。 世界の…

中国各地に続々と出現した「謎のシェア硬貨」。誰が、何のために?と大きな話題に

街頭に、数百枚の硬貨を入れた箱が置かれる謎の現象が、中国各地に飛び火をし、少なくとも数十の街で硬貨の箱が出現して、話題になっている。「必要な方は自由にお持ちください」と書いてあることから、「シェアリング硬貨だ」という声も上がっていると大連…

海老料理を出す本屋さん。北京のITエンジニアの間で大人気に

北京で、「書香門」(シューシャンメン)という書店が話題になっている。会員制書店で、テーブルやソファがあり、店内では本を読み放題。気に入った本は買うことができる。さらに、コーヒーなどの飲み物も販売されているだけでなく、本格的な海老料理やアワ…

銀聯カードの時代は終わるのか。スマホ決済の最終決戦が始まった

アリペイ、WeChatペイの登場で、あっという間に中国の電子決済の主流になったQRコード方式。デビットカードで一時は主役になった銀聯カードは急速にシェアを落としているが、ここにきて、銀聯もQRコード方式のスマホ決済に対応して巻き返しを狙っている。ス…

中国ApplePayの5億円規模の大キャンペーンは完全不発に終わる

中国ApplePayが5億円を投じた夏の大キャンペーンは、期間中は盛況だったものの、終わってみたら、ApplePay利用者増加にほとんど寄与していない大失敗だったのではないかと、北京商報、鳳凰科技など複数のメディアが報じた。 半額、ポイント50倍のアップルぶ…

中国がバスの乗車賃を急いで電子化する本当の理由

雲南省麗江市は、街中を清らかな運河が流れる美しい街だ。少数民族が多く、トンパ文字の発祥地でもある。その小さな街のバスも、スマホ決済に対応を始めた。その理由は、偽札、偽硬貨の分別に大きな手間がかかっているからだと麗江網が報じた。 ▲世界で最も…

中国が世界で最初に通貨発行を停止する可能性

中国で急激に進展するスマホ決済。大都市ではスマホ決済に対応していない店舗、サービスを探す方が難しくなっている。露天のスイカ売りですら、QRコードを印刷した紙をぶら下げ、スマホ決済に対応している。中国の市場調査会社iResearchが、中国が世界で最初…

「ダンナ休憩カプセル」が上海のショッピングモールに出現

上海のショッピングモールにダンナ休憩カプセルが登場して話題を呼んでいる。高速鉄道のグリーン車のシートを使い、Wi-Fiも完備し、ゲーム機も用意されている。スタートアップ「等爾吧」が試験運用したものだが、今後、広く展開できるのかどうか注目されてい…

顔認識技術で、信号無視の歩行者を個人特定し、顔も晒します。中国各都市に設置された顔認識交通システムに大きな議論

中国各都市に設置され始めた交通監視システムが大きな議論になっている。歩行者信号を無視して横断した歩行者の写真を撮影し、顔認識により、名前、住所、勤務先を特定する。監視が厳しい中国社会であっても、さすがにプライバシーの侵害ではないかと大きな…

バス料金はNFCからQRコードに転換。流れが変わった中国の交通決済

中国で市民に最も身近な都市交通であるバスの乗車賃は、以前から交通カード(NFC)による支払いが進んでいた。しかし、中国交通部(日本の国土交通省に相当)は、QRコード支払いを推進することに方針を転換し、すでに多くの都市で、スマートフォンのQRコード…