中国で普及した外売サービス。既存の飲食店の料理がスマホアプリで注文することができ、自宅まで運んでくれるサービスだ。同じサービスがインドでも普及し始めている。その中で、Zomatoのサービス都市が100都市を超え、頭ひとつ抜けだしてきたと財経時報が報じた。
インドでも普及をする外売サービス
中国で普及をした外売サービス。いわゆる出前だが、特定のレストラン専用ではなく、ほとんどのレストラン、ファストフード、カフェなどに対応をしているため、一気に普及をした。
この外売サービスが成立をするには、配達員の人件費が低く抑えられることと、都市密度が高く配送効率を高くできることの2つの条件が必要になる。中国以外にこの条件を満たすのはインドだ。インドでは、Swiggy、Zomato、Tiny Owl、Foodpandaなどのフードテックスタートアップが登場し、競い合っている。
▲Zomatoの配達員たち。スクーターで配送するのは中国と同じ。アリババ系の投資を得て、サービスを拡大している。
アリババ資本で100都市を突破するZomato
その中で、Zomatoが頭ひとつ抜け始めた。外売サービスでは、Swiggyが国際的なベンチャーキャピタルからの投資を受けて、業界をリードしていたが、2008年に創業していたものの劣勢に立たされたZomatoはアリババ資本に頼った。こ2018年2月にアリババから1.5億ドル(約166億円)の融資を受け、さらに10月にはアリババ系列のアントフィアンシャルから2.1億ドル(約233億円)の投資を受けた。
この資金で、Zomatoはインド30都市に新たにサービスを拡大する計画を進め、インドで初めての100都市でサービスを展開する外売企業となる。企業価値は11億ドルから20億ドルに上昇すると見られ、アントフィナンシャルの持ち株比率は10%となり、最大の株主となる。
▲Zomatoの配達員。インドの街中では、この赤い制服を着た配達員を見かけるようになっている。
インドではタクシー配車と外売の競争が激化
現在、Zomatoはインド93都市でサービスを提供し、7.5万件のレストランの出前を取り扱っている。また、海外展開も24カ国140万軒となり、毎月5000万件の利用がある。
インドの外売サービスは激化している。グローバルブランドであるGoogleもGoogle Areoをムンバイとバンガロールで、Uber Eatsもムンバイでサービスをスタートしている。
インドでは、まだオンラインサービスが発展途上中であり、現在目立っているのはタクシー配車と外売で、この2分野が急成長をしている。市場そのものは大きいだけに、米国系の投資を受けるSwiggyと中国系の投資を受けるZomatoが今後も激しい競争をすると見られている。
▲ZomatoのライバルであるSwiggy。Zomatoに先に100都市展開をされたため、今後何らかの対抗策をとっていくものと思われる。
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